デジタルリマスター 2024年7月13日

チャレンジ、写実的!(デジタルリマスター)

秘密の特訓開始

私が選んだ絵のモデルは、ショートケーキ。モチベーションが上がる題材を選んだ。おいしそうならやる気が途中で失せることもあるまい。

とりあえず、資料を見ずにそらで描いてみたら大変なことになった。

pic2-d-topaz-text-shapes-2x.jpg
やる気の問題?

なんでこんなに破れかぶれなんだ。

一応本気で描いたつもりなのだが、どう見ても投げやり。心のどこかで「これから上手く描くんだからこんなもんでいいや」とか思ってしまっているのかもしれない。

ここから先は用意した写真の資料を元に、きちんと忠実に描いていく。きちんと、だ。

pic4-b-topaz-standard v2-2x.jpg
みほん

気合いを入れ直して第一段階へ。

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第1段階・手元を見ないで描く

描く対象だけを見て、えんぴつを持つ手は見ずに描いてみる。こうすることで、描く物に集中できるのだそうだ。

ケーキに挑む前に、難しいと諦めていたの自分の手を描いてみた。

pic2-a-topaz-text-shapes-2x.jpg
ビフォア
pic2-b-topaz-text-shapes-2x.jpg
アフター

ちょっと美術の教科書を思わせるタッチに。ぶさいくながら確かに進化した気がするぞ。

手元を見ないで描くため、一カ所一カ所、できるだけずらさずに描かなければならない状態に追いやられる。自然と描くのに時間がかかった。こんなにじっくり物を描いたのは初めてかもしれない。

同じ手法で、ショートケーキも描いてみよう。

2-1-topaz-low resolution v1-2x.jpg
手元は見ずに……

「あれ、なんだ、ここに線描くのでいいのかな? 感覚がつかめない。あ、イチゴのつぶつぶ付け忘れた。影とかこの辺に描いても大丈夫かなあ……」

文字通り暗中模索の中、完成。

pic2-e-topaz-text-shapes-2x.jpg
気持ち悪い!

あわわわ。

手のひらのように、ひとふで書きができるものならいざ知らず、ショートケーキは見ないで描くと何がどこにあるのかさっぱりつかめない。どうにもならない、気持ちの悪い物が描けてしまった。

手のひらには有効な練習だったけど、ケーキを描くとなると これは明らかに手法の選択ミスだ。

それでもなんとなく、描く対象にのみ注目することと、その感覚はわかった気がする。気を取り直して、第2段階へ進む。

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