はじまりはエンジンから
ヤンマーミュージアムに展示してあるマン社のディーゼルエンジン(青砥大川堂)
サムネイルを見て、蒸留装置か何かかな…?と思ったら巨大なエンジンでした。100年以上前のものだそうです。でけえ。調べてみるとこれの小型化に成功したのがヤンマーで、その縁でヤンマーミュージアムに展示されている、とのこと。確かにでかすぎるけど、このエンジン積んだ山みたいな車にも乗ってみたい。
LE-7Aエンジン(あおぶす)
いくつかエンジンが続きます。緻密な構造とメタリックな光沢で、3Dモデリングソフトの作例か!?といった感じのかっこよさですが、これはロケット用のエンジンだそうです。ここから下にスクロールすると、スカートみたいな部分がついてます。
エンジン(バイオ会社員.vvv)
同じものかはわかりませんがこれもロケットのエンジンでしょうか。このスカート部分の「巨大な図形」っぷりと、その間から覗く機械の緻密ぶり!対比で魅せるかっこよさ。
つくばエクスプレスの車両基地で見た電車のモーター(Quantitia)
こちらはちょっと小さくなりますが電車のモーター。そうか電気で動くってことはモーターが入ってるんだな、ミニ四駆と一緒なんだな、と素朴に気がつく35歳です。樽にメガホンつけたみたいなビジュアルもかわいい。
さて次はほんとのデカイの。
地球
やはり「ちきゅう」は外せないでしょうか(あおぶす)
地球深部探査船「ちきゅう」です。海底下7000mまで掘削可能。上方向にゴゴゴと伸びてるのは掘削用につかうやぐらだそうです。まさに「そびえたつ」って感じですがこれ建ってるの地面じゃなくて船の上なんですよね。このまま海の上を進んでいくという。ロマンか!(ツッコミ)
鉄がやばい
熔鉱炉は機械に含みますか?(水岐嶺)
そびえたち系をもう1枚。工場かと思いきや溶鉱炉。溶鉱炉ってもう単語だけでかっこいいじゃないですか。写真なくてもじゅうぶんなレベルじゃないですか。ターミネーターが沈むところでしょ?その予備知識だけでじゅうぶんじゃないですか。その上でのこれですよ。手前の木や道と質感が違いすぎて、もはや合成写真みたいです。
熱延工程の圧延機 (マツダのオート三輪)
製鉄所つながりで出しちゃいますが、本日のとっておきです!(と誇らしげに言っても投稿でいただいた写真なんですが…)
なんかパイプの入り組みまくった年季の入った機械に、背景が炎!背景が炎って、「かっこいい」の記号的表現すぎてもはやギャグかというレベル。しかしこの光景が日常なんですよ、この機械の!!
ウラルマシ(露)の鍛造クレーン。赤熱した鋼塊は鉱山機械の部品らしい。 (マツダのオート三輪)
もうだんだんコーナーを「かっこいい赤熱」に変えたくなってきました。灼けた鉄を!鎖でくくって!持ち上げる!人生でこれ以上にかっこいい出来事あります?しかもロシア。おそロシアならぬ、かっこロシアですよこれは!!全くうまいこと言えてないけど!!
…と、鉄に興奮しすぎてコメントがだんだん勢いだけになってきたので、ここで気を取り直して知性のにじむ機械たちを見てみましょう。
滲み出るインテリジェンス
野辺山の電波望遠鏡 直径45メートルもの巨大すぎる望遠鏡で、ブラックホール存在の証拠など数々の発見の功績を残しています。(ともプラネテス)
電波望遠鏡。知的な感じのする巨大機械です。何がいいって上部のパラボラの表面(裏面?見えてる側です)が完全な曲面じゃなくてポリゴンっぽくカクカクしてるのがいいですよね。プレステ1時代のCGみたいな。それが現実の、しかもこの圧倒的スケール感で、いま、目の前に!!(写真だけど)
現存する世界最古のプラネタリウム、アイジンガープラネタリウム(原寸大レプリカ)(丸越アピタ名古屋南店)
宇宙つながりでプラネタリウムですが、いやちょっと知的すぎるにもほどがあるでしょう。18世紀のものだそうで、現代の機械とは違う、スチームパンクみたいな趣もあり。真ん中の上からぶら下がってるのがもしかして太陽、その周りにあるのが惑星でしょうか。すると天井の輪っかは惑星の軌道…?これもしかして公転するんですか…!?(鼻血)
先代ツァイスIV型投影機 (丸越アピタ名古屋南店)
再びプラネタリウム。これはもう機械がかっこいいというより写真がかっこいいのでは疑惑も若干あるのですが、それを差し引いてもやはりプラネタリウムは最高。周りにぐるっとついた輪っかですね。それから上のほうで影になってるなんか複雑そうなところ。これがもうちょっと鮮明に見たい!でも見えない!このじれったさでご飯3杯くらいいけるんじゃないでしょうか。
もう何の機械でもいい
加速器および検出器(Yuki Hayashi)
もはや僕には加速器や検出器がなにをする機械なのかよくわからず、さらにはどれが加速器でどれが検出器かの区別すらつきません。しかしかっこいい機械を鑑賞するために、用途や機能はもはや雑念に過ぎないのではないでしょうか!ぬめっと光る金属はもはやセクシーですらあり、2枚目の写真はなんだか機械というより未来の都市みたいです。心を無にして、ただその見た目のかっこよさだけを瞳に焼き付けましょう。
HPCとか工場もかっこいい機械(Yuki Hayashi)
これも僕にはなんだかよくわからない、純粋にかっこいい機械です。交錯するケーブル、規則的に配置されたモジュール群…。一見自分とは何の接点もないように思える機械ですが、よく見ると見慣れたコンセントプラグがついていてハッとします。たぶんこれがHPCというものだと思うのですが、あえて調べずに鑑賞していきましょう。
図体
シールドマシン(その日暮らし)
最初の募集記事でも登場したシールドマシン。明るいところで拝む機会がありました。こうしてみるとマシンって言うかもう「図体」って感じなんですけど、この重量感、そしてその重量感が実は現場ではゴリゴリ動く、という巨体ロマンがあります。
格納ロマン
LCAC(輸送用エアクッション艇)とその格納スペース(ネブロン)
これは完全に盲点でした。機械もいい、しかしそれとセットで存在するもうひとつのロマン、それが格納スペース!恥ずかしながらこの写真を拝見するまでそこに思い至っておりませんでした。機械以上に我々が目にする機会のすくないこの空間、現代の秘境といっても過言ではないかもしれない。
近所にある立体式駐車場です。メリーゴーランド式でスケルトンタイプというのは初めて見ました。「三菱長崎機工」というメーカーの製品ですが、調べたら鍛造プレス機、タンカーの舵、発電機部品などを作っている会社でした。(Mr.カトー)
そういえば唯一の身近な格納庫といえば駐車場かもしれません。そう考えると、そして格納庫でありつつ自身も機械であるという、機械式立体駐車場はもはや究極のかっこよさといっても過言ではない存在です。そうした究極形が街中にこうやって常時公開されているという現実。我々は幸福を噛み締めながら生きるべきかもしれません…!
次回は巨大機械!
というわけで今回も大ボリュームとなりました。実はここでご紹介したのは12月の中旬ごろまでにいただいた写真です。その後にいただいた写真はまた次回以降でご紹介していきましょう。投稿も引き続き募集しております!
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