石川大樹のコメント
「正しくないパンダ」、いい概念ですね。他人が提唱したネタということで今回はもう一息にさせていただいたのですが、とはいえ、「他人のネタに乗っかってしまうのは癪……」という気負いが全くなく、屈託なく扱っていたのは良かったです。
調べることで正しくないパンダの割合がわかったり、間違えがちなポイントがわかるなど、ちゃんと情報としてアップデートしているのも良かったと思います。
上野のパンダリテラシーが高いというのは笑いました。
石川です。今週末は17周年企画ということで、秀作原稿が続々上がってきております。過去の記事をカバーするというのがテーマなのですが、これ、書くライターのカラーが出てとても面白いです。
https://dailyportalz.jp/dpq/Thank_you-17th-anniversary
というわけで自由ポータルでも、10月はテーマ部門「デイリーの過去記事カバー」を募集したいと思います。デイリーの過去記事から好きなテーマを選んで、自分なりに書いてみてください。
・記事の最初の方にデイリーのカバーであることを注釈として書いて、元記事にリンクをはってください。
・本文では「デイリーではこうやっていたが…」みたいなことを書かずに、完全に自分のテーマとして書いてください。
・応募のとき、コメントにテーマ部門である旨書き添えてください。
募集期間は10月いっぱい。もちろんいつもどおりのオリジナル企画も募集しております!
では今週の応募作品です。
自由ポータルZは毎週金曜日に更新の記事投稿コーナーです。読者の方が執筆した記事をご紹介しています。
[投稿者]おがわしゅうさん (おがわ収蔵館)
[コメント]尻尾は黒、手足も黒、上半身に黒い帯… パンダには正しい配色があり、パンダグッズやマスコットなど、そうなっていないパンダを黒柳徹子さん曰く「正しくないパンダ」と呼ぶそうです。パンダを「正しくない」と形容するのが面白くて、「正しくないパンダ」を探しました。
「正しくないパンダ」、いい概念ですね。他人が提唱したネタということで今回はもう一息にさせていただいたのですが、とはいえ、「他人のネタに乗っかってしまうのは癪……」という気負いが全くなく、屈託なく扱っていたのは良かったです。
調べることで正しくないパンダの割合がわかったり、間違えがちなポイントがわかるなど、ちゃんと情報としてアップデートしているのも良かったと思います。
上野のパンダリテラシーが高いというのは笑いました。
[投稿者]ヤマモトチヒロさん (ヤマモトチヒロのブログ)
[コメント]現在の佐世保市江迎町に、かつて「天下の奇人」とうたわれた徳田真寿という人物がありました。そんな彼のコレクションを観に現地へ足を運んだお話です。
おもしろかったです!レポート記事を書く時、対象にパンチがあると書き手が消えますし、とはいえ対象のパンチに書き手も強いパンチで対抗しようとすると突飛合戦になってしまってトゥーマッチになりますよね。その点、対象のおもしろさと、文章のおもしろさがすごく良いバランスでした。冒頭の、三角の魅力を語りつつ、
> そんな“三角”の魅力にとりつかれた徳田真寿
と流れを作るのはすごく上手だと思います。対象を奇人扱いしないことで、写真で「おもしろい人きた!」という感じが完全に際立ちました。
> 歴史のコクと恋愛の甘酸っぱさが入り混じった不思議な印象
とか
> 入口からほぼゼロ距離で窓口が
このあたりも、細かく丁寧に上手に書いている感じがありました。単純に三角グッズはめちゃめちゃかっこよかったですし、堪能しました。
「三角コレクター」という存在がもうたまらないです。コレクションって珍しいもの(化石やコインなど)だと納得できますが、平凡なものは偏執狂的なものを感じますね。
三角だなんて最高です。だって形じゃないですか。コレクションとしては無限ですよ。実際のコレクションとWikipediaの文献を行き来する構成も好みです。知識と行動で理解が深まっていく感じがします。そして最後に墓。
天下の奇人の名前にふさわしい墓だと思いました。こちらのブログも変人扱いせず、リスペクトを感じました。誇らしい気持ちになりますね。
[投稿者]なべとびすこさん (CRAZY STUDY)
[コメント]食事の際にいつも無難なメニュー選びをしてしまうので、「あえて」のメニュー選びに挑戦しました。
ココイチのハッシュドビーフは気になってました。吉野家のサバがそんなに美味しいとは。
デイリーでも何度かやってるし企画としてはたまに見かけるのですが、意外なメニューはネタの宝庫ですね。
味の表現や人にすすめるときの文章が普通のことしか書いてないので、もうちょっとひっかかる表現や笑える比喩を入れるといいかもしれません。
しかしびっくりドンキーのメニュー写真にある「イカの箱舟」が気になります。
上で「デイリーの過去記事カバー」を募集したとき、こんなことを書きました。
・本文では「デイリーではこうやっていたが…」みたいなことを書かずに、完全に自分のテーマとして書いてください。
これってすごく大事なんです。デイリーの元記事と比較し始めた瞬間に、「あ、その記事を読んだ人向けなんだな」って思われて、読んでない読者が立ち去ってしまうんです。
実はそれと同じことが、自分のブログの記事にも言えます。記事を書くときに前回の記事の続きとして書いてしまうと、読んでない人は「これは前回を読んでないから駄目だな」って思ってしまう。だからデイリーでは長い記事でも、記事を前後編に分けたりはしないようにしています。文中で他の記事に言及することはありますが、できるだけ「読んでる前提」感は出さないようにします。
できるだけ記事は単体で完結させていきましょう!
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