特集 2025年1月27日

紅ショウガはハンバーガーにも合うはずだ

紅ショウガは牛丼や焼きそばにしか合わせないが、もっとほかのファストフードにも合うんじゃないだろうか。

ハンバーガーとかホットドッグとか。

……合うな。きっと合う。

そう思って始めた2週間の記録です。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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頼もしい相棒

いろんなファストフードをテイクアウトして紅ショウガを乗せよう。そのためのケースを探していたらちょうどいいものが見つかった。

一見、タッパーのようだが
ふたにトングがついているのだ
ふたで紅ショウガをつかめてしまう!ウルトラ便利!!

ケースとトングをそれぞれ持ち運ぶ必要がない。これひとつで紅ショウガを持ち運べる。モバイル紅ショウガだ。

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ではビッグマックに紅ショウガを挟む

上の写真で紅ショウガを乗せているのはビッグマックだ。
合うでしょ、ビックマックに、紅ショウガ。

マックに紅ショウガを持ち込むのは持ち込みになるのかもしれないと思ったので近所のビルの屋上で食べている。モバイル紅ショウガの半分は気遣いでできている。

あーこれ絶対に合うやつだ

ビッグマックも美味しいし、そこに紅ショウガのシャキシャキ感とスパイシーな味が加わっているのだから間違いないだろう。
ではいただきます。 

ビックマックが崩れかけていたため、口が迎えに行っていることをご了承ください
あのね、合わないよ

思った以上に合わない。合わないというか、紅ショウガがビッグマックの味のなかに消えてしまった。
ビッグマックって決してスパイシーな味ではなく、どちらかといえばまったりした味だろう。そのまったりがショウガを飲み込んでいる。

ビッグマックはソースだけではなく、パティ、パン、ピクルスとすべての味が濃い。十分通用すると思った紅ショウガが負けている。
日本ではホームランバッターだった選手がメジャーで埋もれている。 

マックナゲットにも負けた

ソースなしナゲットならいけると思ったのだが、やっぱり紅ショウガが負けた。
マックナゲットってソースがなくてもこんなに味が濃かったのか。

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ハンバーガーは紅ショウガの量を増やせばギリギリOK 

ハンバーガーは紅ショウガをかなり増やすとやや合った

ノーマルなハンバーガーでもまだパティの味が濃かったが、紅ショウガの比率を増やすとなんとかバランスがとれた。
挽肉と生姜とタマネギを和えた小鉢のようになった。いい居酒屋のお通しにありそうだ。

紅ショウガは思ったよりも味が弱い。牛丼屋で山ほど乗せている人の気持ちが分かる。 

マクドナルドには合わないということが分かった。
どうするこの企画。

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サブウェイ

別の日、打ち合わせの帰りにサブウェイをテイクアウトして公園のベンチで食べた。
サブウェイといえば店員さんとのやりとりだと思っていたら、タッチパネルのオーダーになっていた。もう店員さんに向かって「野菜、全部増量」と言えないのか。

そんなことを考えながら紅ショウガを乗せると、すっかりなじんでいる。

何の違和感もない。違和感がないので矢印をつけた

味はどうだ。エビと紅ショウガなんて和食の組み合わせだから間違いないと思ったのだが、そうでもない。アボカドとソースの味が強いし、オリーブやピーマンといった脇役たちも我が強い。ちょっとこのクラスにはなじめないかも。

エビは幼なじみだからうまくいくかと思ったら中学でちょっと変わっちゃったみたい。

むしろパンと紅ショウガが合う。地味なところと仲良くなってしまった。

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ドトールのジャーマンドッグがあるじゃないか

合わない

ソーセージの味が濃いし(紅ショウガが負ける)、ソーセージがパリッとした皮に包まれているので紅ショウガが浮いてしまった。

このクラスにもなじめない。

⏩ 薄味で柔らかいものに合う

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