ハンドスピナー、回させていただきます
要はハンドスピナーを自動で回したいのである。
あれだけスムーズに回るものであれば、自動で回す装置を作りたいと思うのが自然の摂理というものだ。
その証拠に同じように思う人は数多く存在するらしく、紹介しているブログ記事もあるほどである。
自動で回すにしても、「ハンドスピナー」というからには手で回す要素はしっかり入れておきたい。
冒頭で「手で回すのは煩わしい」と書いていたのを忘れたかのような二枚舌だが、やはりハンドが必要だろう。
そこで作ったのがこの装置である。
ハンドスピナーと、ハンドがある。
まずはハンドスピナーを手で回す。ここだけは自分でやってください。何ごとも最初が肝心だからね。
しばらくするとハンドスピナーの回転がゆっくりになってくる。
あぁ、止まってしまう……と思うくらいゆっくりになると、ハンドの出番だ。
ハンドスピナーが動いて、ハンドがそれを回す。
そしてハンドスピナーが元の位置に戻る。
永久機関が完成してしまった。
「ハンドスピナー、あなたの代わりに回しておきますねハンド」という名前にした。ハンドが主語である。
ハンドスピナー、映えさせていただきます
完成した次の日にちょうど当サイトの21周年記念イベントが開催されていたので、持って行った。
高円寺にあるおしゃれスペースである。
ここに今回のハンドを置いてみたのだが、
なんだかいい感じの雰囲気になった。
木材にオイルステインで塗装でもすれば良かったと思うほどである。
ライターの唐沢むぎこさんと、イベントに来られた読者の方に見せ、ややウケであった。
唐沢さん、初対面だったがいきなりのコミュニケーションとしてこれが合っていたのかはわからない。
ところでこのハンドスピナー、LEDが内蔵されており光るようになっている。
先端の3つの部分がスイッチになっていて、押すと光る仕組みだ。
LEDを光らせたまま、ハンドに回転をお任せしてみる。
なんだか映えるかたちとなった。
ただ眺めるだけの要素がさらに増えている。
ちなみにこのあと点灯しなくなったLEDが二箇所に増えた。力尽きたか……。