箱ならなんでもいいことが分かった前回
前回の記事が公開されたあと、読んでくれた友人から「箱の形ならなんでもいい感じあるね」というような旨の感想を頂いた。
確かに。納豆は少し力技としても、正直箱に入れてしまえば同じである。
野菜ジュースも青汁も、このデザインで箱ならそれはもう薬なのだ
というわけで今回は、箱じゃなくてもこのデザインは通用するかを確かめようと思う。
ガムからペットボトルまで
今回も、同じく健栄食品さんのデザインを使わせて頂く。
余計な謳い文句や装飾はほとんどなし、徹頭徹尾無駄を省いたデザインである。
シンプルゆえの信頼感
前回少し触れたが、製品の説明と呼べる部分はほんの一言(上の写真では「胃酸過多、胸やけなどに」だけ)である。
作る分には楽だが、製品を一言であらわすのが想像以上に難しかった。
そんなパッケージに今回包まれる食品たちが、こちら。
前回のリストよりは食欲をそそる
食パン、ヨーグルト、ペットボトル飲料、缶詰、ガム、食べるラー油。
このあとどうせパッケージを付け替える割には無駄に華美な缶詰を買ってしまった。今これを書きながら食べているが信じられないほど美味しい(知っ得情報)
フォーマットの完成度を思い知る
制作過程は前回と変わらないのでそちらを参照していただくとして、さくっと作っていきます。
寸法通りに展開図を作って、フォーマットどおりに項目を入力していく
作っていて思ったのは、このデザインの特に薬っぽさを感じさせる部分が、真ん中の三角の部分だということだ。これを入れると一気に薬っぽく(というか健栄食品さんのパッケージっぽく)なる。
画竜点睛!
ところで、これを作る際にわざわざ原材料や保存上の注意のところを実際の食品にならって記入するというほんとうに無意味な手間をかけていたのだが、前回の記事では載せるのを完全に忘れていた。悔しいのでここでアピールしておきたい。
小さすぎて最後の写真では一切見えなくなる
寒色の破壊力たるや
さて準備もできたので実際に組み立てていく。と言っても今回は箱じゃないので、もとの商品に貼り付けたり巻いたりするだけで完成だ。
サッと作れてすぐ薬品
いろはす。生理食塩水っぽさが出た。
サバ缶。完全に非常食である。さっきまでの金ピカが嘘のようだ。
ラー油。インパクトの強い中身が見えているからか、他よりは少し食品っぽさが残っている感じがある
今回一番の出来となったガム。意外と歯科の受付横とかで歯ブラシと一緒に売ってそうだ。
ヨーグルト。蓋の完成度はすみませんとしか言いようが無いが、
バリウムっぽさは出たな、と思った。
食パン。(
この記事のノウハウをトルーさんが教えてくれました。スプレーのりを使うといいらしい)
どうだろうか。鯖缶やガムあたりはかなり薬っぽさが出ている気がする。
ラー油と食パンが特に顕著だが、中身が見えていると薬っぽさはだいぶ軽減されるというのは、前回にない発見だった。
箱じゃなくてもいいぞ
薬っぽいパッケージは、箱型でなくてもそれなりに効果があることが分かった。
今回の作業用にこのパッケージ用のパレットとレイヤーのフォーマットを用意したので、もういくらでも作れるぞ。
もしまた作る事があったら食べ物以外でも作ってみようか。