初心者3ykが仏花アレンジに挑戦
続いての仏花はこちら。
今回はまずはわたしが一人で組んでみることに。
石川:取り返しがつかないことをしようとしてたら止めてあげてください
JUNERAY:花の下2cmとかで切らない限りは、自由にやってみて大丈夫ですよ
3yk:むしったら戻せないと思うとこわい!JUNERAYさんがあんな迷いなくやっていたのが信じられないですよ!
JUNERAY:葉を落とした分は、他のグリーンで足すから大丈夫ですよ!でもまずは、全体の色と形を考えましょうか。
私がちまちま悩んでいる間にJUNERAYさんがもひとつ花束を組み始めている。しかもなんだあれ、めちゃくちゃかっこいいぞ…!
3yk:現役の頃は一日いくつぐらい花束をつくっていたんですか?
JUNERAY:シーズンにもよりますが、繁忙期は一日150くらいですかね
3yk:150!お客さんのリクエストに応えつつ、予算内におさめつつ、イケてる花束をそんな超スピードで作るんですか……!頭の回転が早すぎる……!
3yk:なんか…なんかちんまりして寂しい…
JUNERAY:3ykさん、もう少し下の方を持って、花を振ってみてください
JUNERAY:花のすぐ下をギュッと持つと、花が固まって見えて寂しくなるんですよ。すこし下の方を持って振ると花瓶に活けたときに近いイメージになります。
そうこうしながら、完成した筆者の花束がこちら。
JUNERAY:かわいいですね!
3yk:やった~!
花束づくりのコツは視線誘導だ!
3yk:色はいい感じな気がします。
3yk:でも、さっきのJUNERAYさんのと比べると、なんだかスカスカというか…茎が目立つような……。なんでだろう。
JUNERAY:まず、茎に対して花が小ぶりなものは、背景として使うといいですね。
JUNERAY:人間の目はでかいものに目が行くので、茎の手前に主人公として大きな花にいてもらう。
3yk:おお、これだけでずいぶん茎の存在感がなくなりました!
JUNERAY:あとはせっかくスイートピーを足しているので、手前に持ってきて見せてあげるとよりいいですね。2本を合わせて大きいスイートピーとして見せても、分けて全体にフリルの感じを出してもかわいい。
JUNERAY:グリーンも、茎やお花の足元を隠してあげるのを意識するといいですね
3yk:なんだか賑やかになった!
石川:華やかになりましたね、並び替えただけなのに…魔法みたい!
主役は中央の菊2輪、そのまわりを額縁のようにぐるりと囲むグリーンと小花。濃いグリーンが陰影をつけて立体的に見える!
…なんて写真を見返した今は思うけれど、現場の録音を聞き返すと「すごい!」としか言っていなかった。ずっと圧倒されっぱなし!