みなさんに共通して言えることはジャパネットたかたウォッチとか、1時間の休憩時間を最大限楽しんだりだとか、擬木や旅先のゴミに興奮してみたりだとか、人生を豊かに過ごすまさに「人生の勝ち組」ということでした。
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2019年6月1日五反田CONTENTZではげます会限定イベント、「好きなこと、集めているものを自慢する会」が開催されました。デイリーポータルZのライター4人が登壇し、それぞれが集めているものや好きなものについてプレゼンを行うイベントです。本記事はこちらに参加したレポート記事です。イベントの告知記事はこちら。
デイリーポータルZに参加しているライターは、好きなものや気になるものを長年追いかけている人が多いです。しかし、実際に記事にできているものは一部だったりと、長年好きでいる割には意外と日の目を浴びる機会がなかったりします。
そんなライターのこだわりを大多数で共有することができるのが本イベント「好きなこと、集めているものを自慢する会」です。人が好きなものについて話をしている姿って素敵なんですよね……。
テーマは「ジャパネットたかた」です。
プレゼンで爲房さんは、ジャパネットたかたについてTwitter上で100件以上もつぶやいているという衝撃の事実が判明しました。
個人的に爲房さんはジャパネットたかたがお好きなのだな、という認識はあったもののここまでの熱量があったとは驚きでした。
夫婦で旅行に行き、旅行先が本社の近くだったという理由で本社の前で記念写真を撮った時の写真だそうです。やっばい(褒めている)。
さらに知っていそうで知らない、さまざまなジャパネット知識が披露されました。MCを務める社員は十何人もいるということに驚きました。前高田社長のイメージが強すぎたんだ……。
さらに爲房さんによるMCの紹介コーナー。絶対前高田社長以外はわからない自信がありましたが、見たことある気がする方でした。
そして演出の紹介。「ルンバはいい演出がされがち」ということでしたが……。
爲房さんおすすめの「大きいルンバから小さいルンバが出てくる演出」最高でした。しかもこの大きなルンバ、一瞬しか映らなかったそうで、そのはかなさも含めて最高です。
「ジャパネットたかた」が見たくなってきたなというところで出てくる「ジャパネットたかたの視聴方法」。こんなの絶対見たくなりますよね。商売上手です(爲房さんはジャパネットたかたとは完全に無関係の一般人です)。
今までそんなに興味なかったけど、見てみようかなと興味を引かれた、かなり熱量のあるプレゼンでした。
『今日の休憩』とは與座さんが新卒の頃から6年間、ずっと続けている與座さんの個人ブログです。
基本は平日、お昼休憩の1時間を使って書いている「今日の休憩」。2013年から「絶対がんばらない」を目標に1216回も書いています。そうやって続けられることもすごいし、與座さんの親近感のある“與座み”はここになにかヒントがありそうです。司会の古賀さんはしきりに「早くこれになりたい」と言っていました。
デイリーポータルZに参加するきっかけも「今日の休憩」でした。與座さんがブログをはじめたのは配属希望に落ち、半年間会社でスネたもののスネるのにも飽き、さんぽを始めた様子をFacebookにアップしていたのを褒められたことだそうです。人生って何が起こるかわかりませんね。
そんなブログが1000回以上続いて賞を獲ったり、テレビに取り上げられたりしているわけなので本当にすごい。継続は力ってやつですね。
ブログを通じて休憩の過ごし方がエスカレートした與座さんは、休憩に豊川稲荷に参拝したり電車に乗って隣駅の銭湯に行ったり、アイススケートをしてみたり。
ただぼんやりと過ごしがちな休憩も工夫次第でこんなにいろいろできるのか! と驚かされます。私は早くこれになりたい。
こんなに続いていていろいろ過ごし方を工夫して、さぞや頑張っているのかと思いきや、ブログルールが年々ゆるくなっていることが判明。あくまでも「絶対頑張らない」のテーマはぶれずにルールをこなしているのでした。
そんな肩の力の抜けたゆるい人柄も與座さんの魅力なのです。早くこれになりたい。
擬木とは……? 黒い背景に白い「擬木」、かっこいいですね。
擬木は土木用の資材で景観を配慮して木材感、木材柄を用いて作られているものです。写真を見ると「あーこれかー」となるはず!
日本最古の擬木(ただし日本製ではない)は新宿御苑にあるそうです。明治38年の擬木が新宿に! 見に行かなくちゃ。
さらに伊藤さんから擬木に関わる偉人たちの説明がありました。井上清さんは擬木、擬石の推奨をした人物。松村重さんは左官職人で擬木・擬石の名手といわれた人で、上野動物園の猿山を作ったといわれているのだそうです。伊藤さんはその猿山を、動物園に猿ではなく猿山を見に行っているそうで、いつか記事にしたいということでしたので期待です。
伊藤さんの擬木の入り口は「いっぱいあるじゃん、よく見ると木目が違うじゃん」だったそう。そんな伊藤さんが見つけた、いい擬木の紹介。大塚公園の擬木は伊藤さん曰く「ブッシュドノエル感が強いブッシュドノエリ―な擬木」で、会場も盛り上がっていました。
たくさんあるものはたくさん集めてそれぞれ見てみると違いが分かってさらに面白くなります。擬木は私たちの生活にあまりにもありふれているので、観察ハードルも低いしこれからの街歩きがさらに楽しくなりそうです。思い返すとディズニーランドは「擬木の楽園だったのでは?」という気がしてきます。
ゴミノートは記事化もされていますので、記事を合わせて読むと楽しさ倍増です。
西村さんはゴミノートの現物を持ってきてくれていました。想像より小さいノートでした。西村さんによるとはじめは無印のパスポートメモでゴミノートをまとめていたが、今はA5サイズのノートがおすすめだそうです。
西村さんは旅先でゴミをまとめているそうで、プレゼンではゴミノートを作るうえでのテクニックが満載でした。旅先のゴミが何故ここまで西村さんを突き動かすのかというと、「異国情緒を切り取って持って帰れる」という点だということでした。
おすすめのゴミの紹介。バスのチケットや建物などのチケットは鉄板なのだそうです。
そしてゴミノート愛好家が必ず直面する問題、「レシート問題」。
レシートばかりになりがちで地味だし、なんならレシートは色がかすれて消えてしまったりする。
レシート問題の傾向と対策の説明。メモを書きいろいろ工夫している西村さん。
「コピーして貼りつければいいのでは?」とも考えたけど、「果たしてそこまでする必要があるのか?」と冷静になり思いとどまっているそうです。
なので、感熱紙じゃないレシートは西村さんにとっては「当たりのゴミ」。「当たりのゴミ」という言葉の強さ。
ゴミノートのゴミはレシートになりがちなので、西村さんは現地では積極的にお菓子とかも買うしカップラーメンのふたも持ち帰る。ペットボトルのラベルも剥がして持ち帰る。さらには道に落ちているゴミでも綺麗ないい感じのものなら持って帰ることもある……。
その過程で変な商品を見つけて、旅をさらに楽しむことができる魔法のノートかもしれない。西村さんのプレゼン資料からも、旅をすごく楽しんでいるのが伝わってきました。
観光客向けにきれいにパッケージングされた商品もいいけど、現地の人が実際に使っているようななんでもないものにも「良さ」を感じている西村さん。ゴミノート、楽しそう。
以上で4人のライターのプレゼンが終了し、「地域のゴミ袋交換会兼懇親会」が行われました。ゴミ袋に対して「きれい」とか「かわいい」という感情を抱いたのははじめてかもしれません。
それぞれのプレゼンを経てテレビショッピングやら擬木やらに興味が沸く2時間でした。好きなものに対する熱量を共有してもらえる会、最高でした。
みなさんに共通して言えることはジャパネットたかたウォッチとか、1時間の休憩時間を最大限楽しんだりだとか、擬木や旅先のゴミに興奮してみたりだとか、人生を豊かに過ごすまさに「人生の勝ち組」ということでした。
はげます会では普段から記事制作のご相談やこうしたイベントなどを行い、皆さんの支援は記事の作成等に使わせていただいております。入会はこちらからどうぞ!
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