奇跡を生み出す
世の中には様々な奇跡がある。生き別れた兄弟の奇跡の再会、弾けなかったピアノが急に弾けるようになる奇跡の演奏、ロスタイムに逆転する奇跡の勝利など、世界は奇跡で溢れている。
これも奇跡の代表です!
そんな数ある奇跡の中でも有名なのが、「モーセ、海を割る」という奇跡である。モーセたちがエジプトから脱出する際に起こした奇跡である。海を割って道を作ったのだ。そんなことが普通できるだろうか。できないのだ。だからこそ、橋を作るのだ。あるいはトンネルを掘るのだ。
普通、海を割るなんてできないんですよ!
そんな奇跡を起こす人になりたい。地主(私です)は奇跡の人だ、と言われたいのだ。モーセのように語り継がれる人になりたいのだ。ということで、私も海を割りたいと思う。道なき海に道を作り出すのだ。
ということで、海に来ました!
海を割る人
冬の海にやってきた。陽は差しているけれど寒い。もし向こうに見える陸地に最短で行くならば、海を泳ぐしかないだろう。しかし、寒いのだ。泳ぎたくないのだ。水に触れたくもない。ここで奇跡を起こすのだ。海を割るのだ。
ということで海を、
割りました!!!
見て欲しい、奇跡を起こしたのがわかるだろうか。海に道ができている。確かに海だった。それが割れているのがわかると思う。奇跡である。これで人は海を渡ることができるようになったのだ。寒い冬の海で濡れることがないのだ。
海にできた道を、
渡りたいと、
思います!
びしょ濡れで寒いよね
びっくりするくらい寒かった。寒くて驚いた。冬の海は寒いのだ。奇跡はなんだったのだろう、と思うけれど、奇跡なんて起きないのだ。これを覚えて欲しい。奇跡は起きない、これが教訓である。
こうやって撮ってしました!
黒い板で道を作る
奇跡は待っていたらダメなのだ。奇跡を起こそうと努力する人にだけ、奇跡は起きるのだ。上の画像を見て欲しい。これが努力である。そして、努力をしたからといって必ず奇跡が起きるわけではないのだ。
奇跡が起きないのでこうなる!
ただ奇跡が起きた、みたいな写真を撮ることはできるのだ。別に難しいことではない。とても簡単に奇跡が起きたみたいな写真は撮れる。写真だけは奇跡を呼び起こすことができるのだ。
黒い板を、
三角帽みたく切って、
三脚に設置して、
写真を撮れば、
奇跡!
奇跡は作れるのである。普通の芝生に黒い道を作り出すことができた。別に難しいことはない。黒い板を切るだけだ。カッターで簡単にできる。奇跡の下地は2分で作ることができ、奇跡の撮影も1分で終わるので、奇跡は3分で作ることが可能だ。カップ麺と一緒なのだ。
奇跡とはこの板です!
人が造りしもの
この奇跡は人が作り出したものだ。そのために、モーゼとは大きく異なる点がある。写真だけなのだ。実用性が全然ないのだ。もうご存知だとは思うけれど、濡れるのだ。全然奇跡なんて起きていない。
パッと見は奇跡だけど、
飛び込むと、
濡れるよね
冬の海は寒いことがわかった。またパッと見た時だけで、奇跡の写真もよく見ると、黒い板を置いているだけじゃね、となる。奇跡を作ることは難しいのだ。それをわかっていただきたいのだ。奇跡を信じず、努力することが大切なのだ。
横着すると濡れて寒い!
奇跡を作る
海を割りたい、奇跡の人になりたい、と思ってやったこの写真だったけれど、パッと見は奇跡が起きたように見える。奇跡とはそのようなものなのだ。奇跡ではなく、真の努力で素晴らしい人になるべきだとわかった。あと、冬の海、マジ寒い。