竹生島に行くにはフェリーを使う。発着する港もいくつかあるが、今回は新幹線駅の米原から長浜駅に移動し、長浜港から竹生島を目指す。
長浜港の観光船のりばだ。見ての通りいい雰囲気で、旅情をそそられる。当日券もあるそうなのだが予約が確実ということで、事前にネット予約をしておいた。
チケットを受け取り、フェリーへ乗り込む。フェリーから眺める琵琶湖は……?
これだけ大きい湖となると、海と湖の違いを明確に感じることはなかった。でも舐めるとしょっぱくないんだろう。フェリーの乗車時間は30分ほど。景色を楽しんでいるうちに上陸する島が見えてきた。
島だ! 琵琶湖に島、本当にありました。
竹生島に上陸
琵琶湖に浮かぶ島の中で二番目に大きい竹生島(1番は有人島である沖島)は、日本三弁才天のひとつ「大弁才天」を安置する宝厳寺や都久夫須麻神社(竹生島神社)がある信仰の島だ。
ちなみに琵琶湖の由来は、竹生島に祀られている弁才天が持つ楽器の琵琶が、湖の形状に似ていることから「琵琶湖」になったという。知らなかった……!
なお、島内の神社やお寺を拝観するには拝観料が必要となる(大人600円)。券売機で購入しよう。
日本三弁才天のひとつ竹生島
竹生島は神社と寺がある無人島で、まずはお寺のほう宝厳寺へ行く。長い階段を登った先に本堂はある。
ここで祀る弁財天は江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」のうちでも最古だという。関東在住の私にとって、一番ハードルの高い「日本三弁才天」がこちらだと思っていたのでこの機会に参拝できてよかった。あとは宮島に行けばフルコンプだな。
そして竹生島神社はどこ……?
階段の途中に竹生島の額のついた鳥居があったので、上に行けば神社もあるのかと思っていたが、写真見返すと普通に右って案内板出ているな。
迷っている途中、ヘビに遭遇した。(※画像ヘビ注意)
水神として信仰されることもあるヘビは「弁才天の使者」とされている。また、宇賀神と弁才天が習合した、人頭蛇身の像を神社仏閣で見かけることもある。
そう考えると、弁才天と縁の深いヘビとの遭遇はめちゃくちゃ縁起が良いのではなかろうか。あと島ではカナヘビもたくさん見た。
竹生島神社へは、国宝の唐門から行く。
ここを抜けて神社に行くのが最初分からず、観音堂まで行って一度引き返しているので、これから行かれる方は臆せず観音堂を抜けて欲しい。そうすると、舟廊下が見えてくる。
この廊下は観音堂移築と同時に掛けられたもので、秀吉の御座船「日本丸」の骨組みを利用しているそう。へえー!
この舟廊下……外から見ると、高い舞台構造であることがわかって素敵だ。舟廊下を抜けると竹生島神社へたどり着く。