はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「金沢も多摩」。みなさんも散歩に行きましょう。よろしくおねがいいたします。
親の事情で石川県に家があるので、犬の散歩で金沢駅に行ってみたい。行ったことない人はぜひコレで行った気になってほしい。
それゆえ今回は、金沢駅に外部から侵入する形となる。犬と。広大な駅前ゆえ、新幹線で降り立った観光客がひしめくなかに、
謎の男と犬が。さすがに、なんか見られる。不審すぎたか。かなり場違いなオーラが出ているようである。(ももよりも僕から。)
でも、ももは嬉しそう。さすが散歩ならなんでも嬉しい種族。一貫している。
で、とりあえず訪れた金沢駅だが、実はこんなすごいことになっていたのであった!
!! なんだこれは! 本当に駅か!! 駅だが、近未来的ながらも、和の伝統が感じられるッ!
とりあえず美しい! すさまじくビジュアルショックな駅。なんでもココ、あまりに美しすぎて「世界の美しい駅14」に選ばれたとのこと。編集者的所感としては、あと1つ選んで15にしてほしいが、多くは望まない。いずれにせよワールドクラスの美しさなのであった。
めくるめく門。
この門が
鼓門! なのであった! 覚えておこう。一応記念にももも、
ばんざーい、と。そしてさらに、
天井もやばい。まためくるめいている。これはつまり、
もてなし、なのであった。要リテラシーであろう。
それにしても、もも大人気。とくに外国人観光客から「Oh、シバイヌ~」と言われてたくさん撮影を頼まれていた。ももも撮影の際には、ちゃんとおとなしくなってくれており、プロ意識が芽生えてきてよかった。
と、外観からして圧倒されたが、これで帰るのもアレなので、
と、外観からして圧倒されたが、これで帰るのもアレなので、
駅構内にも突入してみよう。構内で普通に犬の散歩するのは良心が痛むので、ももはダッコしてモバイル突入だ!
いったん広告です
みんな新幹線でガンガン降りてくる。普通は犬の散歩じゃなくそうやってココへは来るだろう。
「金沢へようこそ!」
なぜか迎える側になっている飼い主と犬。
なぜか迎える側になっている飼い主と犬。
そんな構内では、最近の駅っぽくデパートが合体しており、さっそく突入しようとしたところ、その入り口に気になるものが。 !? なんかダルマのようなものがいる?おそるおそる接近してみると、これは石川県のゆるキャラ
「ひゃくまんさん」なのであった。加賀の百万石からとったらしい。しかし「百万石」、キラーフレーズとばかりに、何かと消費されすぎ。そして
よく見ると、
よく見ると、
キモイ。要素がせめぎあっている。ももも引いている。さらに背中にまで
「石川県」と。盛りすぎ。これは県民性なのか。
とりあえずゆるキャラとしての人気はなさそうであった。すっかりデパートに入る気は萎えたので、また駅を奥に進んでいくと、構内を支える柱にて、
ちゃんと
九谷焼とか輪島塗とか、石川県アピール。が、どれもいぶし銀すぎてピンと来ない。でも外国人は好きそうである。
そんななかコンビニもあった。東京でもあるやつ。なんか安心するが、さすがにここくらいは普通かと思ったら、いきなり
ダンボールの前田利家が。普通じゃなかった。さすが金沢ごり押し。ていうかこれニーズあるのか。かさばる。でも百万石パワーで問題ないだろう。
さらに新幹線押しもエグイ。そして店内には
石川ソウルフード「ビーバー」が。これ石川県の全店で売られているよ。そして油断すると
さっきのアイツもいた。あぁ。
その一方、逆口に差しかかるさらに先まで行ってみると
その一方、逆口に差しかかるさらに先まで行ってみると
突然ポストがあったのだが、その上に、ん? 誰かいる!? と思ったら
郵太郎だった。って誰だ。なんかやべぇ。
完全に目がイっている。もはや管轄からわからない 県なのか郵政省か。とにかくこれが郵便配りに来たらちょっとイヤである。
そして駅の中にはたくさんの食べ物屋が。店構えがちゃんとしている。おしゃれすぎてスキがない。現代社会の画一化が嘆かわしい。
近江市場まであったりしたが、石川県って魚おいしいイメージゆえに、寿司屋とかそれ系が多い。石川オーラがんがんだがその一方、全く違ったベクトルで石川オーラを出していたのがコチラ
8番らーめん!! 由来は、かつて8番通りがあったから、だったか忘れたが、やたら石川県の町なかで出くわすラーメン屋である。
8という数字のナルトがわかりやすい。
昔食べたことがあるが、だいぶリンガーハットの野菜たっぷりタンメンに思えたのは、私的感想である。
一方その向かいには、また石川ご当地的におなじみの
一方その向かいには、また石川ご当地的におなじみの
ゴーゴーカレーが!! ゴリラぼーん。最近人気の金沢発の人気フードである。
サンプルも男らしい。しかし
ゴリラがすぎる。これ、なんでも、石川県星稜高校出身の松井の背番号が55番だったがゆえの「ゴーゴー」らしく、それゆえに
星稜高校のタオルも! 何もそこまで、と思った。 ちなみに駅の地下通路にて、
その随所にポスターが貼られていたのだが、それが見事に
松井さんだらけ。
さまざまな松井さんが。どれもうっすら野球こじつけられてるのがアツい。松井さんは神的存在なのであった。
…と、いろいろお店はあったが、結局、散歩に疲れ食べた昼ごはんが、この
頭脳パン。謎の奇妙なパンだが、親によるとこれも石川県民にはソウルフードらしく、さらに頭にも良いらしい。食べてみたが、ただのレーズンパンでは、と親には言えなかった。でも
ももも頭が良くなりたいようだった。では腹ごしらえして、今度は名所だらけと噂の金沢の街なかに、散歩でGOだ!
いったん広告です
それはそうと、新幹線で観光に来た場合、駅からはバス等で効率的に移動してしまうかもだが、
今回は犬の散歩ゆえに、地道に街を闊歩せざるをえない。僕的にはやや面倒。もも的には嬉しそう。でも徒歩だからこそ、街なかで気づけることがあった。実はこの金沢、なんだかオブジェだらけ、なのである!
例えば駅前だけでも、駅を抜けたところに
とあるオブジェの説明があったのだが、
デカすぎる。サイズが異常だった。超大型向け。そして一方、
別の出口方面においては、
ヤカンが。いきなりデカいヤカンが普通にあった。カップヌードルのCMかと思ったわ。おじさん、そこにいるとモロかぶる。
こんな注意書きもあり、子供が遊びまくっていたのだろうが、市民は僕ほどの高揚感はなく、
もうヤカンに慣れているようだった。温度差、そういうものだろう。
じつは金沢の街って、21世紀美術館ができたりしたからか、町をあげてアートの振興をしているようだった。あらいいところだね。それゆえに、こんな変な、いやアーティスティックなオブジェがたくさんだったのね。
そして、駅から続く香林坊という通りを、散歩中
「わりとコンクリートジャングルね」
と、ももと、ある信号を渡っていると、!!? なんかいる! 前方になんかヤバそうなのいる! なにあれ! と、見に行ったら、
と、ももと、ある信号を渡っていると、!!? なんかいる! 前方になんかヤバそうなのいる! なにあれ! と、見に行ったら、
走るヤツだった!
ってなにこれ! と思ったら
やっぱり走るヤツだった。急だよ。そしてさらに、百万石感そのままな
百万石通りを、犬の散歩をしていくと、
市役所があったのだが、そのそばにて
なんなのいきなり!!
「怖い」
怖すぎるだろこれ。モダンアート、なんでもアリなのである。素晴らしいね。ではそんな散歩の流れで、ついにあの全国レベルの名所へと突入だ!
怖すぎるだろこれ。モダンアート、なんでもアリなのである。素晴らしいね。ではそんな散歩の流れで、ついにあの全国レベルの名所へと突入だ!
いったん広告です
じつは金沢って、駅周辺だけで名所を一気にまわれてしまうのが一つのウリ。
そこで僕も、犬と共にまわっていきたいと思う。まずたどりついたのが、おなじみの
兼六園!! 日本三景としても名高い全国民憧れの地!! 早速ももとふらっと行ってみたところ、
えっ!?
は、入れない!? 犬、持ち込みNG!! なんと犬の散歩では入れないのであった!
マジか。
「マジか」
こんなところにも、人間ファーストの波が。グローバリズムに期待したかったが仕方なくあきらめよう。
そしてそこから人の流れがあり、
こんなところにも、人間ファーストの波が。グローバリズムに期待したかったが仕方なくあきらめよう。
そしてそこから人の流れがあり、
すぐ近くに、さらなる名所
金沢城の跡地!! があり、喜び勇んで行ってみたところ
また入れず。ココも犬の散歩ではNGなのであった。
「なんなの」
気を取り直して、こうなったら最後に、またその近くの、最近すこぶる人気の21世紀美術館! にも行ってみようではないかッ! が、
気を取り直して、こうなったら最後に、またその近くの、最近すこぶる人気の21世紀美術館! にも行ってみようではないかッ! が、
当然、犬はNG。もう、あきらめていたよ。でも庭ならたぶんOKかと思われ、
屋外に展示されていたアートは体感できるっぽかったので、
こっそり
体感してしまったのであった。
「アートよりも散歩が好きよ」
ということで、基本的に犬の散歩で行く街ではなかったが、魅力的な街であることは確かだったので、みんなは犬を連れて行かずに、新幹線で行ってみてほしいと思います。
ではまたおやすみなさい…。
ということで、基本的に犬の散歩で行く街ではなかったが、魅力的な街であることは確かだったので、みんなは犬を連れて行かずに、新幹線で行ってみてほしいと思います。
ではまたおやすみなさい…。
油断するとアイツがいた。