はい、以上いかがでしたでしょうか今週の「腕が痛い」。みなさんも今すぐ買ってぬりましょう。よろしくおねがいいたします。
僕もヒャッカ―(100均愛好家)として、今まで様々な100円アイテムを紹介してきたが、
いま特にヤバイのが、
「ぬり絵」である。100円の。まぁ100円だし、と言えばそれまでだが、あまりにインディーズ的なヤバイクオリティになっているのだ。
そこで今回は、そんな100円ぬり絵にて、特にグッと来た逸品たちを、
そこで今回は、そんな100円ぬり絵にて、特にグッと来た逸品たちを、
紹介していきたいと思うッ! 大人としてそれなりにぬりながら。
●1冊め 「アイドルぬり絵!」
まずこれは、女子向けのぬり絵である。かわいい服とか塗っていけるように、かわいいアイドルっぽい女子たちがおり、いわゆるプリキュア…?でもない、アイカツ…?でもない、え、誰? と思ったら、
プリ…ドレ…クラ…ブ?であった。誰でもなかった。つまりは100均用の完全オリジナルキャラなのであった。すごいけど、そりゃ知らない。
こんな彼女たちをサポートするマスコットキャラも、当然のようにいるが、
こんな彼女たちをサポートするマスコットキャラも、当然のようにいるが、
これも誰でもない。知らない。
そして、各自己紹介も兼ねながら
そして、各自己紹介も兼ねながら
ぬってとばかりに
世界観が進行していく。
僕にはもう、3人の区別はつかない。でも、
アイドルとしてちゃんと働いている模様。すごい。地下アイドルでないことを願いたい。
一方、今度は彼女たちが、待ち合わせしている風景のようだが、女性Aが「お待たせ!」と呼びかけているのに対し、
一方、今度は彼女たちが、待ち合わせしている風景のようだが、女性Aが「お待たせ!」と呼びかけているのに対し、
女性B、超カメラ目線。Aをガン無視、全然待ってない。これが女性の仲なのか。
そんな高貴な人間模様を目にしていたら、すっかり僕のぬり絵魂が刺激されてきてしまった。そこで、この中でも特に本気でぬりたくなってしまったのが、こちら
そんな高貴な人間模様を目にしていたら、すっかり僕のぬり絵魂が刺激されてきてしまった。そこで、この中でも特に本気でぬりたくなってしまったのが、こちら
髪!! これ、髪マジか。この女子、毛量エグすぎ。めくるめいている。ここまで髪を塗り分けねばならぬのか。
イヤだが、ぬりえ魂にもう火がついてしまったので、
まるでラーメンの麺を
塗り分けていくかのように、塗り進めていく。辛い。
でもその結果、ついにできあがったその全貌が、コレだ!
あら、きらびやか。な、ラーメン女が、無事できあがったのであった!
…というわけで、以上のことからも当ぬり絵、オリジナルの世界観を築くだけでも十分スゴいけど、そのうえ驚異の女子力までも味わえる、ヤバいほど可憐な逸品なのでした!
ではまだまだ、他のヤバイぬり絵を見ていこう!!
ではまだまだ、他のヤバイぬり絵を見ていこう!!
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●2冊め 「ベジタブルぬり絵!」
ぬり絵の対象って、車だったり動物だったり、プリミティブなニーズを満たすものが一般的だが、これ、野菜?
これターゲットの子どもにはどう映るのか。野菜好きな子って、わりと少数ではないか。
不安になりながらも、中身を見ると、その名にたがわぬように
これターゲットの子どもにはどう映るのか。野菜好きな子って、わりと少数ではないか。
不安になりながらも、中身を見ると、その名にたがわぬように
キュウリ。
次から次へと
野菜たち。超ベジタリアン向き。
粛々と塗り続けねばならないのか、緑で。ルーティンすぎる。食材的にはいっそ肉のほうが、とも思ったけど、豚肉や鶏肉を塗り分けるのも過酷なので、これでよいのだろう。
そして続いては、
粛々と塗り続けねばならないのか、緑で。ルーティンすぎる。食材的にはいっそ肉のほうが、とも思ったけど、豚肉や鶏肉を塗り分けるのも過酷なので、これでよいのだろう。
そして続いては、
大根が。がっつり白を塗り続けるって、かなりメンタルにクる。
他のぬり絵のように、子どもを誘うような、擬人化による問いかけ演出等も特になし。殺伐とした感すらある。子ども的にモチベーションの維持は難しそうだが、そんな豪華な食材ラインナップの中でも、今回つい本気で塗りたくなったのが、
他のぬり絵のように、子どもを誘うような、擬人化による問いかけ演出等も特になし。殺伐とした感すらある。子ども的にモチベーションの維持は難しそうだが、そんな豪華な食材ラインナップの中でも、今回つい本気で塗りたくなったのが、
キャベツ。
たまにアホみたい高騰してるけど最近安くなってきたし
光沢も出る黄色混ぜテクも使いつつ、
できるだけフレッシュに塗り続けた結果、できあがったのがコチラ!
おぉ、キャベツ。いつしかちゃんと土っぽくまみれており、鉄腕ダッシュ並みのドラマチックな収穫になったであろう。
…と、このように、執拗な野菜インプリティング(刷り込み)により、子供たちの野菜離れにも役立ちそうな、ヤバイほど有意義な逸品なのであった!
…と、このように、執拗な野菜インプリティング(刷り込み)により、子供たちの野菜離れにも役立ちそうな、ヤバイほど有意義な逸品なのであった!
●3冊め 「ドッグぬり絵!」
こちらは、子どもにも多そうな動物好き、特に犬好き向けのぬり絵である。まず最初に開くと
ハ、ハロー。と、チワワが。いきなり距離感ゼロ。さすが人間離れしている。こんな抽象を突き詰めた最少効率なデザインにて、いろんな種の犬が順番に出てくるようだが、
長ぇ。2匹目から長ぇ。いきなりマニアック犬種。段階を経ないのか。ターゲットを一気に絞りにきたように思える。
そして時に、犬の本音の吐露として、
そして時に、犬の本音の吐露として、
毛がないと細身、とのこと。聞いてないことをベラベラと。犬、饒舌すぎる。
でも、確かにうちのももも、お風呂に入れて毛がペッタリすると、
でも、確かにうちのももも、お風呂に入れて毛がペッタリすると、
すこぶる細くなるので、真理なのであった。
そして、ノリノリで遊びたがる右犬に対しての、
そして、ノリノリで遊びたがる右犬に対しての、
左犬の適当さ。温度差が気になった。
しかし、それにしても、べらべらよく喋る犬たち。それゆえたまに
しかし、それにしても、べらべらよく喋る犬たち。それゆえたまに
無口、だと不安になったが、犬はこれがデフォルトなのである。
と、様々な犬が、ぬってくれとばかりに現れてくるけど、正直これ、犬の色の正解、そうわからないのでは。いちいち画像検索して、ぬっていくしかないと思われ、なかなかなアサインな気がした。
そして最後の、いわゆる表3になると、急にまた
と、様々な犬が、ぬってくれとばかりに現れてくるけど、正直これ、犬の色の正解、そうわからないのでは。いちいち画像検索して、ぬっていくしかないと思われ、なかなかなアサインな気がした。
そして最後の、いわゆる表3になると、急にまた
リアルドッグ。現実に引き戻された。焦った。急だよ。
ってことで、コチラで特にぬりたくなったのは、せっかく本物のモデルもいることだし
ってことで、コチラで特にぬりたくなったのは、せっかく本物のモデルもいることだし
柴犬を塗ることに。そこで早速
本物をガン見しながら着色。やはりデザインに現実との乖離を感じるが、気にせず遂行。
毛レベルでの繊細な具現化をめざし、塗り進めていった結果、完成したのが、コレだ!
わぉん。つい地面まで塗ってしまい、アホ犬っぽく
足がまた土で汚れているのであった。もももアホゆえやむをえまい。
…でもこんな犬オールスター大集合によって、子供たちの動物愛も深められる、ヤバイほど貴重な逸品なのであった!
ではまだまだ、他のヤバイぬり絵を見ていこう!!
…でもこんな犬オールスター大集合によって、子供たちの動物愛も深められる、ヤバイほど貴重な逸品なのであった!
ではまだまだ、他のヤバイぬり絵を見ていこう!!
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●4冊め 「ショッピングぬり絵!」
今度は、おかいもの、ということで、消費社会のマテリアルをいろいろ塗っていける代物であろう。子ども的にはすごくグッときそう。
で、入店すると、1人ずつに、
で、入店すると、1人ずつに、
がっつり1カート。コストコか。なにこれ、彼ら買う気マンマンなんだけど。子どもなりに、駄菓子屋あたりをたむろするのかと思ったら。最近はそうなのか。
その流れで
その流れで
「セレブ?」って、マジか。浮かれすぎ。こんな高級店にガキがやんややんやと。店側としてはだいぶ迷惑だと思われた。
そして、今度はカバン売り場へ。あいかわらず女ウサギは、
そして、今度はカバン売り場へ。あいかわらず女ウサギは、
物欲に駆られているようだが、その一方、熊男、よりによって
PC用カバンに夢中。なにそのチョイス。それ一部の社会人が使うやつ。ていうか最近PCの外部持ち出しも厳しいし、彼にちゃんと管理できるのかやや気になった。
さらにメガネ屋だが、
さらにメガネ屋だが、
確かに多い。メガネ過多。ZoffやJINSは超えていた。
ついにはお魚売り場にも来たが、ほぼ
ついにはお魚売り場にも来たが、ほぼ
「すしざんまい」であった。
こうして買い物が終わったようで、ラストのシーンであるが、
こうして買い物が終わったようで、ラストのシーンであるが、
!! 完全に女ウサギの従者と化している熊男。ジェンダー的にコレはどうなのか
と、思いながらも、
重荷も含め塗り進めていった結果、
ついに完成した、その全貌がこれだ!
おぉ。ついまた地面も描いてしまい、また土汚れになってしまった。彼らの屈辱感の具現化であろう。
さらによく見たら
さらによく見たら
血の涙を流している。女ウサギに隷属させられたことに、さぞ憤慨だったのだろう。この悔しさを噛みしめ、いずれ捲土重来してほしい。
…と、そんなこともあったが、ちゃんとお買い物感覚も味わえるうえに、現代の物質社会も体感できる、ヤバイほど激レアな逸品なのであった!
…と、そんなこともあったが、ちゃんとお買い物感覚も味わえるうえに、現代の物質社会も体感できる、ヤバイほど激レアな逸品なのであった!
●5冊め 「カーぬり絵!」
最後はこちら、男子が塗りたくなるヤツである。「働く乗り物」という名目のもと「諸業務にてツールとして利用されてる乗り物」が、次々登場するようだが、各乗り物について、少年が
ワイプにて解説を。まるで王様のブランチ。売れるためにはワイプでのリアクションも大切だ。
そして突然、救急車のこの
そして突然、救急車のこの
スピード感。ここまで見開きでの大胆な効果線バーン、「ジャンプ」を超えている。
と、当ぬりえ、乗り物好き男子にはたまらない内容だが、同時にこれ、
と、当ぬりえ、乗り物好き男子にはたまらない内容だが、同時にこれ、
乗り物に興味ないとだいぶキツイかも。マジ無機物だし。
そしてついには
そしてついには
ロードローラーも。なんとなく子が運転しているが、運転してはならない。よりによってこんな危険なのを。第3部で瀕死の承太郎にロードローラーで襲いかかったディオを思い出した。
ではそんな中から、今回ぬってみたくなったのが、この郵便配達車!
ではそんな中から、今回ぬってみたくなったのが、この郵便配達車!
すごくこまごましてるけど、さっそくぬるぞぉ
…と思ったけど、
なにこれ。面倒くさい。こんなこまごまベタ塗するの、すごく疲れそう。
あぁ…こうなったら…
…
……
………
……ってことで、いったい何が起こっているというのか、その一部始終が、コレだ!!
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ってことで、そんな奇行の先にたどり着いた、その結果がコレだ!!
!! あらまぁ、おキレイに! つまりは業務量に耐えられず、スキャンしてフォトショップで塗ってしまったのであった!
くっきり主線で囲まれているので範囲指定しやすく、大変塗りやすかったのである。これが大人のやり方やでッ!! 大人のスキルで、作業時間を大幅カットやでぇッ!!
と、鬼の首を取ったかのような気でいるが、そもそもこんなぬり絵してること自体、大人として時間の無駄であることは、指摘してはならない。でも、大人でもつい夢中になってしまう、ヤバイほど珠玉の逸品なのであった!
と、鬼の首を取ったかのような気でいるが、そもそもこんなぬり絵してること自体、大人として時間の無駄であることは、指摘してはならない。でも、大人でもつい夢中になってしまう、ヤバイほど珠玉の逸品なのであった!
というわけで、そんな魅惑的な100円ぬり絵たち、ぬりまくることで、この現代社会の様々な真理を体感できる、ヤバイほどステキなアイテムなのでございました!
ではまたおやすみなさい…。
ではまたおやすみなさい…。
フォトショ無双。