サイン用の装置を作ろう
見たことがない人もいるかもしれない。「錦織 カメラ サイン」で画像検索するとたくさん出てくるのでぜひ見てほしい。
かっこよさに気づいたか、最近は野球など他のスポーツでもカメラのレンズにサインすることがあるらしい。
テニスは上からサーブを打つのが怪しいくらいやったことがないが、あのサインだけはやりたい。
本物はどうやらカメラレンズのフィルターにサインしているようだ。
それなら自分のカメラレンズの前にアクリル板か何かを置いて、そこにサインするようにすれば出来そうだ。
毎回絶望的な図で恐縮ですが、こんな形になれば良さそう。
フォーレックスという塩ビ板を切る。名前がかっこいい。
ドリルで穴を開ける。
ちょっとかっこよく出来てしまったので、色々な角度で撮ってしまった。
思わず三方向から撮った。
カメラはアクリル板の奥のところに固定出来るようにしてある。
ライターの松本さんが
記事にされていたが、1/4インチネジを使えばカメラのネジ穴に合う。
こんな感じでカメラと組み合わせる。
隣にある有明コロシアムは、野球でいえば甲子園、サッカーでいえば国立のピッチくらいの日本のテニスの聖地と言えるだろう。
そんなところににわかがサインするためだけにやってきました。
ユニクロで錦織圭モデルのポロシャツを買った。にわか度がすごい。
コートでは高校生と思しき集団が試合をしていた。青春だ。
一方でラケットも持っていない僕は端の方でコートの外で準備をする。寒い。
よし、早速サインを書いてみよう。
あ、あれ?
テニス界は厳しかった
全然映ってなかった。ピントがさっぱり合ってない。
心も体も芯から冷えきってしまい、泣く泣く帰った。作り直しだ。
アクリル板を止めていた両面テープもはがれ、だいぶお粗末な有様に。
とにかくアクリル板がレンズから近すぎた。距離を離そう。
部品を追加する。
アクリル板も巨大化して、結構重くなった。手が疲れる。
アクリル板はネジで止めた。穴開けがうまくいったのでまたたくさん撮ってしまった。
先ほどは黒のサインペンで書いていたが、これもダメそうだ。
テレビでのテニス選手のサインの様子を見てみると、やたらと蛍光色を使っている。
なんだかカラフルだなと思っていたのだが、自分でやってみてわかった。黒だとあんまり映らないのだ。
蛍光色で太めのポスカを買って、これでサインをすることにしよう。
これが一流テニスプレイヤーに近づく重要なアイテムだ。
撮影リベンジへ行く
近所のテニスコートがある公園にやってきた。
今度こそサインを書いてみよう。緊張の一瞬だ。
おお!
わりかしうまくいったんじゃないだろうか。
アクリル板の上にサランラップを重ねて書いている。
おかげでいくらでもサイン出来るようになった。ちょっとヨレて画面に線が入ることもあるが。
優勝しました
テレビで見たような構図が出来てうれしい。
テニスは上手く出来なくても、優勝したあとの写真だけは撮れるようになった。
それにしても寒い。
撮影したのは大寒波が来るという日で、あまりの寒さに「なんで?」と声に出してしまうほどだった。思わず天に疑問を呈してしまった。
あまりに寒いので喫茶店でカフェオレを頼んだ。
温かさが沁みる。
このままインスタグラムにアップ出来そうな写真だが、ちょっと待ってほしい。
うまい。
この装置を使えば感想を写真に入れられるのだ。
プリクラに落書きする感じだろうか。自撮り棒業界にこの機能を付けるよう売り込みに行きたい。
鏡文字を練習する必要がありそう。
かっこいいぞ、レンズにサイン
カメラのレンズにサイン、やはりかっこいい。最初に考えた人は偉大だ。
今回の件でいつウィンブルドンで優勝しても大丈夫なようになった。そんなことは起きないけど。
ウィンブルドン優勝予備軍で真似してみたい方、下記の4点をノウハウとしてお伝えしておきます。ぜひ参考にしていただきたい。
・蛍光ペンでサインしよう
・サランラップに書こう
・レンズとの距離は取れ
・寒い日にやるな