吉野家で豪華にアラカルト
熊:どうも
林:少しあいだが開きましたが、サンノゼシリーズです。
熊:はい。サンノゼ食べ物裏技です。
林:この吉野家のよく分からないメニューはなに?
熊:吉野家と言えば、「しるだく」や「ねぎだく」と言った裏メニューですが、
林:うん。
熊:アメリカの吉野家では裏わざを使わなくても十分裏わざです。
林:汁が多いとかネギが少ないというレベルじゃないね。これは。
熊:いや、これはディナーなみのメニューですよ、その内訳は、ビーフボール with ベジタブル、クラムチャウダー、セサミチキン、チーズケーキです。裏わざというより反則わざに近いかもしれません。
林:セットじゃなくて熊くんチョイスのアラカルトですね。
熊:セットもできますが、今回は贅沢に食べたいものを食べてみました。セットにするとコーラとかもついてくるのですが、僕は水で十分だったもので…
林:席のまえにあるおつけものとサラダを選んだようなもんだ。
熊:そんなようなものですね。
林:方向はずいぶん違う気がするけど。
熊:この牛丼ですが、野菜が乗っているわりに牛肉の量は日本の大盛りなみです。
林:あ、そうなんだ。またか!縮尺間違ってるんだ。
熊:だって大盛りサイズにするとこれですからね。
林:この長い牛丼。
林:みそ汁がわりにクラムチャウダー。クラムチャウダーにはクラッカーついてるもんなの?
熊:クラムチャウダーにクラッカーは当たり前です。サンフランシスコと言えばクラムチャウダーです。
林:へえ。名物なんだ。
熊:小食の人はこれだけでおなかいっぱいかもしれませんね。
林:失恋直後の少年あたりはこれで十分でしょう。
林:野菜ってなんか味ついてるの?
熊:うーん、シンプルな塩味ですね。牛肉とまぜてちょうどいいくらいの味になります。野菜たっぷりなので、これ一杯でお腹も栄養もたっぷりです。
林:スープでおなかいっぱいで、牛丼でまたおなかいっぱいに。ああ、牛丼…。
熊:むしろ僕は、日本の豚丼にあこがれますね!ごぼうが入っているからごぼうだけを増やす「ごぼうだく」で注文できますか?
林:聞いたことないなあ。日本で食べた?豚丼。
熊:この間の出張は数日しかいなかったので(注:実は熊くん、先週数日だけ帰国していた)食べる時間なかったのですよ。ああ、豚丼…
林:さいしょ、豚丼うまい!と思ったけど、2回ぐらい食べると飽きちゃったかも…。
おかず過剰だよ
林:チキンがまた凶暴ですね。
熊:チキンは、しょうゆで甘辛くつけてあってかなり香ばしいです!下手な居酒屋のつまみよりおいしいですね。ただ、副菜にしては量が多いですが。
林:おかず過剰。
熊:思わずビールが欲しくなりました。
林:だよねえ。これは。
林:アメリカの吉野家、ビールあるの?
熊:残念ながら…。でも、もしかしたらルートビアならあるかもしれませんね。
林:ルートビア!なぜかおれ大好き。
熊:ええ?!日本人にしては珍しいですね。こっちではルートビアの飴とかガムとかたくさんありますよ。
林:ルートビア、上野で箱買いしてこようかと思ってるぐらい。
林:チーズケーキもこれまたこってりと。
熊:チョコレートケーキとかもあったのですが、さすがに一番ライトな感じのチーズケーキにしてみました。
林:これがいちばんライトかー。
熊:ええ、いちばんライトです。味はふつうですね。
林:ところで下のさみしい七味と紅ショウガは?
熊:いや、テーブルにしょうがや七味はおいていないので、このパックにいれてもってくるのですよ。
熊:感覚的には、フレンチフライ用のケチャップをとってくるのと同じ感覚です。
林:七味、こうやってみると危険な粉みたいだね。なんだかわかんないけど。
熊:内装も完全にハンバーガーショップみたいですから。
熊:こっちの人が七味を理解しているかどうかは謎です。この間ワサビの説明を「これは粉を水に溶かしてつくるものだ」とテレビで言っていましたから。
林:あちゃー。
熊:デザートまでついていて、$8くらいで食べれるなんてやっぱり吉野やは庶民の味方です。
林:え、これで8ドル?
熊:ええ、やすいですよ。
林: いま、特盛りが800円ですよ。
熊:えーー。でも国産牛ってことはなんだかよりおいしそうですね。松阪牛丼とか食べてみたいです。
林:このまえ、叙々苑の牛丼たべたよ。
熊:うわー。高級。でも卵がついてくるあたり、僕らの心をつかんでいますね。
林:あんまり味かわらなかった。