仲間ニ ナロウヨ
大阪駅前のうめきた広場でデイリーポータルZが「デカ顔マスクワークショップ」を開催している。3/26,27の2日を終えて次は4/1,2,3の3日間である。
最終日の夕方にはデカ顔をかぶってチアリーダーと一緒にパフォーマンスするイベントもある。顔がデカくなるだけでもわからないのにチアリーダーと一緒にパフォーマンス?
全体に夢っぽいこのイベントをきちんと説明したい。
デカ顔マスクワークショップ
大阪駅前のグランフロント大阪ではうめきたフェスティバルを開催中である。そのなかのイベントのひとつとしてデイリーポータルZとテクノ手芸部でデカ顔マスクワークショップを開催している。
参加者の写真を撮って、そこから高さ40センチメートルの頭のペーパークラフトの型紙を印刷する。それをちまちま作ってもらうイベントである。
撮影・印刷からできあがりまでだいたい2時間弱かかるというハードなワークショップだが、できあがったときのカタルシスは間違いない。
顔がでかいとカッコつけていても全然イラッとこないユニバーサルデザイン
残業しててこんなのが遠くから来たら1年分のおしっこもらす
自己愛を表現するもよし(アスキー総研の遠藤さんです)
600万の車を囲むのもよし
どの写真からもテンションの高まりが感じられると思う。頭をでかくすると相対的に痩せて見えるという素敵な副作用もある。
最後の写真はグランフロント大阪内のメルセデス・ベンツコレクションである。
グランフロント大阪のなかにデカ顔で写真を撮ってOKのスポットが用意されているのだ。メルセデスベンツのほか、ソフトバンクやサブウェイ、梅田周辺を巡回するうめぐるバスの車内も撮影OKだ(ワークショップ参加者に撮影OKスポット一覧をお渡しします)。
バスのなかにでかい顔が並んでいていいのかわからないが主催者がいいというのでいいのだろう。
助手席の女性が惚れるというバックのポーズのでかい顔(メルセデスベンツにて)
ボク、ハヤシッパー(ソフトバンクにて)
参加するには
前売り:1500円
開催スケジュールは以下のとおり
4/1 11:00, 14:00, 17:30
4/2 11:00, 14:00, 17:00
4/3 11:00, 14:00
チケットはイープラスで発売中。残席かなりわずかなのでお早めにどうぞ。
当日券:1900円
若干数の当日券を販売します(当日参加のかたの時間は上に書いた前売りの開催スケジュールの時間と異なります)。
整理券はその日の11時から配布予定です。11時に整理券もらったらその時間までうめきたフェスやグランフロント大阪をうろうろしてください。
ご注意ください:
・カッターを使うため小学生以下は参加不可です。モデルが小学生以下でも構いませんが、その場合は保護者がペーパークラフトを作ってください。
・組み立てはご自分で行ってください。お手伝いスタッフは用意していますが、全部をやってあげることはできません。飽きないようにお菓子は用意しておきます。
・撮影に時間がかかるため、前売り券をお持ちでも30~40分待っていただく場合があります。待っているあいだに食べるお菓子は用意しておきます。ご了承ください。
デカ顔パフォーマンス
4/3 17:30からはデカ顔マスクパフォーマンスである。今回のワークショップでデカ顔を作った人がマスクをかぶってパフォーマンスを行うのだ。
共演は梅花中学校・高校のチアリーディング部(梅花中学・高校はチアリーディング大会でたいてい上位にいる実力校です)。
チアリーダーもデカ顔かぶってくれるらしいです。おれのをかぶってほしい!
でかい顔がチアリーダーとコラボする不条理にもほどがあるイベント、デカ顔を作った人は必ず参加してください。参加者は17時に集合です。待ってるぞ。
フィナーレ デカ顔マスクパフォーマンス
お願い
4月3日(日)開催予定のデカ顔マスクパフォーマンスですが、雨天の場合の開催については「うめきたフェスティバル2016」の公式Facebookを御覧ください。
問い合わせ先:株式会社スーパフェスティバル 06-6136-3744(10:00~18:00)
デカ顔展示
作ったデカ顔は持って帰れるように大きいビニール袋を用意した。
また、3日のパフォーマンスまで預かることも可能である。
関係者のマスクはうめきた広場に展示中だ。(預かったマスクは勝手に展示しないのでご安心ください。展示してほしい人はその旨お伝えください)。
いまも展示中。通りすがりの外国人にやたらと受けてます。日本の間違ったイメージを持ってもらってよかった。
次ページからはこのデカ顔マスクの裏側を解説したい。参加する人はマスト読むだ(マストバイ的な感じで)。
デカ顔のもと
デカ顔マスクは昨年のデイリーポータルZの記事、
「ファンタスティックな頭を作る」である。
これを誰でも作れるようにしたのが今回のワークショップである。デカ顔の民主化だ。
しかし前回は3Dスキャンをして、それを粗くしていってカクカクした頭にした。これだとカクカクさせる加工に数時間かかってしまう。
3Dスキャンは精度の高いデータを作るのは得意だが、面白い感じにカクカクさせるにはコンピュータを使って人が削っていかないといけないのだ。
前回のながれ
これをひとり10分ぐらいでできるようにならないといけない。
なのでまるっきり作り方を変えた。
今回の流れ
あらかじめ頭の3Dデータを用意しておき、そこに来場者の写真を貼って個別の3Dの頭データを作るのだ。オーダーメイドがレディメイドになったようなものである。
(前回のデータ作成は
ケイズデザインラボにお願いした。今回も写真を貼り付けるときに注意しないと気持ち悪くなる点などを教えてもらった。感謝!)
あらかじめ作っておく3D頭は面長、丸顔、童顔などのパターンを用意してある。
ハイテクなところをテクノ手芸部のよしださんと仲間が担当している。僕はワークショップらしくスタッフ分のエプロンを買った。
テクノ手芸部よしだともふみさん。
3Dの頭のデータに写真を貼り付ける?その作業を具体的に説明してしまうぞ。
会場でなにをするか
3Dの頭データに写真を貼り付ける専用のソフトを用意したのだ。
パシャと写真を撮ると
3Dのデータの表面に写真が貼りついていく
6方向から写真を撮ると完成である。
方向ごとに写真の位置を手で微調整をしながらなのでだいたい10分ぐらいかかる。
デジタルながらアナログなところを残したシステムである。
この3Dデータを展開図にしてプリンタで出す。頭の高さが40cmなのでプリンタもA1が出る大型プリンタである。
しかも豪気に2台使用。今週末は3台体制になる予定
印刷スピードやインクの使用量がカタログ値と全然違って青くなっている(予算的に)。
さて、撮影から印刷までは約30分である。
あとはひたすら切って組み立て(90分ぐらい)
90分の作業は長いのだが、参加者同士でおしゃべりしたりして和やかな雰囲気だった。僕もお菓子を配ったりするので和やかになるようにご協力をお願いします。
ハサミやノリ、カッターの類はアマゾンの在庫がなくなるぐらいの勢いで買ったので安心してほしい。
この90分の作業の末にできるのが自分のでかい顔だ。
あとは写真を撮ったり遊び放題
どこでも人気者間違いなしである。僕はかぶっていてなんども知らない子どもに絡まれた。
今年に入ってからこればかり準備してた
このイベントが決まって、最初の打ち合わせが昨年の12月だった。それからずっとでかい顔を作ることばかり考えている。
最近ではコンビニの店員の顔を見ても、この人はあの頭のデータに貼りやすそうだなとか考えるようになってしまった。
イベントにいた献血のキャラクターまでデカ顔にした。
当日券は数が少なくてプレミアチケットになる可能性もあるけど心から参加をお待ちしております!
4月1日はやや余裕ありそうです。
東京でも落ち着いたら開催する予定。たぶん!