別の店のジェノベーゼも食べてみよう
後日、また別のトラッテリアで食事をする機会があり、ここにもジェノベーゼがあったので注文してみた。
同じ料理を複数の店で食べてこそ、その本質がより深く見えてくるはずだ。
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ありがとう、サイゼリヤの人よ
しばらくしてやってきたのは、肉がたっぷりバージョンのナポリジェノベーゼだった。この店のセコンドにはジェノベーゼがないので、タマネギと煮込んだ肉をパスタソースですべて使い切るスタイルなのだろう。
ソースの中には小さなニンジンなども見られ、味が複雑になっている。肉は豚だろうか。せっかくのナポリでジェノベーゼばっかり注文するのもどうかと思ったが、やはり二つの店で食べて比べてみて良かった。
あの日にサイゼリヤで食べた茶色いパスタは、まさにナポリのジェノベーゼだった。
無限にあるイタリアのご当地パスタから、あえてこの一見地味だが味わい深いジェノベーゼをメニューに選んだ、勇気あるサイゼリヤの担当者に乾杯。おかげでナポリを楽しめました。