古賀及子のコメント
佐伯……本当にいったい何者なんだ……前回の入選作(とり天は残念な唐揚げ、ではない)からがらっと変わったテーマですが、めちゃくちゃおもしろかったです。
まずなにしろ文章の地肩が強い。改行少なくこってり書いてあっても難なく読ませます。
共感があるようでない難しいテーマです。風呂が苦手じゃない人や、苦手でも価値は感じている人にとっては寄り添いづらい主張が書いてある。でも上手いから、面白いから読むのがやめられないんですよね。イラストもがっつり機能してます。
タイトルがシンプルなのとと冒頭の実情の説明が長いため、本題がなかなか見えてきづらいのがもったいなかったかもしれません。
とはいえこの説明の長さは削れない必要な要素なので、冒頭で「身体を風呂場まで誘導するための策」を検討し実行したことについて触れると良いと思います。
「⑤立つ」「⑨アイスを買う」が最高で絶対みんなに読んでもらいたいので、どうにかそこまで離脱を避けたいです。
まさかのオチも完璧でした。完全に天才が現れましたな。