美味しいご飯と船と風呂。なんの下調べもせずに散策したにしては充実した一日になった。でも今度は友達と園内で遊びたい!
入口まで行くけど中には入らない
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の最寄り駅はJRゆめ咲線「ユニバーサルシティ駅」だ。
USJ仕様の電車を降りる。
改札を出るなりUSJ入口へ続く華やかな通りだ。
飲食店も多数あり、GAPもあれば家電ショップのエディオンもある。これはもう町だ!
入場ゲートに近づくにつれ、ドーンと派手なオブジェがあったり、
テレビで見たことのある大きな玉があったり。
外から見える位置をジェットコースターが走り過ぎていったりと高揚感がすごい!
この柵の向こうがUSJなのだ。
しかし……しかし、引き返すのだ。
辛いけど!
ちょうどその日、友達がUSJで遊んでいた
「ユニバーサルシティ駅」の改札を出るとすぐ右手にひっそりともう一つの出口がある。
いきなり寂しい風景。
とりあえず、「ユニバーサルシティ駅」の隣駅である「桜島駅」を目指してみる。
道が広い。空が青い。高級マンションの広告のような景色だ。
取材当日、ちょうど友人がUSJに遊びに行くと聞いていた。「その日、USJの外をウロウロ歩いているんで、中の楽しそうな写真を送ってください」とお願いすると「え、怖い。変態ですか?」と言われたが、楽し気な写真がたくさん送られてきた。
イラストレーター・マンガ家の谷口菜津子さんとミニコミショップ「シカク」の巴夫妻。
地図を広げたりして冒険が始まる感じ!
楽しそうだ。「その広場のあたり、さっき柵の外から見ましたよ!」と強がるしかない。
気を取り直して歩き続けると、視界の右手に「桜島駅」へと向かうJRゆめ咲線の車両が見えた。
気を取り直して歩き続けると、視界の右手に「桜島駅」へと向かうJRゆめ咲線の車両が見えた。
「見てあいつ!なにウロウロしてんの!?」と言っているのかな?
「桜島駅」の手前には2017年の2月にオープンしたばかりのイベントホール「Zepp Osaka Bayside」があり、開場を待って座り込む人々の姿が見えた。
レゲエパンクバンド「SiM」のライブがあるようだった。
「桜島駅」周辺で空腹がガマンできない
「桜島駅」に着いた。先ほどの「Zepp Osaka Bayside」のお客さん以外は、地元の方しか利用しないのか、人影はまばら。
これがJRゆめ咲線の終点「桜島駅」。
お腹が減ってきたのでどこかで昼食をとりたいが、なかなか飲食店が見当たらない。
いっそのことデイリーヤマザキで280円の弁当を買って、
このベンチで食べようかなと思ったがやめた。
「喫茶どん」も良さそうなんだけど、
どん……。
シャッターが下りているお店が多い中、ようやく定食屋さんを発見。
良い雰囲気である。
USJには無さそうなテイスト。
焼き魚定食が大変美味しかった。
近くに無料の渡し舟を発見!
お腹も満たされたところで散策再開。
一度にこんなにたくさん軍手が落ちてるの初めて見た。
少し歩くと、「天保山渡船場」という表示が見えた。
ん?自転車を押して行く人がいるぞ
ここから川向こうの天保山まで船が出ているらしい。
しかも無料だ!
ここ「天保山渡船場」は、大阪市内に8か所ある渡船場のうちの一つだとのこと。時刻表を見ると30分間隔で運航しているようだ。思いがけず船に乗れるなんて嬉しい。
来るんだろうなとは思っていたが本当に来た!
なんだかすごい楽しい!
天保山の大観覧車も見える。
3分ほどで向こう岸に到着。帰りの船が出るまで30分あるので日本一低い山である天保山に登頂した。
危うく通り過ぎそうになる山頂。
ポケモンGOの聖地としての自覚あり。
工業地帯のだだっ広い景色を眺める
渡し舟に乗って再び「桜島駅」周辺へ。
自転車に乗る人にとってはありがたすぎる渡し舟
たった3分だが、味わい深い時間。
USJの敷地は広大なので、「桜島駅」辺りからでもアトラクションがチラッと見えたりする。
高い位置に見えるのが「ザ・フライング・ダイナソー」というアトラクションらしい。
しかし、外では湾岸の工業地帯然とした景色が広がっている。
ちょっとアトラクションみたいだけど工業車が駐車してるだけ。
歩き続けて行くと陸地の途切れる場所に「北港運河公園」という公園があり、近隣の工場の中が覗けたりして楽しかった。
向こうに見える工場の建物が、
友達から送られてきたUSJ内の建物に似てるように見える。
その後も歩き回って最後は温泉に入って楽しい一日に
その後、今度は「ユニバーサルシティ駅」の一つ手前の「安治川口駅」まで歩いてみた。「桜島駅」よりも住宅が密集していて、飲食店もたくさんある。
人間の姿を見てホッとする。
下校時間の小学生が歩道橋の下で勉強していた。
適当に歩いていると「上方温泉 一休」というスーパー銭湯を発見したので行ってみる。
「安治川口駅」から徒歩20分ほどの「一休」。
露天風呂がたくさんある綺麗な銭湯で、青空の下に全裸で立ちながら「この空はUSJとつながっているんだな」と妙な感慨にふけった。のんびりしていたら日が暮れてきたのでそろそろ帰ることに。
帰りは無料の送迎バスで「西九条駅」へ。