地味にいろいろと違う
ふだんあまり食べない人は、売り場にあることを気にすらしてないような気もするこの商品。けれども僕のようなファンはしっかりいるようで、たいていのコンビニにはちゃ〜んとあるんですよね〜。
左から、
・セブンイレブン「アーモンドフィッシュ」
・ファミリーマート「アーモンド小魚」
・ローソン「おつまみアーモンドフィッシュ」
・ローソンストア100「フィッシュアーモンド」
いきなりの新発見。各社で商品名がすべて微妙に違う!
ではでは、ひたすらに食べ比べていってみましょう。
セブンイレブン「アーモンドフィッシュ」
内容量:20g
1gあたり:5.65円
加工者:株式会社泉屋製菓総本舗(愛知県)
いつも袋からざっと手のひらに出して食べてしまうだけなので、こうやってあらためて対面すると身が引き締まりますね。
まずはアーモンドを食べてみると、うん、かりっと香ばしい。
魚はカタクチイワシで、わざわざ「瀬戸内海産」とあるあたりは、セブンイレブンらしいこだわり。こんどはその魚を単体で食べてみると、味つけはそんなに強くないですね。素朴な自然の味というか、噛めば噛むほど、こんなにも小さいのに魚の旨みやほろ苦さがちゃんと広がります。
最後にアーモンドと小魚をがさっととって一緒に食べてみる。おお〜! なんていうか、いつものアーモンドフィッシュの味。塩気、甘み、香ばしさ、別々に食べるよりもすべてがぐっと引き立つというか。
あらためて、いい組み合わせなんだなぁ、アーモンドと小魚って。
ファミリーマート「アーモンド小魚」
内容量:24g
1gあたり:5.33円(小数点第三位以下四捨五入)
加工者:株式会社マルエス(大阪府)
ジャケデザインはいちばん好きかな。
あと、さっき「セブンイレブンらしい」なんて言いましたが、こちらも思いっきり宣言してますね。瀬戸内海産を。
使っている素材もそんなには変わりません。
ところがびっくり。同じ瀬戸内海産のカタクチイワシなのに、ファミマのほうが1匹1匹がだんぜんでっかい!
見た目にもしっかりとした照りがあり、ごまの量もセブンよりだいぶ多い。あきらかに、素朴さ重視っぽい印象だったセブンとは違い、味にパンチがありそう。
実際に食べてみると、やはり味つけがしっかりと甘辛く、そしてごまの香ばしい風味も強く、魚が大きめだから食べごたえもすごい。逆にアーモンドの焙煎感は薄めで、そこでうまくバランスをとっている印象を受けました。
完全に好みの問題ですが、酒のつまみにするならば、今のところこっちでしょうか。
ただ、魚がでかいので、慎重に食べないと口のなかを怪我する確率が高く、そこだけは注意です。
ローソン「おつまみアーモンドフィッシュ」
内容量:38g
1gあたり:5.53円(小数点第三位以下四捨五入)
加工者:株式会社泉屋製菓総本舗(愛知県)
ローソンのアーモンドフィッシュの特徴は、まず量が多いこと。値段も量も、セブンやファミマの倍近くあります。あんまり意識したことなかったな〜。
これをお皿に出してみると、お、小魚のサイズ感やアーモンドの色味などは、かなりセブンイレブンのものにちかいですね。
と思ったらなんと! セブンイレブンと同じ、愛知県の「泉屋製菓」さんが作ってるんじゃないですか。どうりで似てるわけだ。
ただ、ごまの量はセブンよりも若干多いような気がするし、味つけも、素朴だったセブンとパンチのあったファミマのいいとこ取りのような感じでバランスがいいです。好きですね。
つって、中身がセブンと同じものだったら赤っ恥ですけどね。僕。
ローソンストア100「フィッシュアーモンド」
内容量:24g
1gあたり:4.5円
加工者:株式会社なとり(東京都)
さすがの100ロー。他が1gあたり5円台なのに対し、お得な4.5円!
とはいえ、おつまみの名門「なとり」が手がけているだけあり、しっかりと美味しいです。
魚のサクサク感はいちばん強いかな。それに、小さいけれどちゃんと干物的な美味しさがある。全体のバランスも良く、費用対効果を考えると、こいつを自分にとってのメインアーモンドフィッシュと考えてもいいかもしれません。
それにしても、こんなにもどこで買ったって同じような気がする商品でも、食べ比べてみるといろいろな発見がありますね。これからは、アーモンドフィッシュひとつ選ぶにしても、気分でコンビニを使い分けようと思った次第です。