2016年は、8割4分0厘でした
2016年、1月1日から12月31日までの366日間の成績(東京都心の翌日の予報)は、
258勝49敗59分け。
引き分けを引いた307日間の予報が当たった率は、
84.0%。
去年よりもダウン…。
毎年、ずっと上がり続けていたが、とうとう下がってしまいショック。
いや、高く飛ぶためには、一度しゃがまないと高く飛べない。2016年はそういう年だったんだ。
と超ポジティブに解釈して、2017年よろしくお願いします。
1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
2017年は当たりでスタートしました!
年末の27日(火)は、夜に予想外の雨。寒気が勢いよく南下するタイミングで、雲が発達してしまった。
でも、それも去年の話。反省して、必要なことだけインプットして、あとは忘れるにかぎる。年越しというのは、痛かったことを忘れるには、よくできたシステムだ。
年が明けて、元日はバッチリ当たり。初日の出で注目されるので、晴れか曇りか、いつも以上に慎重になる。今年は、東の海で雲が発生していたので、それがどう影響するかがポイントだったが、うまく読み切れた。
2017年、幸先の良いスタート!
今年の的中率は今のところ100%!
【今週のみこみ】3連休に南岸低気圧。寒気の強さしだいで雨or雪
この年末年始はおだやかで、気象予報士もゆったりな気持ちで過ごさせてもらえる天気だった。
だが、そんな天気はずっとは続かない。これからが冬の天気のハイシーズン。寒気が次々とやってきて、雪や荒天をもたらす。
今週も5日(木)頃から、寒気がじわりとやってきて気温は低下。
しかも、7日(土)に低気圧が西からやってきて、8日(日)には関東など東日本へ。平野が大きい関東は、冷たい空気がたまりやすく、雪の可能性も考えなくてはいけない状況に。
寒気がどれだけ残るかで、8日の雨か雪かが決まる。
今のところ可能性は低いが…ぎりぎりでガラッと変わることがあるのが関東の雪。
結果は、来週の記事で!
今週の格言
『1月が寒気のハイシーズン。冬はこれからが本番』
新潟の雪の多い地方出身と知人に言うと、寒さに強いと思われがちです。でも雪の降る地域ってそんなに冷え込まないですよね? 北海道の方が圧倒的に寒いですが、北陸の方が雪の量は多いですし。降雪量と寒さの間にはどんな関係があるのでしょうか。
空気は、気温が高いほど水蒸気を多くふくむことができます。なので、気温が低くなるほど、水蒸気の量は減って、降る雪の量は少なくなります。
もちろん、トータルの降る量は気圧配置しだいなので、低気圧がずっと動かないとかだと大雪になってしまいますが、北陸で雪が多く降ることがあるのは、北海道より気温が高いことも一因となっています。
あと、冷え込みとの関係でいうと、雪が降るときは雲に覆われていて、その雲が布団の役割をして地上付近に熱をとじこめます。なので、雪が降っているときは、めちゃくちゃ気温が下がるということは少ないわけです。
一方で、よく晴れていると、布団の役割をする雲がなく、夜に熱がどんどん宇宙へ逃げていくので、冷え込みが強まります。北海道でも内陸や東側の地域は、冬に晴れることが多く、マイナス20℃とか30℃とかになるわけですね。
なので、北海道のほうが圧倒的に寒くなる地域が出てくることになります。関東も冬はよく晴れるので、内陸は意外と冷え込みます。
ちょっと小むずかしくなりましたね。正月ボケ解消に、少しでもお役に立てれば幸いです。(自分は書いてるうちに、三日酔いがさめてきました)
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「冬型の気圧配置で、北風が吹いてます」です。
解答はこちらから↓
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