デジタルリマスター 2024年9月16日

砂・ボウリング(デジタルリマスター)

6日~5日前:型彫刻し始める

彫刻でしたよ、結局。硬質ウレタン、結局「軟らかめのコンクリートブロック」のような手ざわり。手に粉がいちいちくっついてうっとおしい。

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いちおうスチロールカッター使ってはみたが・・・。

スチロールカッターではゆっくりゆっくりとしか切れず、ものすごく力を使い、本当に難儀した。普通のカッターでこりこり削っていくことにした。

カッターで削る感触は、そうですねえ、スイカ切ってる感じか。

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ピンの型紙。なるべく砂で安定するように、でもピンらしくなるように。
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まず向かい合う面を型通りに削る。昔工作の時間でこういうことやったなあ。
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全4面を荒削り完了。高いウイスキーのボトルみたいだ。
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そして細かく削っていく

哲学で「形相」という言葉がある。ほぼその内容は思い出せないが、こういうことではなかったか。このウレタンの塊の中に、懸命に「ボウリングのピン」の形相を見出そうと必死になるが、なかなか曲面を真実に近づけていくのは難しい。

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数時間の果てに。

なんとか形にした後は、350番くらいのヤスリで滑らかにしていく。これは楽しかった。ここだけなら自分の職業にしてもいいくらいだ。

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滑らか~。
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もう1枚。自慢。

調子に乗って模様を描いて、その上からラッカーを塗る。何度も塗って乾かすと、つるつるのピンが完成。ものすごくよくできた。

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インテリアにしたいくらい。生きて帰ってきてくれればいいが。

ここまでかなりの工程&時間を費やしたが、まだ完成までの工程を半分しか進んでいないのである。久しぶりに力の入ったプロダクトだ。

が、ここまでにしとけばよかった。

ま、まあ型取りまで一気にお話しましょう。ここからがまた大変なんですよ。

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