健康診断に行け・池袋の「四國屋」・クラッピーを釣る・3分登山～自由ポータルZ

古賀及子のコメント

記事の作り方として、能動的に企画するのとは別に、起きたことを話す、というやり方があります。体験談ですね。

自分から取りに行けない、起こらないと書けないタイプのネタだから、なにかが起きたら間違いなく書くチャンスです。

はじめての健康診断ひっかかり、誰もが読みたいネタです（ご無事でよかった！）。

体験談の難しいところとして自分語りの量の調整がありますが、そのあたりの処理がすごく慣れていると感じました。さらっとしていて嫌味もなく読みやすいです。

もし私が編集に入るなら、タイトルを相談するかなと思いました。現状、とても気持ちがこもったタイトルですが、多くの人に読んでもらうなら断然「心房中隔欠損症の可能性があります」を入れるべきです。

古賀及子のコメント

池袋のすごいお店、何度も通って、もはや常連ともいえる目線を得たレポートに仕上がっていて声が出ました。

通うごとにお店やおかみさんのことが分かっていき、まるっとまとめず時系列で書かれているのがスクロールするごとにじわじわ効いてきます。

初回の訪問時点で早々に見取り図が入るのが完璧ですね。お店の混沌が伝わって、人がどんどん物を持ってきてしまう衝撃の事実に厚みが出ました。

もうすこし、一文一文まとまった文章で様子が伝えられると「ブログ」から「記事」っぽくなるのですが、現状の読み口が旅人YAMAさんの味なんだと思います。

石川大樹のコメント

クラッピーの話も面白いですが、釣りを通して日米の文化比較になっているところを興味深く読ませていただきました。河川敷がないとかゲームフィッシュとか。自然の管理や保護の考え方が違うんですね。

シンプルに魚を釣って食べるだけの記事だとどうしても人を選んでしまう（魚や釣りに興味がある前提になってしまう）のですが、こういったプラスアルファの要素があると幅広い人に楽しんでもらえます。

で、それにつられて読むと釣りのシーンもちゃんと、釣りしてる人がどんなこと考えて狙いに行っているのかがよくわかって面白かったです。

内容はとてもよかったので、文章表現のところでスパーンと面白い表現が書いてあると入選行けると思いました！（といいつつ最終回でほんとすいません）

石川大樹のコメント

前回、「大作主義に陥らず気軽に書いてください」と書いたのですが、そのとおり気軽に送ってくれたということで取り上げずにはいられませんでした。肩の力が抜けていていい記事でした。

最初の西郷山公園のところで、道中の写真撮ってあるのにスピード感の表現のために２コマで終わらすじゃないですか。ここすごくいいですよね。原稿のテンポのコントロールがうまい。で次の山もすぐ終わるんだろうなと思いきや、うまく裏切ってくるのも良かったです。

それぞれコースをなぞった地図がついてると近さが客観的にわかりやすいかなと思いました。写真だとどうしても実際の距離は想像するしかないので。あと行かなかったところのことは書かなくてもいいかな。どうしても手を抜いた印象になっちゃうので。笑える理由があれば別ですが。