ごきげんは範馬刃牙にある
常にごきげんでいたいと思っている。誰だってそうだと思う。では、どうすればとKoboで範馬刃牙を読んでいたら答えが書いてあった。ちなみに範馬刃牙の作者は板垣恵介先生。私の名前も恵亮で、一文字違うけど、読みは同じだし、なんか嬉しくてごきげんになりました。
朝飯というものがある。パンをメインに据えた洋風な朝飯もあれば、お米がメインの和風な朝飯もあるだろう。シリアルなどの選択肢も存在する。我々が求める朝飯は一日の始まりに適したものだ。
中でも現代を生きるわれわれに適しているのは何だろう。いろいろ考えた結果、マンガ範馬刃牙に出てくる「ごきげんな朝飯」という結論に行き着いた。
朝からごきげん、いいではないか。ということで、あの「ごきげんな朝飯」を作ってみようと思う。
「ごきげん」と「ふきげん」ならば、どちらがいいだろうか。多くの人が「ごきげん」を選択すると思う。自分自身もごきげんがいいし、他人にだってごきげんであって欲しい。我々は「ごきげん」を求めているのだ。
朝飯だってそうだ。「ふきげんな朝飯」と「ごきげんな朝飯」であれば、誰もがごきげんな朝飯を求めるだろう。一日の始まりの食事だ。ごきげんがいいに決まっている。では、ごきげんな朝飯とはなんだろうか。答えはマンガ「範馬刃牙」にあった。
「範馬刃牙」は週刊少年チャンピオンで連載されていた格闘マンガだ。その中で主人公の範馬刃牙が「ごきげんな朝飯」を作る。答えはKoboで読んだ範馬刃牙にあったのだ。これで人類はごきげんな一日を始めることができるのだ。
ごきげんな朝飯を実現するためにいろいろ買いに走った。時期的にさんまが近くのスーパーに売っていなくて、手に入れるのに苦労した。売ってなさすぎてごきげんになる前にふきげんになりそうだった。
メニューはベーコンエッグ、ワカメのみそ汁、さんまの塩焼き、山盛りのキャベツ。手に入れるのに苦労するものはない。さんま以外は。時期になればさんまも容易だけれど、今は春だから。さんまは漢字で書くと「秋刀魚」だから。そこだけは苦労した。
朝飯だから作るのも基本的に簡単だ。切って焼くだけ。切るのだって、大根の皮を剥いたり、キャベツを千切りしたりするくらい。あと豆腐も切るか。でも、技術は必要ない。難しいとふきげんになってしまうからかもしれない。
ごきげんな朝飯が完成した。これで食べればいいのだけれど、もしかするとごきげんは朝飯だけが作り出すものではないかもしれない。格好もマンガ同様にすることで、よりごきげんになるかもしれない。
筋肉以外は範馬刃牙に近づいた気がする。範馬刃牙のようなバキバキの筋肉は私にはないのだ。日々の鍛錬が必要だ。殺風景な地下室でゾウより強いカマキリと戦ったりしなければならないだろう。Koboで読んだ。刃牙が戦っていた。私は戦わないから、筋肉はあきらめよう。
これで朝飯も格好も揃った。ごきげんな朝飯は約束されている。匂いからしてもう美味しいのがわかる。ごきげんな朝飯を食べようではないか。
しょっぱくね……? このみそ汁、とは思った。だけれど全体を見ればかなり美味しく、満足の行く朝飯だった。つまり「ごきげんな朝飯」だったわけだ。朝からこんなにキャベツを食べたら健康にもなれる気がする。我々は完璧な朝飯を手に入れたのだ。おめでとう。
常にごきげんでいたいと思っている。誰だってそうだと思う。では、どうすればとKoboで範馬刃牙を読んでいたら答えが書いてあった。ちなみに範馬刃牙の作者は板垣恵介先生。私の名前も恵亮で、一文字違うけど、読みは同じだし、なんか嬉しくてごきげんになりました。
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