・握力が60kg以上あると両手でいけば割れる
(握力80kg以上あると片手でもいけるらしい)
・握力に自信のない人も芯を抜いておくと最悪両手を使えばいける
・芯抜きは東急ハンズで300円で売っておりました
できます!
思った以上に簡単にできたので、ごらんのみなさまにおかれましても生きているからには握りつぶすといいのかなと思う。
記事としてはここから先は私が握りつぶすまでの顛末とその感想となっております。
わたし海老なのかな?
小中高とおして「スポーツテスト」というものがまるで苦手だった。短距離走だめ、走り幅跳びだめ、反復横とびだめ、遠投だめ、垂直とびぜんぜんだめ。
瞬発力だったり体の使い方の器用さを問うものがまるでだめなのでせめて握力くらいはあれよと思うのだがこれまたまるでだめである。
救いがないので書いておくと前屈と背筋はそこそこいけた。もしかして海老なんだろうか。
手のひらにおさまるくらいのジャスト小ぶりなリンゴを探してきた。
普通にやってみる。当然割れない
両手使ってもだめ
握力60以上あればリンゴが握り割れる
同僚の編集部 安藤によると、握力が60kg以上あればリンゴは握り割れるらしい(いまさらですが「握り割る」って言葉、あるのかないのかわからないながらにしっくりきますな)。
高校の部活の顧問がよく割ってましたよ、という安藤がおれもやってみよっかなとリンゴをつかんだ
うがー
割れた(両手使ったけども)
お……。
おい!
そんな簡単に割らないでよ!
先に私に割らせてちょうだいよ!!
マンガ的イメージでは片手でうぐぐとにぎりつぶしたいところだが、それにしても両手使ってでも「やってみよ」レベルで割れてしまうものなのか。
割れたリンゴ借りて写真だけでも撮っておいた
芯を抜いておけばいいんじゃないすか
自分で割ったリンゴをうまそうに食べる安藤を横目に、握力がなくてもリンゴを手のひらでにぎり割っていこう。
秘策は仕込んできた。
なんてことはない、リンゴの芯抜きである。東急ハンズで300円でした
本記事の撮影も担当してくれたライター地主さんとなんとなく事前に「だったら、芯抜いとけばいけるんじゃないすかね」という話をしていたのだ。
芯を抜いただけで一気に割れる気がしてきた
やってみます
芯を抜いても片手は無理! 両手で!
おおおおおおおおお……おお!
割れた! ずるしてるのになんだろうこの達成感は。私の手のひらでリンゴが割れた! す、すげえなにこれマンガかよ!
うまい
恨みの爆発よりも達成感による興奮につつまれる
リンゴをにぎり割ってみたが、結果として嬉しくて笑ってしまった。
あいつめ……おぼえとけよ……ぐわしゃっ(リンゴがつぶれる音)
と、イメージでは恨みを爆発させるような状態を想定していたのだが、手の中でりんごが割れたら「よっしゃ!」というよろこびからのげらげら笑いであった。誰だってやったらきっと笑っちゃうんじゃないか。
手のひらでリンゴをにぎりつぶしてなお「おぼえてやがれ……!」と恨みを燃やし続けるようになるためには、日々リンゴにぎりつぶして達成感の喜びを失うくらいまで握りつぶし慣れる必要がありそうだ、ということがわかった。
どんなことでもやってみると知見が得られるものである。