デカ顔から間髪入れずにジョークを飛ばしたい
僕が英語で話さなければならないときはたいてい海外の展示会でデカ顔箱を展示しているときである。
展示品で笑わせて、なにか聞かれたときにさらに笑わせたい。
そのために協力してもらうのは岡田朗さんとジョーダンチャンさん。
岡田さんは変なポーズを取る
ジョーダン・チャン
岡田さんは英語でラジオDJをやったりしているし、仕事でハワイに行っても1日中ホームデポにいるぐらいのネイティブっぽさである。ジョーダンはカナダ生まれ、日本では広告の仕事をしている。
ジョークの判定をするのがジョーダンだが、別に名前で選んだわけではない。
ではいくつか用意してきたジョークを試してみよう。
1.私はドナルド・トランプです
はははは
ジョーダン:はははは。That's Funny.ちょっと髪が微妙に似てるから面白い。でもブラッドピットのほうが面白いかな。誰でもいい。
林:うけて嬉しいけど、トランプに似てるというのは微妙です。有名ないい男だけど誰ですか、冗談だなってわかる人だと。
ジョーダン:President Trumpでいい。トムクルーズでもオッケー。
林:Hi I'm Tom Cruise
ジョーダン:わはははは OK 面白い。ストレートフェースで言うんだったら受けると思う。このBigFaceBoxとリンクする印象を与えたいなら発明家や科学者はどうですか。アルバートアインシュタインやグラハムベルとか。
林:怒り出す人はいないですか
ジョーダン:最初だから大丈夫だと思う
デカ顔箱を作ったグラハム・ベルですって言ってみます
嘘でいく
ジョーダン:I'm Yuji . I'm husband of Cindy Crawford.とか絶対ウソと分かるのがいいと思う。
林:妻が横にいたらもっと面白いかな
ジョーダン:でも妻ってわからないよね
岡田:Cindyって名札つけておけばいいじゃん。
岡田:「英語しゃべれないんです」って流暢な英語で言ったら面白いかなと思うんだけど
林:I can't speak English.
ジョーダン:ごめんなさい、いまの英語の発音だと難しいと思う
岡田:I seeって言われちゃうよね
発音がだめ。当たり前のことを指摘される。
ジョーダン:急にイギリスの発音で言ったらめちゃ面白いと思う
I can't(カント)speak proper englishとか。
Properでふたりは笑っていたが僕は分からなかった。アメリカ英語では言わないらしい。
林雄司です。5歳です
ジョーダン:うーん、それはあまり面白くない。
岡田:主婦ってつけるのはどう?
林:I am 5 years old and house wife
ジョーダン:うーん、Not realy(あんまり)。Hi I'm Yuji.I'm constipated だったらどう?
林:なにそれ
ジョーダン:便秘
林:それはOK? 英語って下品な表現がNGだったりするじゃないですか。
ジョーダン:相手による。20代だったらいける
日本から歩いてきました
林:I am Yuji Hayashi. From Japan by walk.
ジョーダン:??? それはもっといい言い方したら面白くなるかもしれない。文法大事。
ポーズとってもらったら英会話の本みたいになってしまった。
ジョーダン:Hey I'm Yuji. I just walk here from Japan.
って言ったら受けるかもしれないけど。言い方がよくない。
岡田:日本が陸続きじゃないって分かるかな。
アメリカの田舎町に行ったときに東京から来たっていったら「すごーい、車で何時間かかるの?」って言われたことあるけど。
ジョーダン:サンフランシスコなら大丈夫
林:心が折れてきました。じゃあもう犬ですとか言っちゃうのは?
Hi Yuji Hayashi. I'm a dog.
ジョーダン: I'm a dog は突然すぎる、もうちょっと会話してから言ったらおもしろいかも。
林:I'm Yuji Hayashi. from Japan, Im a dog.
ジョーダン:もうちょっと、もうちょっと欲しいな。too soon
林:I'm Yuji Hayashi. from Japan, I made this, Big face box. I'm a dog.
ジョーダン:あははは、全然わかんない
林:おれも何言ってんだろうという気持ちになりました。
「私は犬です」と挨拶している人たちを背景に
ジョーダン:3分とか5分ぐらい話して間が静かになったら、by the way I'm a dogとかだったらたぶんおもしろいかも。
林:日本語でもそうですね
飛躍しない
ジョーダン:今までのアイデアが本当に変なことを言ってるので、挨拶の言葉にかけるのがいいかもしれない。
先輩は、nice to meet you をnice tometoと言ってた。これは100%笑う。
林:編集部のChikakoという女性が、I'm Chikako call me Chicagoって言って笑いを取ってました。
ジョーダン:それはいける
林:なるほど。ところでYujiがまったく伝わらないのでTomとかにしてしまおうかと思ってるんだけど。
岡田:I'm Yuji Hayashi. Call me Tom.
ジョーダン:Alfred がベリーファニー。ベリー古いネームなので。Stanleyとか。
林:I'm Yuji Hayashi. Call me Alfred.
ジョーダン:Yes that's very funny. 説明できないけど。
林:与作みたいなものですかね
岡田:わっかんねえな
ジョーダン:ファーストフードでYujiは通じないけど、Alfredならうけると思う
アメリカのファーストフードではできたときに呼ぶために名前を聞かれる。かつてYujiと言ったところ、受け取った紙パックにUZと書いてあった。
なんでこれ作ったの?
林:デカ顔箱を見せたときになんでこれ作ったの?とよく聞かれるんだけど、日本語でも答えにくい。「なんとなく…おもしろいかなーと思ったから…」としか言いようがなくって。
岡田:なんて言ってるの?
林:Just for fun. とか。神の啓示だと言いたいときはどう言えばいい?
岡田:God told me to make this. 妹が病気で、とかは?
ジョーダン:That's deep. シッツエンゲコルがいい。
林:?シッツ ゲ…?
ジョーダン:shits and giggles。for fun の違う言い方。意味わからないけど、みんな知ってる。みんな笑うと思う。
(Shitなので場所を選ぶ表現です)
shits and giggles
もうそろそろちゃんと習う時期
こういう英語の記事を書くのは3回目である。
1回目「
かわす英会話」
2回目「
英語が通じなかったら大きな声で同じことを言え」
僕の得意な小手先のテクニックである。ロー努力ハイリターン。
しかしよりによって冗談をテーマにした記事で文法と発音のまずさを指摘されて心が折れた。
折れたのでやっぱりちゃんとまじめに習おう。
という気にはぜんぜんならないので次の機会にshits and gigglesが通じるかどうか試そうと思う。以上、Alfredでした。
まとめ
いけそうなジョーク:
Hi I'm Donald Trump.
Hi I'm Tom Cruise.
I'm Yuji . I'm husband of Cindy Crawford.
Hi I'm Yuji I'm constipated
Hey I'm Yuji. I just walk here from Japan.
I'm Chikako call me Chicago
I'm Yuji Hayashi. Call me Alfred.
shits and giggles
だめなジョーク:
I am 5 years old.
I am Yuji Hayashi. From Japan by walk.
Hi Yuji Hayashi. I'm a dog