冒険のはじまり
存分にここで装備していくには元の装備がシンプルである必要がある。いわゆる初期装備だ。今風に言うと無課金アバター。
またRPGでは限られた予算の中で何をどう買い装備するか悩むことも常である。そのため今回は5,000円の予算を切って装備していくこととした。冒険者はお買い物上手でもあらねばならぬのだ。
初期装備は寒い
初期装備になってみて早速気づいたことがある。それは寒いということだ。
RPGのキャラクターもみんな「寒いな〜」とか思いながら出発していたのだろうか。かわいそうだ。冒険するなら夏がいいと思います。
道中明らかに予算に収まらなさそうな防具屋(服屋)を見つけたがスルーした。
一流の冒険者はああいう店で装備を一式揃えるらしいぜ。すげーよな。
これでもかとSALEを強調する防具屋(古着屋)に到着。
そういえばRPGの世界で中古のものを売っているのを見たことがない。皆新品しか買っていないのだろうか。ハードオフとかないのかな。
防御力とは暖かさ
レジにて「袋は要りますか」と聞かれたが、勢いよく要りませんと答えた。なぜならここで装備していくからだ。
よし、装備するぞ。
袖を通した瞬間に腕がふわりとあたたかくなった。すごい、布を一枚隔てるだけでこんなにも暖かく感じるものなんだ。
このぬののふくを装備することで防御力は確実に上がるだろう。しかしこの現代社会において防御力ってなんだとうすうす思っていた。
今分かった。暖かさだ。防御力って暖かさなんだ。
パンツも買ったので装備する。
T-shirt 550円
Pants 2,156円
Karaagekun 242円
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ここまでの合計 2,948円
装備前と比較してみよう。
RPGでいうところのとりあえずいくつか装備を買ってみた感じ。あるいは無課金でも集められる装備をいくつか着せた状態。装備の組み合わせによる特殊効果とかそんなものは全くない。そんな感じだ。
しかし心なしか先ほどより堂々と歩けそうな気がする。これは防御力の高さによるものか、それとも半袖による周囲の奇異の目がなくなったためか。後者かもしれない。