古着屋に靴下は売っていないという知見
靴下も初期装備には含まれないよな、と思って開始時点で履いていなかったのだがどこを探しても売っていなかった。
でも考えてみれば下着の類が古着屋に売っていないのは当たり前の話である。
もっと計画的に行動した方がいい。つまみは炙ったイカでいい。
まだまだ装備したい。のりしろならぬ「装備しろ」、略して「そびしろ」が全然ある。他の防具屋に行ってみよう。
先ほど長袖を着た瞬間に明らかに暖かくなったと言った。それは間違いではないのだが、風が吹くとまだまだ寒い。全然寒い。この地域に必要な防御力(暖かさ)が現状の装備では全く足りていないのだ。
たぶんこの辺りの敵が出たら1,2発でやられてしまうだろう。それくらいのレベル差を感じる。
数十分後、再び装備を購入して退店。
ぬかった。店員さんに「ここで装備していくのでタグを外してください」と言わなければならなかったのだ。
この世界の「ここで装備していく」はお店側ではなく冒険者側が主張しなければならないのだ。
今回はジャケットと、ついでに帽子を購入した。
帽子は防御力に寄与しないだろと思う方もいるかもしれないが、昔のゲームは魔法使い系のキャラクターが重い兜を装備できず、最終装備が「かわのぼうし」だったりしたんですよ。だからなんだ。
ジャケットを装備したことでめちゃくちゃ暖かくなった。つまり防御力が爆上がりしたということだ。
ひそかにずっと頭の片隅に存在していた「こんなことをしていては風邪を引いてしまうかもしれない」という思いをようやく追いやることができた。
また気持ちに余裕ができて気がついたのだが、買った服をすぐに着ると自分の身体とフィットしているかとか、手持ちの服との噛み合わせはどうかといったフィードバックがすぐに得られるのでとてもいい。
購入した服は多かれ少なかれ気に入っているはずなので、気に入ったものをすぐに身につけられるという楽しさもある。
「ここで装備していく」の結構おすすめポイントかもしれない。
もうだいぶ防御力の高まりを感じているが、ダメ押しでもうひと装備しておきたい。ジャケットの上、外套に「そびしろ」がある。
強敵と戦うのに防御力が高すぎて悪いなんてことない。戦うだろ、冬将軍とかと。
ということで本日の最終装備がこちら。
袖、思ったより足りなかった。
自分の身体にフィットするかどうかすぐに分かるというのはこういうことである。
こんなの試着のひとつでもすればすぐ分かるだろ、とおっしゃる御仁もいるかもしれない。全面的におっしゃる通りである。
でもこのコート420円だったんですよ。トレンチコートが420円ってすごくないですか。そんなんもう買ったらいいじゃないですか。
そういう青さが出た。言うなれば冒険してしまったということかもしれない。
「ここで装備していく」、最後に余計なことをしてしまったが思いのほか成り立つし、まっとうに楽しかった。初期装備から始めなくてもいいので、友達同士で服を買いに行く機会などがあればやってみてほしい。
次回、武器編でお会いしましょう。モーニングスターとか買おうな。
靴下も初期装備には含まれないよな、と思って開始時点で履いていなかったのだがどこを探しても売っていなかった。
でも考えてみれば下着の類が古着屋に売っていないのは当たり前の話である。
もっと計画的に行動した方がいい。つまみは炙ったイカでいい。
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