3月22日 ベランダ菜園用にいろいろ買ってきた
もうすぐ4月なので、そろそろベランダ菜園を始めてみようかなということで、園芸ショップと100円ショップに行っていろいろと買ってきた。
・プランター
・土
・プランターの底に敷くネット
・じょうろ
・種
・肥料
種は二十日大根、紫蘇、エゴマ、バジルなどいろいろ適当に買ってきたのだが、特に気になっているのが「コリアンダー(香菜)」。タイ料理だとパクチーと呼ばれる香りの強い野菜。
自転車で2往復してきた。
このパクチーという野菜を最初に食べたのは、新社会人だった22歳の夏。上司に連れられていった中華料理屋の一日10食限定だという冷麺に入っていた。
目の前には「うまいだろ!」という上司の得意顔があったのだが、口に広がるカメムシのような香りが耐えられず、どうしてもそれを飲み込めなかった。
そんなほろ苦くもカメムシ臭い思い出があるパクチーだが、私の味覚が変わったのか、今では刀削麺とかフォーとか注文して、これが乗っていないと悲しくなるくらい好きだ。ベランダで育つといいな。
日本のベランダで育つかな。
3月24日 プランターに種を蒔いた
天気がいい日を選んで、朝からベランダで土いじりをして種を蒔いた。
これで今年は「野菜を買わなくても大丈夫」なくらいの豊作になっていただけると助かるのだが。
ところで、コリアンダーという名前について、韓国の食べ物だと思っていた時期があった。
コリアンダー、コリアンだ。みたいな。
左上に植えてあるのはレモングラスの苗。
これがパクチーの種。
4月2日 種を蒔き直す
種を蒔いて一週間以上が経ったのだが、いまだに芽が出てこない。
不安になったので種の袋に書いてあった説明を読んでみたら、種というモノは、一晩水に浸けてから撒くモノらしい。そういえばそんな気もする。
特にパクチーの種は、軽く砕いた状態で水を吸わせる必要があるそうだ。そんなの学校で習わなかったよ。
仕方なく種を水に浸けたをプランターに蒔き直す。最初に全部撒かないでおいてよかった。
砕いたパクチーの種は、柑橘系のいい匂いがするよ。
4月8日 パクチーの芽が出た
パクチーの種を蒔いたプランターから、ようやくかわいい新芽が出てきた。
YMCAでいうところの、「Y」のポーズがかわいい。
芽が出ると単純に嬉しい。
4月15日 パクチーの本葉もでてきた
パクチーのつるんとした双葉の間から、小さな本葉が出てきた。
ちょっと混み合って生えているところを摘みとって食べてみたら、口の中にフレッシュなパクチーの香りが広がった。
素晴らしい。
水を弾く双葉。
4月23日 種が混ざってしまっていたらしい
パクチーが生えているプランターから、見慣れぬ双葉が生えている事に気が付いた。紫蘇の芽みたいだ。
どうやら、二回目に種を蒔いたときに、一回目と違うプランターに間違えて種を蒔いてしまったため、ひとつのプランターに複数の種が混ざってしまったようだ。まあ、いいか。
二十日大根を間引きがてら収穫。もったいないから、葉っぱも軽く塩もみして食べたら美味しかった。
収穫って嬉しい。
左側の小さい双葉が紫蘇、真ん中がパクチー、右の大きい葉っぱは枝豆。
なんだか混ざってしまった。
二十日大根は、根も葉も全部まとめて塩もみして囓る。
5月7日 順調に育つ
パクチーが順調に育っている。
毎日水をやるのが、面倒くさいけれと楽しい。
面倒臭い。パクチー臭い。
パクチーは成長がとても早い。
5月24日 パクチーを食べてみる
ベランダのパクチーを少し摘んできたのだが、料理法がよくわからない。とりあえずは麺類と相性がいいだろうと思って、トマトとオリーブオイルでパスタに使ってみた。
パクチー、パスタに使う時はコリアンダーといったほうがいいのかな。摘みたてのコリアンダーは、小学生の頃の自分に食べさせたら泣き出しただろう程にとても香りが強い。大人になってよかった。
トマトは買ったヤツなのがちょっと残念だ。
コリアンダーとトマトの冷たいパスタ。
5月31日 モサモサと生えてきた
紫蘇とパクチーがプランターを覆い隠すようにモサモサと生えてきた。
別のプランターでは、バジルがムチムチと生えている。
ベランダ菜園、葉物は一人暮らしだと扱いに困るほどに収穫量が多くて素敵。
収穫した香味野菜、全部まとめてペーストにしたらパスタソースにする。美味しいかなと思ったら、太麺と香草のソースが相性悪かった。
紫蘇とパクチーがモサモサしてきた。
バジルもムチムチ生えている。
シソとパクチーとバジルのジェノベーゼ。こうみえてまずい。
6月2日 パンにパクチー
パクチーをたくさん摘んできて、ニンニクと一緒にみじん切りにする。
それをバターと合わせてトーストに塗る。臭くてうまい。
オリーブオイルと合わせてトーストに塗る。臭くてうまい。
パクチーとニンニク。臭い+臭い。
パクチーバター。臭くてうまい。
パクチーオイル。臭くてうまい。
6月16日 家庭菜園ヌードル
パクチーといえば、ベトナム料理のフォーだろうということで、鶏のフォー、フォーガーを適当に作った。フォー、パクチーは多ければ多い方が美味しいと思う。
パクチーはベトナム語でザウムイというそうだ。
モヤシを入れるの忘れたのが惜しまれる。今度はモヤシも育てようかな。
パクチーといえばベトナム料理のフォー。
6月17日 冷たいトマトとバジルのソバ
暑いので冷たい蕎麦を食べたい。
しかし、めんつゆがなかったので、冷凍庫で氷っていたホールトマトにニンニクとオリーブオイルと塩を入れて潰してソースをつくる。冷たい蕎麦にかけて、摘んできたバジルと一緒に食べたら美味しかった。
最近、ベランダの葉っぱばかり食べている。
家庭菜園をやっていると、収穫した野菜をどんどん使わないといけないので、よくわからない料理をつくるようになる。
冷やっこくてうまい。
6月17日 パクチーに蕾がついた
ずいぶんと背の高くなったパクチーの先に、なんと白い蕾がついた。びっくりした。さすが東南アジア系の方も多く住むマンションのベランダだけあって、パクチーの育ちがいい。
もうすぐパクチーの花が咲くのかと思うとワクワクする。どんな花が咲くのだろう。パクチーの花なんて見たことがない。
ついでに胡瓜の花が力強く咲いた。こっちは黄色い。
ウナギを釣りに行ったらハゼが釣れたので、夕飯のお椀にした。パクチーの新芽を彩りにちょこっと加えたら、鰹と昆布の出し汁が、急激に東南アジアの香りになった。
ベランダ菜園は驚きの連続だ。
パクチーに蕾がついた。
胡瓜に花が咲いた。
ちょっとのパクチーで、ハゼのお椀が東南アジア風になった。ハゼも外国の魚に見えてきた。
6月22日 紫蘇とエゴマとバジルの醤油漬け
葉物野菜がモリモリと育っているので、ちょっと変わったところで醤油漬けにしてみた。
醤油、ごま油、おろしニンニク、擂り胡麻、唐辛子に漬け込んだもの。
紫蘇もエゴマもバジルも美味しい。
こいつがあるといくらでもご飯が食べらるので、作った分以上に太ること請け合い。危険危険。
左が紫蘇とエゴマ。右がバジル。
紫蘇。ベランダに生えているといろいろ便利。
エゴマ。実は初めて食べる野菜だったりする。
6月27日 パクチーの花が満開
蕾だったパクチーが、満開の花を咲かせた。
うっすらとピンクなその花はとても可憐。カメムシ臭い葉っぱとは違って、パクチーの種と同じくほんのり柑橘っぽい爽やかな香りがする。
せっかくなので、豚足とネギを煮たものに乗っけてみた。茶色くて野暮ったい豚足も、パクチーの花を飾れば一瞬でメルヘンの世界へと旅立つ。
この花、高級中華料理店や会席料理屋あたりに高く売れないだろうか。売らないけれど。
パクチーに花が咲いた。
小さくて可憐な花。
豚足もファンシーに。
パクチーの花、かわいい。これが噂に聞く「萌え」というやつだろうか。
7月4日 パクチーの花に実が付いていた
枯れ始めてきたパクチーの花だが、花びらの下が膨らんでいる。どうやら実がなるみたいだ。
もしかしたらこのまま育って、ベランダ菜園でパクチーの種が収穫できるかも知れない。
ここは本当に東京だろうか。
花の付け根が膨らんでいる。
7月10日 花が落ちて、実が残った
パクチーの花びらが完全に落ちると、丸っこい実が残った。これがそのまま乾燥すれば、種が取れるはずだ。
プランターから怪しいきのこが生えてきた。気になるところだが収穫は我慢しておく。
実がなるとか、きのこが生えたとかいうと秋っぽいのだが、まだ7月前半だ。
実もかわいいぞ、パクチー。
怪しげなきのこ。たぶん食べたらラリルレロ。
胡瓜が一本だけ育った。
7月23日 パクチーの種を収穫
種を蒔いてから4ヶ月、パクチーはカラカラに枯れて種が残った。まだ7月だというのに、サイクルの早い植物だ。
この種はスパイスとしても使えるらしいけれど、せっかくなので来年またベランダに撒いてみようと思う。
パクチー栽培、おいしくて、おもしろかった。
パクチーの種がカラカラに乾いた。
種は撒いた分以上に収穫できた。ちょっと儲けた気分。
まだまだ他の野菜は元気。バジルの花の香りを嗅いで、カメムシ臭いなーと思ったら、ホンモノのカメムシが止まっていた。
パクチーの花に驚きました。
パクチー、本当は蕾ができる前に収穫しないと葉っぱが硬くなっちゃうんだけれど、食べきれなかったので放っておいたら、綺麗な花が咲きました。ズボラしたおかげでいいものが見られました。
パクチーも種がある植物なんだから、花が咲くのは自然の摂理として当たり前なんだけれど、実際にベランダに植えたパクチーに花が咲くと、とてもビックリしますよ。
今年もまたビックリしたいので、去年集めた種をベランダ菜園に蒔きました。