左手で化粧
左利きの人は、当然左手を使ってお化粧をするんだろう。
ファンデーションのパフも、眉墨も、ビューラーもマスカラもリップペンシルも口紅も各種化粧筆も全部左手で持つのだ。
ほんのちょっとしたことだけど、できるできないが右と左に別れているのはおもしろい。
右利きが左手で化粧をする、問題は妙に力が入ってしまうところだった。
全てのパーツが濃くかけてしまうし、まつげはビューラーの力加減がわからずに強烈にまぶたを挟んでしまった。痛い。
| わかったこと
・ビューラーが凶器になる |
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化粧以外もぜんぶ左手で
化粧だけでなく、服を着たり、コーヒーを煎れたり、鍵をかけたり、外へ出るまで、いつもは右手にやらせていたことを全て左手で行ってみた。
鏡の国への異動だ。世界が左右反転していく。
コートを着るにもボタンをかける手がおぼつかない。左前とか右前とか、服の合わせを間違えそう。全体的に左右の感覚がつかめない。
歯磨きは、左手で磨くと何故か顔がゆれるのが可笑しい。手というか、顔で磨いてるかんじだ。
| わかったこと
・左右の感覚そのものがわからなくなる |
次は いよいよ街へ出るよう。
せっかくさっきチラシをチェックしたので、左利きデビューの場はスーパーマーケットに決めた。
左利きとしてまっとうな買い物ができるのだろうか。
