特集 2026年1月17日

1月に忘年会をやる

今回撮れた一番忘年会っぽい写真

去年は忙しくて、忘年会と名の付くような集まりに行かなかった。そういう年もあるだろう。

しかし、過去を反省して未来を語る集まりなんていつしたっていい。

1月だが敢えてやってみよう。忘年会。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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今回やること

12月に催される本来の忘年会も、31日ギリギリまでその年を過ごしてから振り返っているわけではない。

数週間か数日間、まだその年が残っている状態で総括をするだろう。

すると、総括をして来年への気持ちを作ったがまだ来年ではないという、ゲームのロード画面のような宙ぶらりんの時間が発生する。

1月にやる忘年会は、その宙ぶらりんの時間が極端に長い場合の会である。

やることは普通の忘年会と同じ。ただ反省の期間が極端に短く、空白の期間が極端に長い

この特殊な忘年会を、おとそ気分が抜け始める時期にぶつけてみよう。何をしゃべるのだろう。そもそも成立するのだろうか。 

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舞台を整える

人を誘って居酒屋を予約した。連絡をするグループチャットの名前はもちろん『忘年会』である。

開催したのは1月12日。成人の日だ。

誘ったのはライター3名。「1月に忘年会をしたい」という難解な誘いだったが、皆異様に飲み込みが早かった。

なんて忘年会っぽい写真!(左から高瀬さん、りばすとさん、僕、爲房さん)

もう一度言っちゃおう。なんて忘年会っぽい写真…!

忘年会を意識して写真を撮ったら、1月でもちゃんと忘年会になった。せっかく年を越したのに、僕たちはまたどこかの年末にいる。ここはどこだ。

ちなみに服装は「自分が思う忘年会っぽい装いで来てください」と伝えてあった。 

爲房さんは、緊急で障害対応が来た時のためのパソコンを持ってきてくれた。仕事の数だけ忘年会のスタイルがある
注文する料理も忘年会を意識した

りばすと:新年会って思えないのはなんででしょうね

トルー:もつ鍋ってところが忘年会っぽいですよね

りばすと:新年会って何食べます?

トルー:何食べるんだっけ…?

爲房:そもそも機会が少ないですよね。忘年会が流れて新年会になる時以外はやらないかも

高瀬:寄せ鍋は新年会っぽくないですか?

トルー:あー、透き通ってるから。見通しが良い汁を新年会でいただく

りばすと:縁起がいいですね

トルー:逆に忘年会では濁った汁をいただく

こんな風に各々の「忘年会観」をすり合わせた。嘘のマナーも生まれてしまった。

舞台の準備はこれくらいでいいだろう。いよいよ内面も忘年会に突入していく。 

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乾杯の挨拶

まずは乾杯の挨拶をしよう。

少し時間を戻して料理が来る前

トルー:皆さま、2026年もお疲れ様でした。今年(1月1日〜12日)も世の中では色んなことがありましたけれども、皆さんにとってはどんな2026年(1月1日〜12日)だったでしょうか。

僕が個人的に振り返って思うのは、2026年(1月1日〜12日)はね… 

「寒かったですね」

トルー:2026年の間、ずっと寒かったですね。暖かい日とか暑い日っていうのはなかった。寒かった。ずっと長袖を着てましたね。

2027年も寒い季節から始まりますけども、体調に気をつけていきたいですね。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは…! 

「乾杯!」

予想してはいたが、中身の無い挨拶になった。なぜかと言うと2026年を12日間しか生きていないからだ。

しかし「今年も色々ありましたけれども」と言った時に思い浮かんだ12日間の世の中の出来事は、思いの外、本当に色々あった。

人の頭が覚えておける時事の情報って、一週間分ほどしかないのかもしれない。本当の一年間を振り返る時は、かなりの量の情報がこぼれ落ちているのだ。

1月に忘年会をやるとこうなる

  • 乾杯の挨拶が難しい
  • しかし世の中は動いている
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2026年を振り返る

では、今年(2026年1月1日〜12日)を振り返ってみよう。

トルー:どんな2026年でした?

高瀬:僕、運動を習慣にしたいとずっと思っていて。仕事終わりに駅までジョギングをする計画を立てたんです

トルー:仕事終わりの運動って意志が強くないとできないですよね

高瀬:2026年はね、出勤した日の半分ぐらいできたんですよ

トルー:すごい!

りばすと :だいたい途中から頻度が下がっていくものですけど

高瀬:コンスタントに半分

爲房:うわー、すごい!

トルー:2027年はフルマラソンとか行けますよ

2026年の半分、運動を続けた偉人

いきなり1月にやる忘年会の良さが煌めいた。

一週間ほどしかやっていないことでも「2026年の振り返り」として話すと大きな功績みたいに聞こえる。

何も嘘は言っていないのだ。数日でも運動するのは偉い。それを「2026年の取り組み」として讃えられるのがこの会だ。

と思ったら逆もある。

りばすと :2026年、初めてやりたいことリストっていうものを作ったんです。会社の人がやっていて

トルー:あ、いいですね

りばすと :簡単なことでもいいからたくさん、50個ぐらい書き出すんですよ。

で、2026年、達成率0%ですね

爲房:0かー!

高瀬:0ってすごいですよ。敢えて避けたのかと思っちゃう

トルー:じゃあ、リストを作った2026年だったっていうことだ

りばすと:そうそう。年末(1月13日からの2026年のこと)にやってもいいし 

爲房「そう考えたら僕の2026年、5分の1は旅行してました」

トルー:かっこいい!旅人!

りばすと:有給足りました?

高瀬:引退した顧問の働き方

実際に日数にすると1泊2日でも、旅人になれる。それが1月にやる忘年会だ。

そしてりばすとさんの2026年は結婚式の準備で忙しくしていて、僕は子どものお弁当を作っていた。

期間が短いので個性が出るし具体的だ。

1月に忘年会をやるとこうなる

  • 目標の達成率が極端になる
  • 人によって全く違う2026年になる

⏩ 次ページに続きます

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