どこが「便所」なのかと思いきや……
この間、台湾に行ったんですが、出発直前になってバババーッと色んな用事が舞い込んできて、「やっぱ行くのやめようか」と真剣に考えるくらいバッタバタな状態に。
結局、下調べゼロ、ガイドブックも買わないまま台湾に着いてしまいました。
髭鬚張魯肉飯を食べるのが主な目的だったんですが、この前
こんな記事が出ていて悲しかったです……
「台湾まで来たはいいけど、こりゃどうしたもんか」ということで、現地に着いてからパンフレットなどをもらいまくって調べていたんですが、そこでものすごく魅力的なスポットを発見しました。
それが「便所レストラン」! ……うーん、デンジャラスな予感しかしません。
「失恋レストラン」の100倍気になる!
とはいえ、さすがにレストランって食事をする場所じゃないですか。それが「便所」って、んなわけないだろうと。
確か「便所 Restaurant」みたいな表記だったんですが、「便所」とはいいつつも、こっちの言葉だと別の意味があるんじゃないかと。「手紙」は中国語で「トイレットペーパー」のこと……みたいな感じでね。
しかし……。
ああーっ、直球だった!
狂おしいまでのどストレート!
「便所主題餐廳」……トイレがテーマのレストラン、みたいな意味でしょうか?
この、アラレちゃんタイプのウンチって万国共通なんですかね?
もうね、「便所レストラン」という名前から想像しうるイメージそのまんま。ひねりゼロな感じのお店でした。
「こうだったら笑うな」とは思っていましたが、まさかその通りとは……。
言葉の意味はよく分からないが、とにかくスゴそう
こちらが店内。パッと見、シャレオツな感じでもあるんですが……
座席が便座だったり、テーブルがバスタブだったりと色々凝ってます!
照明も巻きぐそ型!
メニューはこんな感じです……ハイハイ
こうなってくると、このペーパーナプキンも別の物に見えてきますよね……
飲食店として考えると完全にどうかしているとしかいいようがないですが、ここまで徹底して「便所」モチーフで突っ走ってくれれば、もはやアッパレ!
で、こんなお店でどんな料理が出てくるのかも気になるところですよね。とりあえず、イチオシとされているメニューを頼んでみたのですが……。
やっぱカレーですか
便器型の食器に盛られたカレー……。ホントにカレーですよね、コレ?
いやあ、予想はしていましたが目の当たりにするとさすがにひるみます。
おー……なんか色々と複雑な感情がわき上がってくる
どうしてもビミョーな表情になってしまいます
いやあ、味的にはごくごく普通(美味くもないけど)なんですが、ビジュアル・ショックが強烈すぎて食が進みません……。
さらに、食後のデザートがダイナマイト級のインパクトでした。
わー……
普通のチョコレートソフトなんですけどね。普通の。悪ノリもここまでいくと清々しい!
ちょっとこぼれたソフトをナプキンで拭いたら……ますます衝撃的なビジュアルに
さて、「便所レストラン」とはこんな感じの、行きすぎたコンセプトレストランだったわけですが、ここまで「便所」にこだわっているとなると、気になるのが、本物のトイレはどうなってるのかということ。
……というわけで行ってみると
えーっ外から丸見え!? マジか!
……と思ったら、トイレ風の洗面所でした。ここで手を洗うのも勇気いるなぁ
で、リアルトイレはこちら。本物は和式なんだ!
ヤングにバカウケらしいです
こんな感じで、完全に珍奇な物を愛好する変わり者しか来なそうな感じのハードコアなレストランだったんですが、台湾のヤングの間では大人気らしく、学生さんっぽいお客さんでにぎわっていました。……いやあ、変な物が流行ってるんですねぇ、台湾。
日本に進出してきたら笑うなぁ。