味観品、スーパーで9種類買ってまいりました
○○味はいたる食品に存在する。なにせカニカマすらフレーバー展開する世である。
ここでご同行くださったみなさまを安心させたいのだが、本「味の観察活動」はエンジョイを旨とする。コンプに命を燃やすと使命感により勤労の度が増し娯楽性が薄まるためそこは求めない。
数件のスーパーをはしごしこれはというものをそろえた。数は少ない楽しんでやっていきたい。
いま味を「やってる」のは誰か
9品買い揃えて解ったことで、予想通りとも言えることがある。それが「味をやっているのはやっぱりカップ麺」だということだ。
味の観察 2021年残暑の陣(1)
- 味をやってるのはカップ麺
食品には遊びのあるジャンルとそうでないジャンルがある。感覚的にジャンクであるほど遊びが強く、ヘルシーであるほど遊びは弱い傾向にあるように感じる(例外もあり後述する)。
カップ麺に加え、スナック菓子に味の自由な商品が多い印象がある方は多いのではなかろうか。
娯楽性の高い食、ということだと思う。
今回ピックアップしたいのは3種。うち2種がチキンラーメンだった。
チキンラーメンは今年の8月16日「屋台メニュー3品」を全国で新発売さえせた。登場した味は「 屋台のじゃがバター味」、「屋台のやきとり味」、そして「屋台のソース焼そば」。
特に「屋台のじゃがバター味」、「屋台のやきとり味」においては、これぞトラディショナルな、いかにもやってる市場の味(地上の星)の感がある。感激した。観察しよう。
バターオイルは全く透明な液体だった。
こちらには別添で焼き鳥のタレがついてくる。麺に焼き鳥のタレを入れて食べるのだ。「私はいまなにをやっているのであろう」そう思わせる力も、味にはある。
こうして飛び道具のような味を謳歌してもカップ麺は絶対に絶対に期待を裏切らずしっかりとその味を全うしそして美味しく仕上げてくる。
味を模索し味でユーザーを楽しませてきたトップランナーの気概がうかがえる。さすがだ。
なお、このシリーズ、テーマは『おうちで縁日気分! ひよこちゃん祭り』だそうだ。今年は各地で多くのお祭りが中止になっていることと思うと泣けるはからいである。
企業間コラボが味になる
カップ麺、残るひとつはチキンラーメンとは別角度で味を攻めた、非常に意外な一品だった。
つまり青じそドレッシング味ということでよかろうかと思うが、味にするその土台が「わかめそば」だ。
チキンラーメンもまあそうっちゃそうなんだけど、土台のすでに完成しているところに味を足していく力強さはさすがカップ麺。慣れている。
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