熊:さて、サンノゼのダウンタウンでは、クリスマスツリーの展示会がありました。
林:クリスマスツリーの展示会、熊手っぽいね。
熊:もしくは案山子かもしれません。
林:あ、そうそう。自分の好きなものを自由にぶら下げてる。
熊:七夕かもしれませんね。そういえば写真にはないですが、願いごとを書いた短冊をぶら下げているのもありました。
林:それは興味深い。クリスマスツリーってみんなこんな感じなの?
熊:いや、これはあえて受けをねらったものだと思われます。サングラスとかついているの分かりますか?
林:うん。また季節感無視したトロピカルな
熊:まあ、オーストラリアのサンタがサーフィンに乗ってくることを考えれば許容範囲です。
林:サンノゼって寒いの?地面が白いんだけど、雪?
熊:サンノゼは暖かいです。セーター1枚あれば外を歩き回れます。一見雪に見えるのは、残念ながらただの白いマットです。
熊:ちょっとケミカルというか人工的ですね。
林:CDぶら下がってるやつ、ハトよけっぽい
熊:ああ……何も反論できません……シリコンバレーだけにCDロムが余っていたものと思われます…
林:そうか、シリコンバレーだもんね。どんなCDだったかって見た?
熊:間違いなく、その辺で買ったCD-Rですね。音楽CDではないのは確かです。さすがシリコンバレー。
林:CD-R、おれの机の上にも山積みになっているよ。ツリーにするって発想はなかった。
熊:僕もそうこれを見てツリーを買いに行こうと思いました。
林:ハロウインもやったし、ツリーははずせないね。
熊:でもツリーが売っていたのは、まさに10月にパンプキンが売っていた場所と同じ場所でした。
林:日本にもあるね、そういう売り場。近所のヨーカドーだと入口の右がそうだよ。
熊:でも、やっぱり売っているツリーもでかいですね。僕の身長を遙かに超えます。
林:熊くんが見上げてるこのポーズ、今年なんど見たことか。
熊:まあ、ぼくが小さいのも悪いのですが、それ以上にどうしようもないくらいアメリカはでかいですね。2m弱はあったでしょうか…
林:そんな悪いだなんて。
熊:もう、すっかりあきらめがつきましたよ。このでかさに対抗するのが間違っています。
林:ツリーって家の中に飾るの?そと?
熊:中に飾る人が多いですね。結構みんなツリーの形には気を遣うみたいです。形が悪いツリーはディスカウントされて売られます。
林:2メートルもあるツリー、家の中に入る?天井が高いのか。
熊:家の中には入るのですが、もって帰るのが大変です。みんな車の屋根にくくりつけています。
林:くくりつけてるねえ。この白いヤツはなに?
熊:これは木に白いスプレーを吹き付けています。ペンキみたいのがべったり固まっている木ですね。ちょっと木がかわいそうです…
林:青いケーキに通じるものがあるね。
熊:ええ、ケミカルですね。