Tips:Wikipediaで写真を借りる
記事の写真は基本的に自分で撮るのが原則です。素材集を濫用すると「ありがちなよくあるサイト」の印象になってしまいます。特に人物写真はフリー素材を避ける方がいいです(写真、イラストともに)。
でも、物や風景の写真でどうしても難しいときはPhotoAC等のフリー素材を使うときがあります(エシャロットの写真が欲しいけど全然売ってないとか)。
そこにもない場合(インフルエンザウィルスの写真とか)、最後の砦はWikipediaです。
ですがWikipediaはフリー素材集ではないので、写真を使いたい場合はライセンスに基づいた引用表記をする必要があります。その方法について、ここで説明したいと思います。
まずWikipedia上で画像をクリックすると詳細が出てきます。そこに撮影者およびライセンス情報の項目があり、ライセンスはたいてい「パブリック・ドメイン」「CC0」「CC 表示-継承」のどれかが多いと思います。
「パブリック・ドメイン」「CC0」の場合は自由に使ってよいです。引用元を書かなかったとしても、ルール違反にはなりません。
「CC」のあとに「表示」を含む場合は、クレジットの記載が必要です。ここで注意するのは、このクレジットは「Wikipediaより」ではダメということです。これらの写真は誰かがWikipediaに厚意で掲載しているもので、著作権者はWikipediaではなく撮影者だからです。なのでクレジットとしては撮影者を入れて
魚の群れ(撮影:Kils)
という感じになります。リンクは任意ですが、あった方が親切ですかね。
ちなみにCCのあとについている「継承」は、この画像を加工したとしても同じライセンスになるということです。あなたが上の魚のアニメーションを加工して逆回転バージョンを作ったとしても、それを他の人に対して使用禁止にはできない、ということです。
ほかに「非営利」「改変禁止」がつく場合は、その指示に従ってください。
ではまた来週!