特集 2017年1月6日

ビールをビールのコップで飲むと美味しい説

ビールでコップを作ります!
ビールでコップを作ります!
キンキンに冷えたビールというものがある。暑い夏や風呂上がりに、特に美味しいのがこのキンキンに冷えたビールだ。しかし、人は過ちを犯す生きもの。ビールを冷やし忘れていることがある。

そこでビールでコップを作り、そのコップにビールを注げば、キンキンに冷えたビールになるのではないだろうか。水の氷ではないので、溶けてもビールは薄くならない。完璧だ。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

薄まるビール問題

ビールは冷えていた方が好まれる。ごく稀に「ぬるいビール派」もいるけれど、基本的にビールは冷えている方がいいのだ。あの冷たい喉越しが我々に幸せをもたらすのだ。
ビールは冷たいものです!
ビールは冷たいものです!
ただ冷やし忘れてしまうこともある。となると、ぬるいビールを飲むことになるが、冷えたビールがいい。そこで「氷」の登場だ。グラスに氷を入れて、ビールを注ぎ、ビールを冷たくして飲むのだ。
氷で冷たくする! 結果、薄くなる!
氷で冷たくする! 結果、薄くなる!
ただ氷で冷やすと、ビールが薄くなってしまう。せっかくの発泡酒でも、第三のビールでもないビールが、氷により薄くなってしまうのだ。つまり冷やし忘れたビールを、薄くならず、かつ、冷たくすれば完璧なのである。
そこで氷のコップです!
そこで氷のコップです!

ビールでコップを作る

氷は水で作る。そのためにビールが薄まるのだ。つまりビールで氷を作れば溶けてもビールが薄まることはない。だって、ビールなんだもん。いま思えばビールの氷を作ればいいのだけれど、コップから氷にしてしまった。
大きな紙コップと小さなコップを用意して、
大きな紙コップと小さなコップを用意して、
ビールを注ぎ、
ビールを注ぎ、
小さな紙コップを大きな紙コップに入れて、
小さな紙コップを大きな紙コップに入れて、
ガムテープで蓋をすれば完成!
ガムテープで蓋をすれば完成!
コップに注いでビールを飲むとゆとりある生活な気がする。しかし、コップがないこともあるだろう。だったらコップからビールで作れば、ぬるいビールが薄まらずに冷え、ゆとりある生活を手に入れることができるのだ。
せっかくなので、
せっかくなので、
いろいろなお酒で、
いろいろなお酒で、
コップを作ります!
コップを作ります!
基本的に冷えている方が好きなのでいろいろなお酒でコップを作った。炊きたてのご飯より冷やご飯が好きなのだ。焼酎、日本酒、赤ワイン、氷結、ウイスキーでコップを作る。ちなみに作っているのは北海道なので、夜に外に出しておけば、朝には固まっているはずなのだ。
現在マイナス12度です!
現在マイナス12度です!

コップの完成

コップを作るのに、一晩も待つのならば、ビールを普通に冷やせばいいのではないか、という結論に達するだろう。その結論に異議はない。ただ常に冷凍庫でこのカップを作っていればいいのだ。その可能性の模索なのだ、きっと。
朝になりました! マイナス18度です!
朝になりました! マイナス18度です!
一夜明けて、朝になった。驚くことに気温はマイナス18度になっていた。北海道はどれだけ寒いのだ。ぶっちゃけもう冷たいビールなんて飲みたくない。温かい日本茶を飲みたい。でも、いいのだ。世界は酒で動いているのだ、きっと。
紙コップを取ると、
紙コップを取ると、
完成してました!
完成してました!
夢のビールコップの完成だ。ビール100%のコップ。そこに注ぐのもビール。気温はマイナス18度。ぬるいビールもあっという間にキンキンに冷えたビールになるだろう。朝からビールが世界の幸せなのだ、きっと。
あ、
あ、
もれてるね
もれてるね
穴空いたもん!
穴空いたもん!
完成したコップを手に取った瞬間に「スポンジかな?」と思ったけれど、その通りだった。脆いのだ。ガラスの十代みたい。その結果、ビールを注いだ瞬間に底が抜けた。ただ、ポジティブに考えよう。このコップを食べればいいのだ。キンキン以上に冷えたビールだ。
美味しい!
美味しい!

いろいろな氷コップ

ビールのコップは美味しかった。噛むビールという新しいジャンルなのではないだろうか。よくグルメレポーターが口の中でとろける、と言うけれど、それだ。ビールが口の中でとろけるのだ。溶けるの方が正しいけれど、美味しいのは間違いない。
氷結のコップもできました!
氷結のコップもできました!
ご存知「氷結」が本当に氷結した。これにぬるい氷結を注げば、キンキンに冷えた氷結になる。しかも、薄まらないのだ。ビールのことは忘れよう。私はキンキンに冷えた氷結を飲みたくて、コップを作ったのだ。
あ、
あ、
底が抜けたね
底が抜けたね
見た、これさっき見た、と自分でも思った。ビールと同じだ。水はカチカチに凍るけれど、アルコールはそうもいかないらしい。一応、マイナス18度にもなれば、凍るけれど、水のように硬くはならないようだ。
赤ワインのコップもできていました!
赤ワインのコップもできていました!
デジャヴかな
デジャヴかな
抜けました!
抜けました!
コップを触った瞬間に「デジャヴかな?」と思ってはいたけれど、注いでもやっぱり「デジャヴかな?」となり、こぼれたワインを目視して、「デジャヴだね」と確信した。アルコールは脆いのだ。
ただコップは美味しい!
ただコップは美味しい!
ビールもそうだったけれど、氷結や赤ワインもコップ自体が美味しかった。新しい食感のお酒、という感じだ。底は抜けたけれど、別にいいのだ。だったらコップにしなくていいのでは、と思うかもしれない。ただ褒めて伸ばす家庭教師のように、チャレンジ精神を評価して欲しい。
日本酒と、
日本酒と、
焼酎と、
焼酎と、
ウイスキーは凍っていませんでした
ウイスキーは凍っていませんでした
アルコール度数が高いお酒は、凍っていなかった。焼酎、日本酒は溶けかけのシャーベットみたいになっていたけれど、ウイスキーに至っては、全く凍る素振りも見せていない。彼は意思が固いのだろう。凍らないぞ、という強い気持ちを持って生まれたのだ。
でも、冷たくて美味しい!
でも、冷たくて美味しい!
0度以下の液体を飲む機会はあまりない。それがいまウイスキーにより体験できている。そういうプラス思考を評価対象にして欲しいのだ。冷たすぎるのに、胃の中で温かくなるのが面白かった。これはこれでありかもしれない。
最後はなんか全てが面白くなっていた
最後はなんか全てが面白くなっていた

コップにしようぜ!

いろいろなお酒でコップを作った。凍るは凍るけれど、脆いということが分かった。あと、氷を作る時間があるのならば、ビールを冷やしておけばいい、ということも気がついた。

なによりも、北海道がマイナス18度になるこに驚いた。朝、お酒を飲んでいる時、凍死するのでは、と思ったほどだ。ただお酒を飲むと温まった気がする。お酒は世界を救うのだ、きっと。
ワインのこぼれたところが事件っぽい!
ワインのこぼれたところが事件っぽい!
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