1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
2017年、最後の最後に落とし穴がありました
12月は2日からずっと予報が当たりつづけて、奇跡の連勝街道。
最後の一週間も晴れる日が多くて、予報はラクラク。当たりの連続で、そのまま2017年を締めくくれそうな勢いだった。
ところが、落とし穴が、大みそかに。低気圧が来るのも読みきって、ドンヨリ曇ることも読みきって、日中に一時的に降ってくることも読みきって、完璧の展開! …のはずだったのに、まさかまさか降ってきたものは雪。
気温が4℃くらいあったので雪のことは考えなかったが、空気がかなり乾いていたせいで、雪が落ちてきて蒸発するときに空気を冷やして、雪が雨に変わらなかったようだ。
「雪なんて、ひと言も聞いてないよ!」という声がチラホラ。はい、おっしゃるとおりです。
でも、1か月で29日も予報が当たったんだし、雪が降ったのもチョロっとだし、それくらいはゆるして!
31日は、そんなに気温が低くなかったから油断してたなぁ。
2017年は、8割8分0厘でした
2017年の予報を振り返り。〇…当たり、△…どっちとも言えず、×…はずれ。東京都心の翌日の予報。
2017年、1月1日から12月31日までの365日間の成績(東京都心の翌日の予報)は、
263勝36敗66分け。
引き分けを引いた299日間の予報が当たった率は、
88.0%。
去年よりも大幅にアップし、過去最高に!
夏~秋雨シーズンはかなり苦戦したが、12月に晴れまくって29日連続で当たったのが大きかった!
こんな晴れつづきのラッキー天気が、しばらく続きますように。
2018年もよろしくお願いします!
【今週のみこみ】正月寒波のあとの低気圧に注目です
3日頃まで、日本列島は正月寒波。全国的に寒くて、日本海側では雪の降るところが多い。
そんな寒いところに、金曜(5日)は低気圧がやってくる。寒波のあとの低気圧は、とうぜん雪の可能性があって、やっかい者。関東など太平洋側でも雪になることがあり、低気圧がどこを通るかが、ひとつのカギになる。
金曜は、低気圧のコースしだいで天気が変わりそう。
本州のすぐ近くを通ると、南からの暖気が近づいてきて雨に。低気圧が少し離れたところを通ると、北から寒気を引きずりこんで雪に。かなり離れたところを通ると、雨雲・雪雲がかからず、曇りに。
いつものことながら、ギリギリまで予報がしぼりきれない太平洋側の雪。今回はどうなる?
結果は来週!
今週の格言
『寒波のあとの低気圧は、やっかい者。関東など太平洋側に雪を降らせることがある』
夏に雨が降る時は雷が鳴ることがありますが、冬の雪でも雷は鳴るのですか?僕は聞いたことがありません。
ご質問をくださったかたのお住まいは、きっと太平洋側ですね。日本海側で冬に雪がよく降る地域では、雷は珍しくありません。
日本海側に雪を降らせるのは、日本海で生まれた大量の積乱雲。その同じ積乱雲から雷も落ちるのです。
雷が鳴るときは、それだけ積乱雲が発達して、強いということ。つまり、雪を多くたくわえていて、大雪を降らせやすいんですね。なので、雷が鳴ると、大雪の合図になるわけです。この大雪の前ぶれの雷は、「雪おこし」と言われます。
お菓子にある「雷おこし」と間違えやすく、つい放送で言っちゃいそうなので、雪おこし雪おこしと心で唱えてから口にするようにしています。
ちなみに、太平洋側でも、低気圧がすごく発達したときは、雪のときに雷が1~2発なる場合があります。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「気温が5.5℃ということは、この時点で降っているものは?」です。
解答はこちらから↓
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