特集 2018年4月15日

デカ目プリクラはどれくらいスゴイのか?(デジタルリマスター版)

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美人の基準は時代によって違うという。

平安時代はいわゆる「引目鉤鼻」の目が細くてぽっちゃりした女性が美人だった。
確かに昔の絵巻物に描かれた女性はみんな目が細くて顔がぽっちゃりしている。
しかし、現代の美人といえばそれとは真逆で、目がぱっちりしていて顔がしゅっとしている方が美しいと言われる。
現代人の誰もが憧れるおめめぱっちり……そんな憧れを現実のものとしてくれる魔法のような機械を人類は創りだしていた。

2010年12月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。
鳥取県出身。東京都中央区在住。フリーライター(自称)。境界や境目がとてもきになる。尊敬する人はバッハ。(動画インタビュー)

前の記事:韓国と北朝鮮の境界をまたぐ

> 個人サイト 新ニホンケミカル TwitterID:tokyo26

ぼくも美白&デカ目でかっこ良くなりたい!

のっけから、大仰な話になってしまったが、ようするに最近のプリクラはスゴいらしい。

うわさによると、最近のほとんどの機種では、写っている人の顔から目を判別し、自動的にぱっちりさせてしまう機能を装備しているというのだ。

これは実際に写してみて確かめてみたい。
この顔がプリクラの力によってどこまでカッコよくなるのか?
この顔がプリクラの力によってどこまでカッコよくなるのか?
プリクラなんてもう10年近く撮ったこと無いのだけど、ぼくもおめめパッチリで美白肌になれば、カッコよくなってモテるかもしれない。
有楽町地区で最大のゲームセンター「アドアーズ銀座店」にご協力頂いた(2010年当時・現在は閉店)
有楽町地区で最大のゲームセンター「アドアーズ銀座店」にご協力頂いた(2010年当時・現在は閉店)

選べる目×肌・「アイミク」で小手調べ

mixiとの連携機能があるという「アイミク」
mixiとの連携機能があるという「アイミク」
まずは「選べる目×肌」というキャッチフレーズの「アイミク」という機種で、おめめパッチリを試してみたい。
カメラと操作画面以外、すべてが照明
カメラと操作画面以外、すべてが照明
せいいっぱいのおどけ
せいいっぱいのおどけ
制限時間が短い!もたもたしていると機械が勝手に決めてしまう
制限時間が短い!もたもたしていると機械が勝手に決めてしまう
終わったと思ったらさらに「ボーナスショット」なんてのがあった
終わったと思ったらさらに「ボーナスショット」なんてのがあった
以上、久々のプリクラの操作でオタオタするおっさんを見ていただいた。

大まかに言うと、フレームの選択>撮影>撮影>撮影……という流れで撮影されるのだが、制限時間が十数秒しかなく、操作やポーズに迷っているうちに機械が勝手に決めてしまったり、シャッターがおりてしまう。
瞬発的な判断力が大幅に低下しているおじさんは確実に手間取ってしまう。プリクラは、まさに生き馬の目を抜く大都会東京の縮図のようなものなのだ。

おまかせデコレーション機能が便利

撮影が終わると今度は筐体の横に移動し、写真に落書きだ。
一体何を書けばいいのか…
一体何を書けばいいのか…
ここでまた迷ってしまう。 デコレーションできる画像素材や機能が豊富すぎて、おっさんの発想力では何をどう落書きすればいいのか悩んでペンが止まってしまう。

ところが、そんな人のために実は便利な機能が付いている。文字とデコレーションがあらかじめセットになっている「一発」という機能だ。それらしいワードと可愛いデコレーションがその名のとおり一発でできる。

そして、おっさんがオタオタしながら作成したシールがこれだ。
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色々とツッコミたくなる気持ちはひとまず横に置いて頂き、まずは目を見ていただきたい。

たしかに目が大きくなったような気がする

はじめまして、ぼくです
はじめまして、ぼくです
コ・ノ・ヤ・ロー
コ・ノ・ヤ・ロー
エネルギーを放出するぞ!負の
エネルギーを放出するぞ!負の
なんでこんなポーズを取ったのか今となっては藪の中
なんでこんなポーズを取ったのか今となっては藪の中
35歳。元気です!
35歳。元気です!
「ハートアタック」に関してはじゃっかん目を見開いたのだけど、それ以外は特になにも意識せず普通に撮った。
右の普段の時の顔写真に比べると、とても微妙な差かもしれないけれど、少し目が大きく写ってる気がする。
目そのものが大きくなったのもあるかもしれないが、それに加え、白目と黒目のコントラストをハッキリさせて目がぱっちりしてるように見せているようだ。

なりたいデカ目がここにある・「ジュエラ・アイラッシュ」の底ヂカラ

真打登場
真打登場
「なりたいデカ目がここにある」そうか、ココにあったのか
「なりたいデカ目がここにある」そうか、ココにあったのか
実はアイミクの隣に設置してある「なりたいデカ目がここにある」というキャッチフレーズの「ジュエラ・アイラッシュ」というプリクラも気になっていたのだ。こちらも試してみた。
よっこらせっと……
よっこらせっと……
そしてできたシールがこれだ。
殴りたくなる
殴りたくなる
このアトど~するヨって、袋叩きに遭いそう
このアトど~するヨって、袋叩きに遭いそう
これはすごい。勝手にまつ毛が盛られた! もちろん、付けまつ毛なんてしてないのにだ。
まつ毛が!!
まつ毛が!!
すごいと思う反面、おっさんがまつ毛を盛るとキモいという驚くべき事実も判明してしまった。よく考えれば当たり前の事なのだけど、やっぱりキモい。
そもそもこの記事、ハナっからおじさんのどうしようもない写真ばかりでいかんともし難い事に今気づいた。
残念なことに、あともうちょっとあるので、読者諸兄におかれましては今しばらくお付き合い願いたいと思う。
いったん広告です

いろいろと小細工しても反応するのか?

まつ毛を勝手に盛ってくれるという機能があるということが分かると、やはり小細工した場合はどう写るのか、色々と試してみたくなるのが人情というもの。
実はプリクラでデカ目を撮影するにあたっていくつかの小道具を持ってきたのだ。まずはこちら。
寝てないよ!っていう例のやつ
寝てないよ!っていう例のやつ
当サイトでは既に「寝てませんシール」なんてのが開発されていたりするのだが、ここはオーソドックスに水彩絵具で目を描いてもらった。目を水彩で描くことが、オーソドックスなのかどうかは知らない。

そしてできたシールがこれ。
これはハイキックされても文句は言えない
これはハイキックされても文句は言えない
残念なことに、デカ目になったかというとなっていない。

ただ、目をつむったときの下のまつ毛はちょっと盛られてる。機械も下側のまつ毛は盛っていいのか、やめとくべきか、逡巡したのかもしれない。

もう、このへんでイライラが頂点に達している方も多いかもしれないが、もう少しガマンしていただきたい。

続いて試したのはこれだ。
プリクラが好きだったんです……
プリクラが好きだったんです……
遺影。 自分のものとはいえ、こうやって抱えるとやはりなんとも言えない気持ちになる。

そして出来上がったシールはこれだ。
生前はセクシーだったんです……
生前はセクシーだったんです……
ご勝手に行ってください
ご勝手に行ってください
度々すみません。比較用です
度々すみません。比較用です
どうだろう。 これは多少目がぱっちりしたかもしれない。ただ、物理的に大きくなったというよりも、モノクロで白目と黒目のコントラストがより一層ハッキリしたため、目がぱっちりしたように見えるのかもしれない。

お面や肖像画はどうだろうか?

今回ご協力をおねがいした織田信長さんと能面の小面さん
今回ご協力をおねがいした織田信長さんと能面の小面さん
生身の人間ではない、肖像画やお面ではどうだろうか?
ピースではじけてみる
ピースではじけてみる
第六天魔王・信長、プリクラに降臨
第六天魔王・信長、プリクラに降臨
そして、できたシールがこれだ。(信長は白く飛び過ぎて見難かったのでちょっと色補正してあります)
幽玄の世界から飛び出してきました!
幽玄の世界から飛び出してきました!
泣かぬなら殺せばいいじゃん!
泣かぬなら殺せばいいじゃん!
小面は目がぱっちりしたというよりも、なんだか垢抜けたという感じだ。
信長はいくらか目がぱっちりしたように見えなくもない。やはりこれもコントラストのせいだろうか。
残念ながら両方ともまつ毛は盛られていない。機械はやはり少しでもまつ毛が付いていないと盛るのは難しいようだ。
コンサバティブ部門で頑張ります
コンサバティブ部門で頑張ります
一体どういう心境の変化なのか?
一体どういう心境の変化なのか?
しかしながらちょと驚いたのは、すこし上向きにしただけで、小面がこれほどまでに可愛らしい表情になるということだ。
「能面は面を上下に傾けることで表情を変える」という話を聞いたことがあるが、はからずも現代の科学技術で伝統芸能の技の確かさが証明される形となった。

やっぱり最近のプリクラすごい。でもぼく自身はカッコよくならなかった

え、こいつら付き合ってんの?
え、こいつら付き合ってんの?

ここまでやってひとつ気づいたのは、どのプリクラ機もカメラの位置が顔よりちょっと下あたりにあるため、顔を大きく写そうとすると、少し前かがみになって下からカメラを覗き込む形になるということだ。
実際にやってみるとよくわかるが、すこし屈んでカメラを下から覗き込む姿勢になると、大抵の場合目をちょっと見開いてしまう。
目を自動的に判別して画像をデジタル処理する他にも、実はカメラの位置という意外とアナログな仕組みで目を大きく写しているということもあるかもしれない。
そして、おじさんは写真に可愛くうつったとしても、カッコよくなってモテるどころか、実際は悲しい結果にしかならないこと。それから、能面の小面が思ったよりも愛らしいという事実に気づけたのは大きな収穫だった。
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