絵がかっこいい
べつやく:これまでの地獄の本って、お寺とかにある地獄絵図みたいな古い絵をそのまま載せているんですよね。だからちょっとわかりにくい。
でもこれは子供向けなんですよ。だから絵がちゃんと描きおろし。だからわかりやすいし、絵がかっこいい。
閻魔大王の裁判を補佐する二人組がいるんだけど、絵巻物とかにはこういう形で出てないでしょ。ジャンプ漫画とかに出てきそうな敵みたいで。
べつやく:これも格好いい。浮いてる。
これが一番かっこいいと思うんだけど、泰山王
べつやく:スターウォーズみたいじゃない?
絶対絵巻物にはこういう形で描いてないと思うけど、独創的な形になって書かれている。
子供向けの本だから、責め苦もわかりやすく書いてある。
地獄がニッチ
べつやく:結構好きな地獄があって、象に踏み潰される地獄なんだけど。燃えている象が踏みつぶしてくる地獄。これは生きている時に象に酒を飲ませて、暴れさせ、人を踏みつぶさせ、踏みつぶすように仕向けた人が落ちる地獄。条件が狭い。
べつやく:ニッチな地獄。地獄はニッチだなと思うのは……これ、自分で地獄をまとめて表にしたやつなんですけど。
全員:なんで?
べつやく:前にLINEで自動応答のボットを作るときに、どこの地獄にあなたが行くかというのを作って。その時に地獄をまとめて昨日ちょっと表にした。
べつやく:その中ですごい限定的な地獄があって、羊や亀を殺したものが堕ちる地獄とか。
石川:羊や亀?なんでそのふたつ
とりもち:めっちゃピンポイント
林:地獄一覧ってそんな会社の資料みたいな体裁で
石川:「お手元の資料をご覧ください 4ページ上から3番目の地獄ですが…」
べつやく:一番厳しい地獄が仏像を破壊したりって感じで、仏教をないがしろにするのが一番罪なの。人を殺すより
林:「会合で悪口を言って集団の和を生み出したものが落ちる地獄」があるけどその地獄に行く人多そう。
べつやく:ここは炎の牙を持つ獣がいて、罪人をよく噛むとある
石川:よく噛むんだ。
地獄は年休2日
べつやく:あと子供用だからちょっとほのぼのしたところも載ってて。地獄の休日。
とりもち:やっぱり休みあるんですね。
べつやく:年に2回休みが
林:少ないね
とりもち:それは鬼も人も休み?
べつやく:罪人は地獄だからさ休みがなくてもいいけど、鬼はもうちょっと休ませてあげてもいいのに
とりもち:鬼だってけっこうな労働だから
週休2日ぐらいにしてあげたらいいのに
とりもち:年2なんですね
べつやく:そうそう、ブラック過ぎるよね。
林:労基署とかないから、地獄には
べつやく:地獄全然、そういうところはアップデートできてないよね。
べつやく:嘘の地獄とかの紹介とかもあって、いも地獄っていう地獄がある。たこが嘘で作った地獄で
石川:タコが嘘でつくったじごく?
べつやく:江戸時代の人が描いたらしいんだけどね、芋が落ちる地獄。
林:地獄ってもともとフィクションじゃないですか
とりもち:二次創作みたいな
べつやく:芋地獄の閻魔大王みたいな人がタコで、ここでジャガイモが罪を裁かれっている
あと地獄の3人組っていうのもいる。地獄って二度と逃げられないんだけど、この3人組は容易に地獄から逃げ出したらしくて。
閻魔大王に捕まって飲み込まれるんだけど、お腹をつついて腹を下させて逃げ出したという。
林:うんこから出てきた。すごい笑顔だけど
とりもち:さわやか
べつやく:閻魔大王も呆れて地獄に落とすのを諦めた
石川:逃げてどこへ行くんでしょうね
とりもち:また生まれるのかな
べつやく:獄卒とかを紹介してんだけど、なんかちょっと寂しい。憂いを帯びてアンニュイ。
しかも説明が閻魔大王の下で働く色とりどりの鬼たち。
南国の鳥みたいな説明されている。
子供向けだから説明がちょっと優しくておもしろい地獄の本です。
地獄に詳しくなろう
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