特集 2023年4月20日

インドカレーは店によって味も辛さも全然違う

大和市高座渋谷「アジアンレストランChai」

四軒目は小田急江ノ島線高座渋谷駅の西口、やや大きな車道に面した「アジアンレストランChai」である。

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元は和菓子屋さんだった建物をそのまま利用しており、実に不思議な雰囲気だ

このお店のデリバリーで選べる辛さは「甘口 Mild」「普通 Medium」「中辛 Spicy」「辛口 Hot」「激辛 Super Hot」の5種類。日本語の表記こそ最初のカトマンズキッチンと同じだが、英語の表記が微妙に違う。

ここは迷うことなく「普通」と「中辛」を選んだ。

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左が「普通」で、右が「中辛」、のはず……だが見た目はほとんど変わらない
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とろみは弱めで、これまでのと比べるとややゆるい

うん、これもまたおいしい。野菜由来っぽいうまみがきいていてほんのり甘い、優しい味わいのカレーである。辛さはほとんど感じず、誰にでも好まれることだろう。これで「普通」なのだから「マイルド」はさらに甘口ということになるのだろうか。

「普通」の辛さ:★☆☆☆☆

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続いて「中辛」を頂いたのだが……
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あれ……これ、「普通」と同じじゃないか?

……えっ、辛くない。っていうか、「普通」と同じ味のようで違いが分からない。ひょっとしたら両方「普通」で頼んでしまったのではないかとデリバリーアプリの履歴を確認したくらいである(ちゃんと片方は「中辛」になっていた)。

お店がオーダーを間違えて両方「普通」で作ったのではないかとも思ったが、片方の容器にはペンで0というマークが書かれており、明らかにもう片方とは区別していた意図が感じられる。

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片方の容器にだけ識別のためと思われるマークもあるし、同じではないと思うのだが……

改めて、全神経を舌に集中させて味わってみると、「中辛」の方がわずかに甘さが弱い……気がする。辛味を足すのではなく、甘さを控える方向での調整……なのだろうか。

などと考えながら口を動かしていると、何か粒のようなものをガリっと噛んでちょっと辛いのが出た……が一瞬で消えた。……うーん、やはり違いがよく分からない。少なくとも辛さはほとんどない。

 「中辛」の辛さ:★☆☆☆☆

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いくら食べ比べても味の違いが分からず、ルーがほとんどなくなってしまった
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大和市高座渋谷「インド・ネパール料理店 バワナ」

五軒目も小田急江ノ島線高座渋谷駅の西口、駅前通りにあるネパール系インドレストラン「バワナ」である。

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駅前によくあるタイプの構えを見せるお店である

このお店のデリバリーで選べる辛さは「甘口 Mild」「普通 Normal」「中辛 Hot」「辛口 Very Hot」「激辛 Super Hot」の5種類。日本語表記はニューカトマンズやChaiと同じだが、英語の表記が違う。

カトマンズだと中辛はLittle Hot、辛口がHotなのに対し、こちらは中辛がHot、辛口はVery Hotといずれもワンランク辛そうな印象だ。一応、日本語表記を信じて「普通」と「中辛」を選んだ。

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左が「普通」で右が「中辛」、赤っぽい油も多く辛そうな見た目だ
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とろみが強く、ざらっとした感じの食感である
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お、これは意外。少し酸味があるぞ

口を付けた瞬間、少し酸味を感じたのには驚いた。様々なスパイスを使っているのだろう、複雑な味わいでかなり濃いめ。見た目は結構辛そうだったが、唇にピリッと感じる程度である。

「普通」の辛さ:★★☆☆☆

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「中辛」はマントラと同様、葉ニンニクのようなものがトッピングされている

おぉ、これはいいぞ。確かに辛さを感じるが、見た目よりは控えめな辛さである。舌にビリビリくるくらいだ。

これもまた私好みのうまいカレーであるが、味がしっかりと濃いので常温だと少し塩気が強く感じるかもしれない。温かいうちに食べるべきカレーであろう。

「中辛」の辛さ:★★★☆☆

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