実は近いという驚き
地方出身者の私からすると、東京という街の作りは驚きだった。大きな街がいくつもあるのだ。新宿や渋谷、銀座に池袋など、どれも大きい。私が高校時代を過ごした大分県には、そんなに賑わう街は、あって2つ。それも東京と比べると、当たり前だけれど規模は小さかった。
東京はすごい!
地方から来た私としては、賑わう街から賑わう街に移動するには、電車に乗らなければならないと思っていた。歩ける距離に賑わう街がいくつもあるというのが、信じられなかったのだ。でも、東京にはあるのだ。
銀座から東京駅まで歩きます
まず驚いたのが銀座から東京駅。歩けるのだ。銀座も東京駅も知っていたけれど、それが歩ける距離にあることに驚いた。電車だと丸ノ内線で3分なのだけれど、歩いても16分くらい。勝手にすごい離れた距離にあると思っていた。
トコトコっと歩いて、
東京駅に到着!
東京から日本橋へ
銀座から東京駅までは赤子なら二日はかかると思うが、大人の私ならば15分という距離だった。インドア界の神と自称する私でも、息が上がることはなく、散歩には物足りないくらいの距離だった。
次は東京駅から日本橋へ
東京駅から日本橋駅も歩ける距離だ。電車で行くとすると、山手線で「神田駅」、神田駅から銀座線で「日本橋駅」という経路になり10分程度の時間がかかる。東京駅から大手町まで歩いて、東西線で「日本橋」という手もある。これなら7分となる。
東京駅から大手町駅の近さにも驚く
東京駅から大手町駅はもう見えている。JRしか電車がない地方出身の私からすると驚きなのだ。駅名が違うとそれはもうどこか違う街な気がして、電車に乗らなきゃ! と思うのだけれど、そうではない。東京、すごい。
歩いても16分である。3分のカップ麺ができた瞬間に次のカップ麺にお湯を入れを繰り返せしたとすれば、6個も完成しないうちに到着してしまうのだ。6個目はまだ麺が硬い。実は東京は歩けるのだ。
到着しました!
湯島から東大前
湯島天神で有名な上野の「湯島駅」から、誰もが知る東大の最寄り駅「東大前駅」までは、歩いた方がむしろ速い。電車がいつだって速いと思っていたけれど、東京では乗り換えも多く、そういうわけではないらしい。
湯島駅から東大前駅まで歩きます!
ちなみに電車だと25分かかるらしい!
湯島駅から東大前駅までを電車で行こうと思うと、千代田線で「西日暮里」へ行き、西日暮里から山手線で「駒込」、さらに駒込から南北線で「東大前」という乗り換え2回という、壮大な旅になる。
乗り換え多い!
だったら歩けばいいのだ!
歩けば普段は気がつかない発見もある。こんなところにこんなお店があったのか、とか、不動産屋の前を通れば、この辺安いな、などと見入ってしまう。
結果、道草が増え、地下鉄の方が実は速かったりもするけれど、その辺も含め、歩くのは楽しい。
東京ドームシティも見える
歩いていたら、途中で「東京ドームシティ」も見えた。上野から湯島も歩ける距離なので、上野から東京ドームも歩ける距離にあるというわけだ。知らなかった。東京の見所は、意外と歩いて行ける距離にあるのだ。
東大の赤門を通り、
東大のお土産屋でゼリーを買ったりしながら、
東大前駅に到着!
電車だったら25分で、歩くと23分。いま私が住んでいる家から、最寄り駅までが徒歩30分なので、それよりもずっと近い。ちなみに湯島から東京大学まではバスもあるが、バスのことは考えないものとする。
神保町駅から御茶ノ水駅
本の街である「神保町駅」から、ニコライ堂などがある「御茶ノ水駅」までも歩いた方が速い。ちなみにJRの「御茶ノ水駅」と東京メトロの「御茶ノ水駅」は近いが微妙に場所が異なり、前者は千代田区にあり、後者は文京区にある。
というとで、神保町駅から歩きます
ちなみに電車だと13分かかります!
電車だと神保町から半蔵門線で「大手町」、大手町から丸ノ内線で「御茶ノ水」という経路になり、13分という時間がかかる。もちろん出発する時間で乗り換え等の時間は変わると思うが、それくらいの時間がかかるのだ。
しかし、歩くと11分で着いてしまう。土から出てきたばかりの蝉の幼虫なら、まだ羽化も終わらないような時間だ。
ただ問題もある。先述の通り、寄り道がすごい。神保町は本の街なので、ちょっとした昼寝より長い寄り道になる。
楽しい時間です!
本の誘惑に打ち勝ち、御茶ノ水駅へと歩くと、すぐに街の看板などが「御茶ノ水」という表記になっていた。やっぱり近いのだ。健康にもいいだろうし、歩けばいいのだ。東京は実は歩けるのだ。
御茶ノ水の表記がすぐに出てきた!
そして、すぐに到着!
乃木坂から六本木
JRの駅からJRの駅というのは遠い可能性があるが、メトロなどの駅も含めれば、駅から駅は全然歩ける。地方の場合はJRしかない場合が多いので、駅から駅を歩くのは大変と感じていたのだろう。だから、東京に来て驚いたのだ。
次は乃木坂駅から六本木駅を歩きます
電車だと15分かかります
東京ミッドタウンがある「乃木坂駅」から六本木ヒルズのある「六本木駅」までも歩ける。電車で移動しようと思うと、乃木坂駅から千代田線で「霞ヶ関」、霞ヶ関からは日比谷線で「六本木」となる15分の距離だ。
歩くと13分で着いてしまう。途中には東京ミッドタウンがあり、さらに六本木に着けば、六本木ヒルズもある。この二つは歩いて行ける距離にあるのだ。高い建物だらけである。
東京ミッドタウンを見つつ、
歩いて、
あっという間に六本木駅に到着!
六本木ヒルズから東京タワー
乃木坂から六本木はワープのようにあっという間の距離だった。私が東京ミッドタウンなどに興味がなかったのが原因だろう。もう一直線。道も本当にほぼ一直線なので迷うこともないだろう。
最後に六本木ヒルズから、
東京タワーを目指します!
東京の観光地、六本木ヒルズと東京タワー。これも歩ける距離にある。電車だと六本木駅から日比谷線で「神谷町駅」、そこから東京タワーとなり、だいたい15分ほどの時間がかかる。
歩いても8分ほどの差しかない。宇宙の誕生から現在までを見ると8分なんてほぼ誤差の範囲だ。その誤差の範囲で六本木ヒルズから東京タワーは歩けるのだ。観光地から観光地へ徒歩移動。徒歩移動も観光の一貫だ。
ずっと東京タワーが見えていて楽しい!
大分で考えると高崎山から別府温泉まで歩く様なことだと思う。ちなみにコチラは50分もかかるから歩くにはキツい。さらにちなみに電車もあんまりないから車を使わなければ、結局50分かかるけれど。
東京タワーに到着!
実は歩ける東京
地名が異なる大きな街への移動には電車が必要だとずっと思っていた。しかし、東京ではそうでないと、上京した時に驚いた。一つの街に行くにも、その街にいくつも駅があり、選択肢が広いのだ。だからこそ迷子になることもあるのだけれど、便利ですごいと思う。