宮島への感情(ビフォー)
今回は宮島メインの旅である。(宿泊は広島市)
宮島は瀬戸内海に浮かぶ島だ。嚴島神社の社殿と大鳥居が有名らしい。

東京→広島は新幹線で4時間ぐらいかかるそうだ。新幹線代も安くはない。
テレビでしか宮島を見たことがない私は、出発後、急に不安に襲われてしまった。
なにせ長旅だし、途中で船にも乗る。もし時間をかけたのに、自分に合わなかったらどうしよう……などといろいろ考えてしまい

他にも
「海に浮かぶように神社があるらしいけど、床がビショビショだったらどうしよう」
「テレビやガイドブックの写真は綺麗だけど盛られてたら…」
と脳がオートで不安を列挙した。
「せめて食べ物を調べよう!」と思い立ち、「あなごめし」が名物であることを知った。しかし値段が2000〜3000円する。
あなご…あまり食べた経験がない…。また不安に襲われて

自分は心配性っぽいところがあり、締め切りに間に合うか不安すぎて早めに仕上げたら1週間前に完成した、みたいなことがよくある。
気の小ささが行きの車内で出まくった形になった。無事楽しめるだろうか。(広島関係者の方本当にすみません)
いざ宮島へ
無事広島駅に着き、翌日早起きして宮島に向かった。











「鳥居」「神社」などの情報に集中しすぎて、船に乗るイベントのことをすっかり忘れていた。
が、船で瀬戸内海を見渡すだけであまりに綺麗で、もうだいぶ楽しい。
宮島上陸
桟橋についた。島はこんな感じになっていて、








一番の不安だった「鳥居のデカさ」だが、見た瞬間笑ってしまうほどデカくて存在感がある鳥居だった。
しかも行った時間が干潮だったので、なんと歩いて近づき、さわれるらしい。

海のエリアにでっかい鳥居だけポーンと建ってるなんて、本当に不思議な景色だ。
足をちゃぷちゃぷ海につけながら鳥居をさわる。和風RPGの主人公になって冒険をしている気分になった。そのぐらいの非日常感!




お参りして、廊下を通って社殿を後にします。神秘的すぎて「神っているわ」という気分になった。
30度超えのすごく熱い日だったのだが、なぜか社殿エリアに入ると涼しい。海風が吹き抜けて、ずっとここにいたい……という不思議な居心地の良さがある。
ただ、一通り観光して思った。これ満潮も見ないとダメだ!!
広島県民でもどの時間に行くかは意見が割れるそうだ。でも干潮でこんなに感動するなら、鳥居が海に浸かったらどうなるの?絶対見て帰る!
あなごめしを食べてみよう
というわけで、4時間ほど時間を潰すことになった。ちょうどランチの時間だ。
島には噂通りあなごめしのお店がたくさんあった。「うなぎの方が…」なんて気持ちは、海風に吹かれてどこかに消え「ここまできたらさァ!あなごめし食べたいよねェ!!」と早口で促していた。本当にすみません。

写真は撮れなかったが、店員さんがみんな法被を着ていてシャンとしていて素敵だ。
座席は畳で、涼しくて、出されたつめたい緑茶が驚くほどおいしい。まだ食べてないけどここに住みたい。

ただ本当にあなごってあまり食べたことがない。不安…どうしよう…3000円……。ふぅ…開けます。


写真だと伝わらないのだが、器がアツアツで、ご飯はきっとほかほか、あなごは見た目カリっともしていそう!?
では食べます。

外はカリッと、中はふんわりという表現がぴったりの食べ物だ。甘めのタレがかかっているが、うなぎよりもずっとサッパリしているのでサクサク食べられてしまう。なんか脳にガーンとくるぐらい美味しかった。
いま書きながら調べて気づいたのだが、このふじたやさんはミシュラン一つ星も獲得しているそうだ。そりゃ星もつくよ!!おいしいもん!!!
食べる前は「あなごよりはうなぎ派だなぁ」とかブツブツ言っていたのに、いま完全にあなご派である。どの口が言う?って感じですが、宮島に来たら絶対食べてください。
食べたあとも時間があったので、宮島水族館にも行ったが

