1本680円の高級バナナ以外は全部わさび醤油で良いということがわかった。あまりの完璧さにやけになって最後はもう指を直接つけて食べてみたが、指でも美味しかった。これはもう、わさび醤油に合わないものを探していった方が早い!
キュウリもピーマンもコロッケもわさび醤油で
冷蔵庫や台所まわりにあった食べ物を集めてきた。
キュウリとかポテトチップスとかコロッケとか。並べてみると新しい漢字にも見えなくはない。
醤油を入れてチューブわさびを絞って、「わさび醤油」のできあがり。
特にこだわりがなくてすみません。
まずは、簡単なところでキュウリから食べてみる。洗って切って、わさび醤油につけて食べるだけ。いたって簡単。
普通は味噌やマヨネーズだが、わさび醤油はどうでしょうか。
うまい。キュウリのみずみずしさは邪魔されず、わさび醤油はそれを控えめに支えるような立ち位置である。
次にピーマンを軽く炒めたものをわさび醤油で。
次にピーマンを軽く炒めたものをわさび醤油で。
こんな食べ方したことないけどどうだろうか。
うまい。わさび醤油によってピーマンの苦味は抑えられ、甘みがグッと引き立たされたような。
スーパーで買った78円の牛肉コロッケはどうだろう。
スーパーで買った78円の牛肉コロッケはどうだろう。
まあ、これもたぶん美味しいよなと思ってはいたけど……。
うまい。「これぞコロッケ!」という油っぽい味わいを、わさび醤油が全部良い方向に持っていってくれる。写真ではわさびの量が少なすぎ、もっとだいぶ多めに絞るぐらいでちょうどいい。
ひょっとして美味しくて当たり前なんじゃないか
わさび醤油って、ひょっとして何につけても美味しくて当然なのでは?と思えてきた。醤油がまず何にでも合う上に、そこにアクセントをつけてくれるわさびも、刺激的なやつに見えてどんな仕事でもソツなくこなすタイプというか、オールラウンダーなのだ。
今、私は美味しくて当然なものを食べて美味しいと言っているだけなのかもしれない。炙ったスルメはどうだろう。
今、私は美味しくて当然なものを食べて美味しいと言っているだけなのかもしれない。炙ったスルメはどうだろう。
柚子胡椒をつけても美味しいですよね。
これはもう、定番の七味マヨネーズよりも美味しいと思う。これからはわさび醤油が炙りスルメの新定番。
わさび醤油って食材に応じて自分たちの役割を柔軟に変えてくるとんでもないコンビなんじゃないのか。
わさび醤油って食材に応じて自分たちの役割を柔軟に変えてくるとんでもないコンビなんじゃないのか。
美味しさに動じなくなってきた
わさび醤油が白旗を上げる相手なんていない。そんな気がしてきた。
「うまい棒」のチーズ味をつけても当然うまい。
「じゃが塩バター」ももちろん美味しいので、
カルビーの「ポテトチップス のりしお」が美味しくないはずがない。
というかもう、直にポテトチップスにわさび塗っても美味しくなってきた。謎の「わさびハイ」状態。
食べなれたお菓子もちょっと大人の風味に変えてくれるわさび醤油。あなたたちはどこまで何でもありなのか。
キムチもバナナも、まあまあいける
わさび醤油に死角なし。たぶん、キムチにつけてみても大丈夫だろう。
すごく味は濃くなるけど普通に美味しいです。
もともとキムチが美味しいんだから、そこにわさび醤油をつけても美味しいだけだった。さっきから謎の「わさびハイ」状態なので、悪ノリしてキムチにわさびを直接塗って食べてみた。
これ、化学変化が起きたかと思うほどとんでもなく辛い。びっくりするから試してみて欲しい。
別の記事用に大阪・四ツ橋の「ミキ フルーツ カフェ」で買ってきた1本680円の高級バナナ「アポ山スーパー800」もわさび醤油で食べてみた。
なんだかすごく悪いことをしている気分だ。
これは、まずくはないけど美味しくもない微妙な結果に。試しにいつもスーパーで買っている一房200円弱のバナナで試してみたところこっちの方がわさび醤油に合った。高級バナナは糖度が高すぎるようだ。なんという使い道のなさそうなノウハウか。