特集 2018年4月8日

あの人気柴犬雑誌に 愛犬ももと取材された

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うちの柴犬ももと変なことをいろいろやっていたら、なんと! あの人気柴犬雑誌「Shi-Ba(シーバ)」の取材を受けることになった。動物雑誌の取材撮影とは一体どのように行われるのか、その裏側を含め(そして衝撃の完成品まで)衝撃の一部始終を大公開だ!
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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●裏シーバ1号 「メール」

先日、僕のもとに、
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一通のメールが届いた。
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人気柴犬雑誌「Shi-Ba」からの取材の依頼である。
最近はもう99.9%SPAMな僕の受信トレイ。現代の全パターンと言えるほどの
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多様なSPAMをもらっているので、また新手のそれかと思ったが、
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本当だった模様。たまにはメールをちゃんと見てよかった。ももとの取材をご丁寧に依頼してくださり、受けさせていただくことにした。
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●裏シーバ2号 「お風呂」

そして取材の前日となったのだが、もも、見ていると
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なんか薄汚れてる気がしてきた。白い所がなんかグレイ。散歩中にアホみたいに
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田んぼにINするからであろう。取材撮影なのだから、被写体はキレイな状態にしとくべきや! というわけで
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お風呂に連行。が、ももったらまぁ
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お風呂が嫌い。なので、嫌がりに嫌がったけど、なんだか勢いで
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湯船にドボン。普段はここまで入れないけど、よりピカピカにするにはやむをえない。
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           「ぷぎゃー」

嫌がるけど、甘い言葉で懐柔しつつ洗い続けた結果、
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細くなった。
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何だこれ。フライドチキンか。ちょっと引く。
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犬って、毛によりだいぶ盛られている事実を突きつけられた。でも、なんとか洗い倒し、
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ピカピカになった、ような気がする。あまり変わってない気もするが、やれることはやったのだった。
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●裏シーバ3号 「小物」

そういや撮影の際に、「過去にデイリーで行ったももネタをいくつか再現できたらぜひ!」とのこと。そうか、ではわかりやすく、
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犬の頭にデフォルトで「?」をつける画期的な装置を発明したことがあるので、あれを再現しようと思い、久々に取り出してみたところ、
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ボロすぎる。あれから幾星霜とでもいうような劣化具合。ほぼ干からびたヘビ。これは絵的にまずいので、
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こっそり新調しておこう!ってことで、「?」装置を
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再誕させておいたのだった。これで取材の事前準備は万端やでぇッ!
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●裏シーバ4号 「掃除」

編集部のみなさんが来てくださるので、取材撮影が行われる実家のリビングを、きれいめに掃除。
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したところ、非日常なキレイさに、もも何かを察したのか、奥の窓の向こうで
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部屋に入ってこない。
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         「…なんかいつもと違うわ…」

なにこの距離感。何かを予感したようだが、気にせず過ごしなさい。
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●裏シーバ5号 「取材」

あらためて、みなさん来てくださりまして、こんな千葉くんだりまでありがとうございます。
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※諸事情により編集部のみなさんは画像処理させていただきます。が、
まずは取材ってことで、こんな感じでスタート。
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もものことや、今までのもも記事についていろいろトーク。カットされてるかもだが「ももは偏差値低め」などの度重なる失言も。
都度ももは傷ついたが、うまくまとめてくださるだろう。それにしても、徹底した柴犬画像処理のせいで、
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柴犬版MAN WITH A MISSION状態になっているが、それは気にしないでいただきたい。
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●裏シーバ6号 「撮影」

続いて、ももの写真撮影に。本格的なライトも設置しつつ、撮影グッズである
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「大きな布」をセッティング。これ画像を後でキリヌキやすくするためのやつ! 画像処理人間の身としてこれは助かる。
そして、カメラ周辺では
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人間たちが、ももにエサを仕向けることに。つまり、ももがカメラの方を見るように、エサでつるのである。
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こうでもしなきゃ言うこと聞かない&欲しがりまくる犬。我が犬ながら恥ずかしくなる。こうして、ももが生き生きと笑顔になる瞬間を求めて、
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シャッター押しまくり! さらに撮影時、カメラマンさんが突然、「ブルルルー!ワォワォワォ!」などの謎の奇声を発す!
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一瞬焦ったが、これ、犬をカメラ目線にするための動物カメラマンさんの撮影テクニックで、生で見れて感動したのであった。
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そして今度は、例の「?」装置を撮ることに。
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新調しておいてよかったが、なかなか「?」がいい感じに立たない
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ので、
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またエサを
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与えまくり、撮りまくる! 自分のWEB用記事だったら、2、3カットであっさりヨシとするところを、
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理想の絵を求めて何十枚も撮影! さすがプロ! そして今度は僕が「?」ももをダッコして撮影することに。
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きわめて仲良さげな飼い主と犬の図、だがホントはダッコが苦手なもも。おかげで、飼い主のはずが、誘拐犯のようになっていたので、その決定的瞬間はぜひ誌面で確認してほしい。
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さらに今度は、このまえ作ったプーチンに抱いてもらえる犬用顔ハメ看板でも撮ることに。
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しかしコレ、もも穴から全然顔を出してくれなかった辛い思い出が。また同様に顔を出してくれず、
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今回はより大所帯にて! エサでつりまくり、板を押さえまくり、ももをダッコしまくって、
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なんとか撮影実行! 一匹の犬のために! こんなにもの人間たちが!でもそのおかげで
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なんとかがっつり顔を出してくれたのであった。ありがとうもも。
看板の裏にて、微妙な高さでダッコ維持し続けるのだいぶキツかったが、動物の撮影とはこんなにも大変なのであった!(今回が特殊なのかもだけど。)
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(その苦労の結果はぜひ誌面で確認してみよう!)
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●裏シーバ7号 「実家ロケ」

続いて、外でももを散歩してる絵も撮ることに。業界的に言うと
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屋外ロケである。撮影前に散歩行ってきたばかりだったが、またすぐ散歩に行くことに、なると
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もも即ハイテンション。犬って散歩の何がそんなに楽しいのかはいまだに謎である。
まず散歩シーンの撮影のロケ地として、ももの実家へ行くことに。
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さらっと書いたが、じつはももは、近所にいらっしゃる凄腕柴犬ブリーダーさんからいただいた柴犬なのであった。
それゆえ当所、柴犬がいっぱいいるのだが、
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もも、吠えられまくり。シッポ下がりまくり。これ犬的にNGの意思表示である。ここまで実家から拒絶されるとは。
もも実家とうまくやれていない模様。犬もいろいろあるのだろう。

と、もものおかげで途方に暮れてしまったが、こうなったら一体どこへロケに行くべきなのか、次のページへ急げ!
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●裏シーバ8号 「神社ロケ」

もも、実家から勘当されたので(飼い主的にも不憫すぎるので誌面ではカットかもだが、)
どこか他に、散歩インスタ映えする所へと思い、とりあえずやや離れにある
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神社へ行くことに。
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神社が映えるのかは知らないが、とりあえず鳥居で撮ることに。
すると、神社の日本的なビジョンが
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柴犬にピッタリ! そういや柴犬って日本の犬。こういう和風なものにはハマるはず!
と、そんなももを、より理想のアングルから撮るために、カメラマンさん躊躇なく
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地面にうつぶせ撮影モードに! こういうプロ意識、大好きや! おかげで、和の神髄な魅力を引き出していただけたのであった!
ほかにも、和風の石柵からひょっこりはん顔を出すもも、
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和風! 
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和風総本家!! 次の豆助ねらえる!! 
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が、もも、ぜんぜん豆ではないのであった。
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(そんな奮闘の結果はぜひ誌面で確認してみよう!)
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●裏シーバ9号 「焼きおにぎり」

ちなみに僕、デイリーでたまにやらせてもらっているが、柴犬の茶色具合がつい食べ物に見えてしまうゆえ、柴犬フードをいろいろ作っている。
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そこで「何か柴犬フードの最新作をぜひ!」とのことだったので、このたびは読者の皆さんもマネしやすそうな『柴犬焼きおにぎり』を作ることにした。
さっそく、慣れた手つきで
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ごはんで柴犬ももの形を成形。
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事実上これがおにぎりなのかどうか、定義はこの際どうでもいい。
そして、焼きおにぎりなので
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べったりショウユを塗ったあと焼かなきゃいけないのだが、オーブンで焼こうと思ったら、サイズ間違え入らない、というケアレスミス。
だったので、このたびはチャッカマンで猟奇的に
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火あぶりに。変質者のように、紅蓮の炎で焼き尽くす。地味に指が痛い。近隣をたむろするももの撮影も行いつつ
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誌面的にはこれにてブツが完成! そのプロセスを含め全貌は、誌面を確認していただきたいが、
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取材撮影はそこで終わらせたけど、
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実際には、その後ちゃんと
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実食!をしていた!のであるが、いったいコレどんな味だったのか、食べてみたところ
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ちゃんとおいしく、ていうか味としては、普通に醤油のついたごはん、というだいぶ想定内の味わいな仕上がりだったのであった。
ごちそうさまでした。
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●裏シーバ10号 「取材後」

そんなこんなで、取材撮影が無事終了。みなさんお帰りいただいたあと、しばらくしてからのもも、さすがに撮影などで疲れたのか、
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爆睡。何この状態。犬あんまりこういう寝方しない。特に柴犬ってもうちょっと警戒感ある。緊張感なさすぎ。
おかげで僕、まったく動けなくなったのであった。でももも、このたびはどうもありがとう。あとでたくさん褒美を与えるからね。
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というわけで、今回のこんな取材が、誌面では一体どのように具現化されるというのか!?
とても気になっていたところ、完成品をGETできたのだが、なんと! 目にした瞬間、衝撃を受けることになったのだった! それがコチラ!!
そして発売した「Shi-Ba」記念すべき第100号の、
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その表紙がこれだ!!
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ももッ! この表紙の真ん中にいる犬、ももッ!! スゴイ! もも、ありがたいことに表紙にまで登場していたのであった! スゴイ!
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あの白布の上にてエサで釣り続けた苦難の結果、もも、こんな素敵な笑顔の一枚を! 「Shi-Ba」編集部さん、どうもありがとうございましたッ!!
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そして今回取材していただいたことも見事にまとめてくださっていたので、ぜひそんな「Shi-Ba」手に取ってみていただけたら幸いです。

というわけで動物雑誌というのは、人間たちの汗と涙と動物愛によって、産み出されていたのでございました。ではまたおやすみなさい…。

はい、以上いかがでしたでしょうか今週の「今すぐ書店やコンビニや書ンビニに急げ」。みなさんも急ぎましょう。よろしくおねがいします。
画像処理地獄。
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