ルールは簡単!頼んだものは抱え込んで食べろ
シェア禁止飲み会とは、その名のとおり「居酒屋での料理のシェアを一切禁止する飲み会」のこと。ルールは下記のとおりです。とにかくシェアしなけりゃ良い!
★ルール★
・各自食べたいものを好きに頼む
・自分が頼んだものは自分一人で全て食べる
・「二人で分けよう」「これちょっと食べる?」は禁止
・飲み物は自由
当サイトの会議のあと、早速居酒屋に移動した。メンバーは林さん、石川さん、つりばんど岡村さん、べつやくさん、文園さん、唐沢さんです。
シェアしないぞ〜!!カンパーイ!
普段は「みんなは何が食べたいか?」「シェアしやすいか?」を基準に食べ物を選んでいるが、今回はシェア禁止なので「自分が食べたいもの」だけがメニュー選びの軸になる。
誰かのチョイスにみんなで「良いねぇ〜!」と言うことも一切ない。「そうなんだね〜」となるだけである。
メニューを見る目が変わる
林「人類が最初からこうだったらきっと滅びてますよね」
唐沢「マンモスひとり占め」
文園「人類の進化に逆行していますよ今」
林「滅びた方の文化だ」
「ポテサラ一人で食べ切れるか不安だな...」
「明太子食べたいけどこの量を一人かぁ......」
始める前は”システム上はファミレスに行くのと同じか?”とも思ったが、大半の料理がシェアを前提に作られているということが決定的な違いだった。シェアしてちょっとずつ食べる想定なので、基本的にどれも量が多いのだ。
餃子20個なんて頼んだらきっとそれだけで今日が終わってしまう
そしてこのお店は各々のスマホから自由に注文できるスタイルなので、いつ誰が何を頼んだのかわからない。周りを気にせず思うがままになんでも頼める!なんて今回の企画に合ったシステムなんだ。
真剣に注文
お通しが来た!と思ったら石川さんの注文だった
直バシで食べられる!スープも啜れる!!“おれ専用つまみ”を噛み締める石川さん
ひとり飲みのような光景だが、7人の仲間たちの飲み会なのである。嬉しいような寂しいような......
誰かの料理が先に来ると、その人を眺めてみんなで羨ましがる時間が生まれる。なんなら到着した時点でみんなで「いいなー!」とか言う。店員さんはきっと食べりゃいいのにと思っていることだろう。
(文園さんのハマグリいいなぁ......)
もちろんスープまでひとりで完食
料理が来たら「ハイッ!」と手を挙げる
自分が注文した料理が運ばれてきたら「ハイッ!」と手を挙げて受け取る。ドリンクなら挙手するのもわかるが、運ばれてくる全ての料理に決まった行き先があるのはシェア禁止飲み会ならではの状態だ。
「イカ焼きです」「ハイッ!」
イカ焼きをひとり占めできるという満面の笑み
これがしたくてこの企画を提案したと言っても過言ではない。嬉しい!居酒屋のメニューでイカ焼きを見つけると必ず頼むくらい好物なのだが、いつもたいてい数切れしか食べられないので。
「へっへっへ…」と言いながら写真を撮る私と「よかったな」という顔の唐沢さん
べつやくさんがピザを「ハイッ!」と受け取ろうとしたら、運んできた店員さんが「分けないのか?」という顔で全員を見渡していた。そうですよね、居酒屋のピザなんてシェアの代表格ですもの。でも今日はべつやくさんがひとり占めします!
「ハイッ!!」
「ハイ!こっちです!!」
味が気になったら自分も頼むしかない
林さんがチョレギサラダをしょっぱがっていたが、そのしょっぱさを確かめるためには自分も一皿頼まなきゃいけない。
林「このサラダ結構しょっぱい」一同「そうなんだ~」
ちょっとちょうだい、とはならないので想像するしかない
唐沢さんと文園さんがそれぞれ茶碗蒸しを頼んでおり、ほぼ同時に届いた。しかもこの茶碗蒸し、メニューに大きく「シェアOK!」と書かれたシェア禁止飲み会の逆の存在である。
「デカい!けどうまい!」「出汁が効いてておいしいですねこれ」
ひとくちもらうことが禁じられているので、誰かが食べている料理の味が気になったら自分も同じものを頼むしかない。このデカい茶碗蒸しをひとりで?食べきれるのか…?
頼んだ
まんまと頼んでしまった。たしかに出汁が効いていておいしい!が、ひとりで全部食べるには結構しょっぱかった。シェアを前提にしている料理は味が濃いのかもしれない。分けて食べるなら全然気にならない濃さなのだけど。
釜めしだってひとり占めできる
シェア禁止飲み会も終盤、岡村さんが頼んだ釜めしがやってきた。固形燃料で炊くタイプで本格的!
固形燃料が消えるまで待機
途中で岡村さんがお手洗いに行き、釜めしだけが取り残されていた。
主役級の釜めしが珍しく端っこに放置されている
めちゃくちゃおいしそう!でもひとりで食べきれる自信がなかったので自分で頼むのは諦めた
釜めしをひとりひとつずつ頼んで、まるで釜めし専門店かのように振る舞ってみてもよかったな。
シェア禁止飲み会を楽しむコツ
最後に、やってみてわかった「シェア禁止飲み会のコツ」を4つお教えしましょう。
①串を一本単位で頼める店にする
何かつまみたいけどお腹いっぱいになってきたな、というときに串が大変ちょうどよかった。ポテトを一皿頼んで全員でつまむということができないシェア禁止飲み会においては、一食分が少ない料理を重宝するのである。
ただし、違う人が頼んだ串とセットにされて届くことがあるので要注意
②水分を摂る、米を頼んでおく
普段の飲み会ではあまり意識していなかったが、(店にもよるが)料理一食分はかなり塩分が多い。水分をちゃんと摂ろう!そして米があったら頼もう!きっと欲しくなるので。
その点釜めしは優秀
③炒め物と串の肉を混ぜてオリジナルの一皿を作る
サイゼリヤのドリンクバーみたいなことを料理でできる。林さんがししとうの炒め物と串を同時に頼み、オリジナルの一皿を作っていておいしそうでした。
すごくそれっぽいが、この状態の料理はメニューに存在しない
④調味料を積極的に使ってみる
自分だけで食べるんだから、揚げ物にレモンを遠慮なくかけられる。それだけでなく普段やらないようなアレンジも勝手にできるのだ。卓上の調味料をいろいろ試すチャンス!
七味も好きなだけかけられる。調味料はシェアOKですからね!
シェア禁止飲み会で判明したこと
居酒屋でのシェアを禁止するだけで思った以上に非日常が味わえた。いろんなことがわかったので箇条書きにしてみます。いつもと違う飲み会がしたい方におすすめ。お試しあれ!
・頼む料理や順番でそれぞれの個性がはっきりわかる
・食べ物と向き合う時間が長い
・小分けにしないと味が濃い
・手元の料理を食べ終わったら一気に手持ち無沙汰になる
・もう一品頼むか否かでめちゃくちゃ迷う、気軽に頼めない
・同じものをもう一度注文する「おかわり」ボタンも気軽に押せない
・「遠慮のカタマリ」が生まれないので皿を下げてもらいやすい
・責任が生まれるので料理を残さなくなる
・取り皿を一切使わない
最後まで使われずピカピカだった取り皿たち
編集部からのみどころを読む
編集部からのみどころ
飲み会の再発明。最初からこうすれば良かったと思うほど楽しい飲み会でした。シェア禁止にしたことでむしろ盛り上がったので4月の歓迎会はシェア禁止にするべきです。
おまけ写真ではんちゅたぐいさんが独り占めしたかったという好物が明らかになります。これか~(林)
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