引っ越しの段取りをミスる
まずはいまの自宅の様子をおしらせしたいのですが
本格的になにもない状態が3日続いています。
4年ぶりに引っ越しをすることになり、張り切って前の家具を全部捨てて買い換えることにした。が、入居してから数日のことをまったく考えていなかった。
ベッドもねえ、ソファもねえ、テレビもラジオもねえ……。どうせこんなに何もないなら、何かして遊ぼ♪ ということで張り込み捜査ごっこを満喫することにしたのである。
布団も捨てたので次の休日まで毛布を半分に折って寝る生活になってしまった。腰が死んだ。
「三脚」「あんぱん」「簡素な寝床」
張り込み捜査といえば「窓際に三脚」だろう。
大きいカメラがないので三脚だけという張り込みにあるまじき仕様。でもそれっぽい。
一旦この状態で張り込んでみる。ミニ望遠鏡をのぞくも何かが惜しい……。
張り込む人は何か事情があって張り込むのだと思う。犯人の決定的な証拠をつかみたい刑事。娘を殺したやつに復讐するべく計画を練る父親……。
部屋まで借りるということは長期戦で絶対逃さないという強い意志も感じられる。ということは少しその部屋で暮らしている描写も必要そうだ。
「簡素な寝床」「コンビニ軽食(あんぱん)」を追加しました。張り込み感でてきた!
張り込み開始
セットが整ったのでいざ張り込みである。怪しさを増幅させるために、ちょっと画質も隠しカメラっぽく落としていきますね。
ただ座っただけなのに「張り込みしてもう2年ほど経過…まだ決定的な証拠は抑えられていない…」的な疲れた人に見える。だんだんそういう気分になってきた。
「ヤツが帰ってきた!」あんぱんと牛乳を摂取しながら、様子を伺っていきます。
「絶対に許さない……」的な目つきで別アングル。
質素な部屋でただ何かを恨みながら外を見る状況、ただ真似してみただけでも気が狂ってるなと感じた。相当な思いがないとできない作業だこれは。
ただ室内がシーンとした空気で包まれている。気が滅入るどころじゃない。自分が誰かを捕まえたい時は絶対警察にお願いしようと決めた。セルフ張り込みつらすぎる。
あとこれ自分が道を歩いていて、窓にこういう人見つけたらすぐ通報するだろうなと思った。
恨み感を追求する
さらにドラマっぽく、禍々しい感じを出すために部屋に写真を貼って見ることにした。きっと犯人か何かをあぶり出すための写真だろう。よく見るやつだ。
適当な写真が数枚はってあって、赤線で謎の関係性が結ばれている。
ただ写真は小学五年生の時にいった阿蘇山旅行での自撮りがほとんどである。紙の写真が昔のものしかなかったからだ。
昔の自分に歯磨きコップを立てるための棒(吸盤式)を貼り付けてみる。多分大きくなったこいつが犯人なのだろうという感じがしてきた。
本当は押しピンで乱雑に貼りたかったが、新居の壁に穴を開けるのは嫌だった。赤ペンで壁を汚すわけにもいかないので、紙テープにした。
さらにマスクと帽子もかぶって写真の前で張り込み開始である。やばい奴感が少しでた。おっと犯人がきたらしい。
この時だこの時を待っていた。銃(三脚)に弾を込める。絶対に逃さない…。
狙いをさだめ…くたばれ……ッ!
だんだん殺し屋なんだか職業がわからなくなってきたが、撮影して撮ってものをみては一人でそれっぽすぎて笑っていた。張り込み体験たのしい。USJあたりにアトラクションとしてできたらいい。
空の部屋でできること全部やる
もう十分満足だが、やり残しがないように刑事ドラマっぽくみえることを全部やって終わりにしたいと思います。
トマトジュースをサーーッ。この上に寝転べば
20代女性(身元不明)の死体だ。他殺として調査される。
痛ましい事件だ。(実際はトマトジュースが服につかないようにひやひやしている)
また、ビニール紐を人型に貼って
各部位にアルファベットを振り、その横でメモをとると
鑑識ごっこもできました。
張り込みフォトブースがあればいい
今回たまたま新居があいてたので遊べたが、これ家を貸し切って張り込みゾーン、死体体験ゾーン、鑑識体験ゾーンとかフォトブースにすれば儲からないかなと思ったほと楽しかった。撮影してはニヤニヤできるので、部屋が空いたらみなさんもぜひお試しください。
ちゃんと掃除までしました。早く家具を揃えたいです。