出会いは横浜南部市場
横浜に南部市場という最高の場所がある。以前はその名のとおり市場だったのだけれど、現在はおもに一般客向けの買い物施設となっており、観光と買い物の中間くらいのテンションで楽しむことができるのだ。
南部市場ではそれこそ市場らしい活気のもと、野菜やら魚やら肉やらがどかどか売られている。
食材の他にも魅力的なプロ用の道具や食材なんかが売られていて明日からお店を開きたくなる。
3キロのみかんの缶詰
そんな最高の南部市場をにやにやしながら歩いていた際、なにやらすごい引力を感じる商品が視界に飛び込んできた。
みかんの缶詰である。
みかんの缶詰って独特の美味しさがあって、たまに無性に食べたくなるのだ。でも家で一人で買っても食べきれないだろうなと思っていつも買わずにがまんしていた。
そこにきて3キロのみかん缶である。こうなると食べきれる食べきれないの問題ではなくなり、買ったあとどう持って帰ろうかで悩んだ。悩みというのは優先順位によって決まるのだなと思った。
とりあえずみかんの缶だけ買って、3キロの缶をリュックにつめて2時間かけて自転車で帰った。そう、結局買ったのである。帰りに公園で飲んだコーラがめちゃくちゃに美味くて、今でも夢に出るほどだ。
持って帰ってきたみかん缶がでかい
電化製品とか家具とか、お店で見るとたいしたことないのに、家に入れると急にでかく感じることがある。3キロのみかん缶も同じだった。家に入れるととたんに家具みたいな存在感を放ち始めた。
さっそく開けてみよう。家に缶切りがなかったので近くのホームセンターで買ってきた。
さあいざ3キロみかんとの対面である。開けたとたん、笑った。
普通のみかん缶ならばらした房で入っているところを、さすが3キロのみかん缶である、丸ごとのみかんがごろごろ入っていた。
缶のままでは冷蔵庫にも入らないので、家にあるタッパーを総動員させて詰め替えた。それでも入りきらなかった分はその場で食べた。
3キロのみかん缶は大きいからといってけっして大味なんてことはなく、いつものみかん缶の美味しさだった。ただ、みかん丸ごとである。一つ頬張るとけっこう口がいっぱいになるし、3個も食べたらもう昼ごはんいらない。
手軽にみかん食べ放題
3キロのみかん缶を開けてから3日。毎日食べているが、まだ三分の一も減っていない。半分くらい凍らせてみようかとも思ったのだけれど、意外と毎日ぱくぱく食べているのでいけちゃう気もしています。いいだろう。


