デジタルリマスター 2024年9月16日

砂・ボウリング(デジタルリマスター)

本番日:千葉にて

数名の方に協力いただいて、テスト開始。海に近い、水分を多く含んだ砂を、両方の型に詰める。そしてピタッとくっつけて、浜にズンと刺して、開く。かけることの10回。それだけで、ボウリング場が砂浜に出現、まあ素敵なレジャー!

となるはずだった。

結果を申し上げる。ダメ、全然。東京タワーは自立型鉄塔で世界一の高さだが、砂ボウリングのピンは自立さえしない。

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だーっと砂を両側からかき集めてぇ、
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ぴったりはめるとぉ、
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ピンがぁ、・・・あれぇ??
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今度はぎゅうぎゅうに、びっちりと、かっちかちにつめて、
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全体重をかけてプレスし、
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開く。崩壊。

クビレの下、ツチノコで言えば肩(?)から下あたりまでは形になっているんだが、それでも「立つ」ことは最後まで無かったのだ。

ああ・・・砂のお城を作るのとは勝手が違うのだ。思うに、城は「型ありき」ではなく、手で砂を固めつつ造型していくので形を作れるのだ。このピンの場合、ぎゅうぎゅうに詰めたつもりでも、立てたときに多少「遊び」ができて、硬度をかせげないのかもしれない。

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手ぶらで帰るわけにはいかない。行楽で終わってはいけない。
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立て!立つんだピン!
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とりあえず片方は形になる。
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でも立たない、あはははははははは。
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ネッシー。あのNOKIAの電話は、こう平面に展開するものだったのだろうか。
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行楽に来た家族を眺める。
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火星の地表に、ボウリングピン型の岩を発見。 その後の調査により、標高4千メートルと判明。
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協力者の方が、それでもあきらめずに他の方法を試してくださって申し訳ない。
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「型から剥がれにくいのが原因では」と、アルミホイルをしいて砂を詰める。
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ズシャー。

バットを振り切ったが、飛んだのは打ったボールじゃなくてバットのほうで、球はキャッチャーの手に収まっていた、という感じ。

頭でだけ考えるからこういうことになるのか。こんなにうまくいかないとは思わなかった。そしてこんなに準備に日数と労力を使ったのは初めてだった。それでも失敗に終わる。人生にはそういうこともある。

ウレタン彫刻、FRP成型という未知の分野にアタックした功績は自分で勝手に称えたいが、大人は結果が全てだ、という見方もある。それで言えばこの結果は「ゼロ」「ナッシング」だ。

でも提案だけは残せたと思うので笑って死んでいける。

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今回の象徴。

 

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