フライパンでチーズ!
外で食べるチーズトーストは割と薄いものが多いと思っていたけれど、自宅でやればあらゆる厚さを作ることができる。しかも、作り方は簡単。そもそも私は厚切りの食パンが好きなので、かなり満足。ただどれも美味しいから、その日の気分ということにはなるけれど。
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チーズトーストというものがある。食パンにチーズを乗せて焼いたものだ。トロけたチーズが食パンに乗ったものと、カリカリのチーズが食パンの表面にある2パターンがあると思う。
この記事では後者のカリカリのチーズトーストについて記す。それはなぜか、簡単に作ることができて美味しいからだ。フライパンで簡単に作れてしまう。最強のチーズトーストと言っても問題ないだろう。
食パンの食べ方はいろいろだ。ジャムを乗せてもいいし、トースターで焼いてもいい。食パンを使ったケーキもある。お米の国である日本でも、朝食の定番としてもはや食パンは確固たる地位を築いている。
そんな食パンの食べ方にチーズトーストがある。先にも書いたように2つのチーズトーストが存在するだろう。食パンにチーズを乗せてトースターで焼いたもの。この場合のチーズはトロけた柔らかい感じになる。
そしてもう一つが、表面がカリカリのチーズトーストだ。私はこのチーズトーストを愛している。表面はカリカリで、食パンは適度にカリカリと柔らかさを併せ持ち、表面のカリカリのチーズと食パンの間に、柔らかなチーズが若干残る。美味しいのだ。
この記事では後者をチーズトーストと呼び、その素晴らしさについて書く。私の家にはトースターがないのだけれど、フライパンを使えば、3分もかからずにできてしまうのだ。そして、美味しいのだ。至高なのだ。幸せのある食べ物ができてしまうのだ。
チーズトーストは簡単に作ることができる。そもそも私の家にはトースターがなくて、フライパンでトーストを作っているのだけれど、その最後にチーズをちょい足しするだけでチーズトーストは完成する。
トーストの場合はこれで完成となる。いつも私の家のトーストはこのようにして作られる。トースターがないから。トースターがあれば、トースターでやった方が楽だけど、フライパンでやるトーストもなかなか美味しい。トースターがないからどっちが美味しいとかは比べられないけど。
これで完成だ。チーズがとける前にトーストを乗せちゃうのがポイント。トーストとチーズが接着するから。食パンの厚みや火力にもよるけれど、3分程度で完成してしまう。小腹が空いた時などにもオススメしたい。調味料とかもいらないから、本当に楽。
この方法で作るチーズトーストが本当に美味しいのだけれど、美味しいからにはもっと極めたい。もちろん美味しい食パンやチーズを買い求めるという努力の方向もあるとは思うが、手軽が売りのチーズトーストだから、手軽な至高を求めたい。
スーパーに行けばいろいろな食パンが売られているが、今回焦点を当てたいのは、何枚切りか? という点。何枚切りの食パンが一番美味しいチーズトーストになるか、それを私は知りたいのだ。
カットされていない食パンを自分でカットするのは楽ではない。売っている一般的な何枚切りかの食パンで至高を求めたいのだ。といことで、今回は「4」「5」「6」「8」「10」にカットされた食パンを準備した。
結論としてはどれも美味しかった。6枚切りあたりが、チーズの風味と食パンの風味が均等で、食パンが薄くなればチーズの風味が勝ち、厚くなれば食パンの風味が勝つ。そして、薄いほどにチーズ、食パン共にカリカリとなる。
これを言うと元も子もないのだけれど、好みということになる。そもそもの食パンも家庭によって、6枚切りや8枚切りなど好みがあるので、これ! というのが難しい。チーズトーストにカリカリを求めるか、フワフワを求めるか、ということになると思う。
ただ我々は無難に落ち着いていいのだろうか。もっと挑戦者として常日頃から生きていかなければならないのでないか。チーズトーストとて例外ではない。挑戦していかなければ、本当の至高には出会えないのだ。
食パン1.5斤を準備した。1斤をカットして、何枚切りかになるのだけれど、カットされていない1.5斤だから、何枚切りと言っていいのかわからない。0枚切りとも言えるし、1枚と考えると1枚切りとも言える。とりあえず、1.5斤である。
フワフワなチーズトーストが好きな人にはたまらないものになるのではないだろうか。だって、どう頑張っても表面しかカリッとできないので、間の部分はフワフワのはず。でも1.5斤だから、豪華なチーズトーストとは言える。
タワーである。何タワーかはわからない。東京チーズタワーということになると思う。まさかそんなタワーが、私の住む東京・狛江にできるとは思わなかった。なかなかにいい眺めだ。4つに切り分けてみよう。
ほぼほぼ白い。つまりほぼフワフワのチーズトーストということになると思う。フワフワのチーズトーストという字面や響きはいいけれど、現実はほぼ普通の食パン。ボリュームという面では評価したい。
食べ方としては、漬物を食べて白ご飯を食べる、に近い。チーズ部分を齧り、白い部分を続け様に齧るのだ。これはこれであり。知らない国の料理を食べているようだし、長く食べることができるので多幸感はある。さらに挑戦しようではないか。
チーズトーストは片面しかチーズを乗せないのだけれど、今回は全面に、しかも1斤丸ごとのチーズトーストにしてみた。もちろんフワフワが勝つことは想像できるし、チーズが中まで染みるということもないけれど、見た目は素晴らしくジャンクだ。
結論から言えば、美味しかった。チーズと食パンは相性がいいということなのだ。美味しいのだ。フワフワを求めるならこれではないだろうか。個人的に一番の無難は6枚切りだけどね。ただどれも美味しいということに嘘はない。
外で食べるチーズトーストは割と薄いものが多いと思っていたけれど、自宅でやればあらゆる厚さを作ることができる。しかも、作り方は簡単。そもそも私は厚切りの食パンが好きなので、かなり満足。ただどれも美味しいから、その日の気分ということにはなるけれど。
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