古賀及子のコメント
テーマがすごくキャッチ―で間口が広いですねーー! 基本的にはその気持ちのままぐいぐい読み進められるのですが、ふと前段で語られる動機が
> 日本人たるもの、海外からやってきた熱帯植物のデンプンではなく、古来から食してきた里山どんぐりのデンプンでタピオカを作ったほうが口に合うのではなかろうか。
なのが笑いました。古来の古がガチ! 生粋のとって食う人の発想ですよね。こういう個人的な思いがキャッチ―な企画に結びついてるの、すごくいいですよね。
ネットの記事で「やってみた」はすごくオーソドックスな切り口です。で、このやってみたには種類があって、「うっかりうやってみた」と「ちゃんとやってみた」があると思うんです。
前者は丸腰の素人が試行錯誤をレポートするパターン。後者は手練れが手腕を発揮して挑戦するパターンで、トモさんは圧倒的に後者なんですが、語り口が偉ぶらずに優しくてわかりやすいのが持ち味ですよね。
苦労のくだりもさっと解決させていて、全体的に明るくて読みやすかったです。