世界の紙パックを集めたいと叫ぶ
それでみんなに頼るその前に、自力でも買い集めてきたので紹介しようと、こういうわです
アンテナショップで買いまわり
心強いことに紙パックが見たい! と思う気持ちをたぎらせていたのは私だけではなかった。
練り物の写真集めの際も登場のコロカル編集部 クリエイティブ ディレクターの滝戸ドリタさんも興味津々前のめりで賛成してくれたのだ。
「紙パック? いいですねいいですね! 私、有楽町の交通会館(地方のアンテナショップが多数入居するビル)行ってきます。ローカル紙パックいっぱい買ってきますね」
と、私が二の句をつなぐ前にさっさと買いまわりに走っていってしまった。そのスピードたるや。私以上に紙パックに情熱燃やす人がいたよ神様。
練り物の写真集めの際も登場のコロカル編集部 クリエイティブ ディレクターの滝戸ドリタさんも興味津々前のめりで賛成してくれたのだ。
「紙パック? いいですねいいですね! 私、有楽町の交通会館(地方のアンテナショップが多数入居するビル)行ってきます。ローカル紙パックいっぱい買ってきますね」
と、私が二の句をつなぐ前にさっさと買いまわりに走っていってしまった。そのスピードたるや。私以上に紙パックに情熱燃やす人がいたよ神様。
コロカルからの使者、ドリタさん
そして試飲当日。気を吐くドリタさんの荷物量がすごいことになっている(右)。本人は「思ったより売っていなかった」と残念そうだった
飲むだけじゃなかった紙パック
さて、紙パックといえば私は冒頭でいった中学生が飲む500mlのあのパックばかりを想像していたのだが、収集してみてすぐにそのバラエティの広さにはっとした。
牛乳パック型以外にも形状がいろいろあるし、そもそも飲料ではないものが入った紙パックもある。
これ集めるって収集つくのか。大丈夫か。
牛乳パック型以外にも形状がいろいろあるし、そもそも飲料ではないものが入った紙パックもある。
これ集めるって収集つくのか。大丈夫か。
ドリタさんがアンテナショップで買いつけてきたものから。なるほど、つゆ、か…
って、ちょっと待って米もですか
せっかくなので思い切って、今回の投稿は紙パックであれば中に入っているものは不問をルールとしたい。
紙パックであればオールオッケー。ここまで広がっちゃうの?! という紙の世界の広がりをぜひ見てみたいじゃないですか。
紙パックであればオールオッケー。ここまで広がっちゃうの?! という紙の世界の広がりをぜひ見てみたいじゃないですか。
ローカル乳製品の確固たる存在感
さて、ひとしきりたぎったところで買ってきた品々を飲んでみよう(撮影を野外にしてしまったため、麺を用意してつゆの味見をしたり米を炊くのはさすがに無理であった)。
気になるのはドリタさんがアンテナショップめぐりでゲットした「カツゲン」、「ヨーグルッペ」、「ヨーグルトン」の乳酸飲料たちだろうか。
関東育ちの私にとってはどれも噂で聞いたことのあるものの飲んだことはない憧れの飲み物だ。
気になるのはドリタさんがアンテナショップめぐりでゲットした「カツゲン」、「ヨーグルッペ」、「ヨーグルトン」の乳酸飲料たちだろうか。
関東育ちの私にとってはどれも噂で聞いたことのあるものの飲んだことはない憧れの飲み物だ。
北海道から名前としてはおなじみ「ソフトカツゲン」。「フルーツミックスカツゲン」 というのもあった。雪印メグミルクが北海道限定で販売している乳酸菌飲料
ドリタ「カツゲンは『りんご』『ぶどう』『みかん』というのもあるようです」
古賀「すごい。分離しそうですよね。みかんとか特に」
ごくり(飲んでます)
古賀「! これは…。ヤクルト? いや、ピルクル?」
ドリタ「マミーかな?」
古賀「あ、マミーか!」
どうやら人は乳酸飲料を飲むと人は自分の知っている別の乳酸飲料のどれと近いかを見極めたくなる生き物であるらしい。
古賀「すごい。分離しそうですよね。みかんとか特に」
ごくり(飲んでます)
古賀「! これは…。ヤクルト? いや、ピルクル?」
ドリタ「マミーかな?」
古賀「あ、マミーか!」
どうやら人は乳酸飲料を飲むと人は自分の知っている別の乳酸飲料のどれと近いかを見極めたくなる生き物であるらしい。
続いても北海道から「ヨーグルッペ」 。 宮崎県都城市にある南日本酪農協同とグループ企業で北海道日高町にある北海道日高乳業の乳酸菌飲料。ん? 宮崎なのに北海道??
古賀「あれ、パッケージが知ってるのと違うような?」
ドリタ「ええ、私の友人にそっくりな少女のイラストだったような気がするのですが…。年配の女性のイラストですねこれは。友人が年を取ってしまったような、なんとも言えない気持ちです」
調べてみるとどうやら一般的に有名な南九州で売られている「ヨーグルッペ」と今回買ってきた北海道で売ものはパッケージや、微妙に内容も違うようだ。こういうのこそローカル食品の醍醐味である。
古賀「思ったより甘いですね。濃いカルピス?」
ドリタ「うーん、甘いヤクルトかな??」
そしてやはり、自らの記憶のなかの乳酸菌飲料との照らし合わせが続く。
ドリタ「ええ、私の友人にそっくりな少女のイラストだったような気がするのですが…。年配の女性のイラストですねこれは。友人が年を取ってしまったような、なんとも言えない気持ちです」
調べてみるとどうやら一般的に有名な南九州で売られている「ヨーグルッペ」と今回買ってきた北海道で売ものはパッケージや、微妙に内容も違うようだ。こういうのこそローカル食品の醍醐味である。
古賀「思ったより甘いですね。濃いカルピス?」
ドリタ「うーん、甘いヤクルトかな??」
そしてやはり、自らの記憶のなかの乳酸菌飲料との照らし合わせが続く。
大分からは「ヨーグルトン」。ヨーグルトン乳業が作っている乳酸菌飲料
古賀「ほう、『ヨーグルトン乳業』から発売されてるんですね」
ドリタ「『ヨーグル豚』って豚肉のブランドありますよねそういえば」
ドリタ「これまでのに比べてさっぱりしてますね」
古賀「どっかで飲んだことがあるようなないような…。この歳になってから飲むはじめての乳酸菌飲料って不思議な気持ちになりますね。どうしても知っている味に手がかりを探しちゃう」
乳酸菌飲料にもネイティブの壁があるのかもしれない。なれない乳酸菌飲料を前にちょっと身構える。
ドリタ「『ヨーグル豚』って豚肉のブランドありますよねそういえば」
ドリタ「これまでのに比べてさっぱりしてますね」
古賀「どっかで飲んだことがあるようなないような…。この歳になってから飲むはじめての乳酸菌飲料って不思議な気持ちになりますね。どうしても知っている味に手がかりを探しちゃう」
乳酸菌飲料にもネイティブの壁があるのかもしれない。なれない乳酸菌飲料を前にちょっと身構える。
2人、飲む(遅ればせながら右が筆者 古賀)
どこへいくコンビニ紙パック
ドリタさんが交通会館へ走っている間、古賀はコンビニめぐりで身近なのに変なもの、を探してみた。
おお、となったのがこちらだ。この2本が並んで売られていた。
おお、となったのがこちらだ。この2本が並んで売られていた。
「けしからん」という言葉が自然と湧き上がったのは生まれてはじめてかもしれない
大丈夫かこれエロじゃないか。
このサイズの紙パック飲料といえば部活帰りの中高生や若い会社員(集中して作業している人の机にこの手の飲み物がある気がする)だと思っていたが、こんな方向性になっているとは。
「けしからん、けしからんよこれは」とひとり大慌てしたのだが、撮影現場でもその後聞いてみても「べつにエロじゃなくない?」とのリアクションであった。多感すぎてお恥ずかしい。
飲んでみると「感じるライチ」は細かいナタデココが入りつつ、個性的なうす甘さとでもいおうか紙パック的ジャンク感がある。
「大人のいちごラテ」は確かに従来のいちごミルクとは違って丁寧な味がした。香料主導でありがちないちごフレーバーで果汁が10%も入っているのがすごいのかもしれない。「大人のラテ」シリーズとして人気のようですな。
このサイズの紙パック飲料といえば部活帰りの中高生や若い会社員(集中して作業している人の机にこの手の飲み物がある気がする)だと思っていたが、こんな方向性になっているとは。
「けしからん、けしからんよこれは」とひとり大慌てしたのだが、撮影現場でもその後聞いてみても「べつにエロじゃなくない?」とのリアクションであった。多感すぎてお恥ずかしい。
飲んでみると「感じるライチ」は細かいナタデココが入りつつ、個性的なうす甘さとでもいおうか紙パック的ジャンク感がある。
「大人のいちごラテ」は確かに従来のいちごミルクとは違って丁寧な味がした。香料主導でありがちないちごフレーバーで果汁が10%も入っているのがすごいのかもしれない。「大人のラテ」シリーズとして人気のようですな。
開け口にいちごの絵が描いてあるのにもなぜか「けしからん」と思った
おしゃれな飲み物も紙パックだ
続いていこう。
ローカルな飲み物や量重視の500ml飲み物も紙パックだったが、そういえばおしゃれな飲み物も紙パックでたくさん売られている。
ナチュラルローソンなんかでよく扱っているやつだ。
230円~280円くらいと高級だしおしゃれすぎてちょっと照れる。頭のどこかではやし立てられる気持ちがしやしないか。「こじゃれやがって、おまえニューヨーカーかよ」「ちげーよ!母ちゃんが勝手に買ってきたんだよぅ」。
……。紙パック収集にかこつけて買ってみた。
ローカルな飲み物や量重視の500ml飲み物も紙パックだったが、そういえばおしゃれな飲み物も紙パックでたくさん売られている。
ナチュラルローソンなんかでよく扱っているやつだ。
230円~280円くらいと高級だしおしゃれすぎてちょっと照れる。頭のどこかではやし立てられる気持ちがしやしないか。「こじゃれやがって、おまえニューヨーカーかよ」「ちげーよ!母ちゃんが勝手に買ってきたんだよぅ」。
……。紙パック収集にかこつけて買ってみた。
「輸入」の持つおしゃれさを全力でぶつけてきた。敵は本気である。スムージーの「Simply Smoothie」トロピカルフルーツ味と豆乳の「Provamel 」 チョコレート味
古賀「こういうの初めて買いました! みんなどういうときに買うんだろう」
ドリタ「ここぞ! ってとき…じゃないですか」
古賀「なるほど、ここぞ……」
古賀「わあ、このチョコレートの豆乳は完全にきなこ味ですわ。あはは。きなこだ。おいしい」
ドリタ「ほんとうだ。きなこだ」
古賀「小さな紙パックの豆乳といえば国産では紀文のラインナップがグレープフルーツ味とかバニラアイス味とかすごいですよね。そのなかにありそう」
きなこだと言って無理に自分に近づけたが、有機大豆とベルギーチョコレートを使った高級品である。
一方バナナとパイナップルにパッションフルーツなどなど南国フルーツてんこ盛りのスムージーはどろっとしているのに酸味が立ったパイナップルジュース味。きなこ的な隙のない完全に知らぬ国の飲み物であった。
おいしいので、クラスでニューヨーカー気取りとはやしたてられてももう気にしない。
ドリタ「ここぞ! ってとき…じゃないですか」
古賀「なるほど、ここぞ……」
古賀「わあ、このチョコレートの豆乳は完全にきなこ味ですわ。あはは。きなこだ。おいしい」
ドリタ「ほんとうだ。きなこだ」
古賀「小さな紙パックの豆乳といえば国産では紀文のラインナップがグレープフルーツ味とかバニラアイス味とかすごいですよね。そのなかにありそう」
きなこだと言って無理に自分に近づけたが、有機大豆とベルギーチョコレートを使った高級品である。
一方バナナとパイナップルにパッションフルーツなどなど南国フルーツてんこ盛りのスムージーはどろっとしているのに酸味が立ったパイナップルジュース味。きなこ的な隙のない完全に知らぬ国の飲み物であった。
おいしいので、クラスでニューヨーカー気取りとはやしたてられてももう気にしない。
ジャケットの楽しさがとまらない
コーヒーも紙パックでよくある。兵庫県の「HIGURASHI ICE COFFEE」
紙パックだが、グラスがプリントされている。スジャータの「赤葡萄」
おしゃれアピールもそうだし、ローカル感の演出もそうだし、紙パックはやはりジャケットが楽しい。
ドリタ「『HIGURASHI ICE COFFEE』は全裸の男性がコーヒー豆をばらまいてるんです。どんな状況かつかめないイラストに惹かれて買いました」
古賀「パッケージといえば私は『赤葡萄』が一押しです。紙パックでストローもついてるのにグラスの絵が描いてあるんです。紙パックで飲みながらグラス気取り。いわゆる“じわじわ”来ちゃって買いました」
ドリタ「『HIGURASHI ICE COFFEE』は全裸の男性がコーヒー豆をばらまいてるんです。どんな状況かつかめないイラストに惹かれて買いました」
古賀「パッケージといえば私は『赤葡萄』が一押しです。紙パックでストローもついてるのにグラスの絵が描いてあるんです。紙パックで飲みながらグラス気取り。いわゆる“じわじわ”来ちゃって買いました」
紙パックって、おもしろいわねー。うふふふふ
なにかが、おかしい
さて、しれっとすすめてきたのだが。どうだろうか。今回なんだかおかしいとはお思いではありませんか。
……。
そう、写真がやたらに美しく、そしておしゃれなのだ。
……。
そう、写真がやたらに美しく、そしておしゃれなのだ。
なにがあった
このたびの投稿企画で連動しているコロカルは出版社のマガジンハウス社が運営しているサイトだ。マガジンハウスといえば「anan」である。「Hanako」である。「ku:nel」である。そのほか素敵雑誌を世の中へちぎっては投げちぎっては投げする出版社である。
今回、なんとそんなおしゃれ山から一人の助っ人が試飲会場へ登場してくれたのだ。
山口徹花カメラマンその人である。
今回、なんとそんなおしゃれ山から一人の助っ人が試飲会場へ登場してくれたのだ。
山口徹花カメラマンその人である。
「コロカル」ほか「anan」やマガジンハウス社刊の書籍でも活躍されているカメラマン山口さん!
私がコンビニで買ってきた紙パックが輝いてると思ったらそういう訳だったのだ
おしゃれな写真は木の箱から
この日は事前にドリタさんがロケハンをした都内の公園での撮影であったが、まずもってコロカル側の2人が「なんか木の箱っぽいもの」を持って登場したので驚いた。
撮影するにあたって敷物がブルーシートじゃないところまではさすがに理解できたが、なぜ、木の箱を。
ここまで掲載してきた写真をごらんいただければ木の箱の活躍ぶりがお分かりいただけるかと思う。
撮影するにあたって敷物がブルーシートじゃないところまではさすがに理解できたが、なぜ、木の箱を。
ここまで掲載してきた写真をごらんいただければ木の箱の活躍ぶりがお分かりいただけるかと思う。
準備中に謎の存在感をかもし出す、箱
箱が必要なのはわかった。が、畳み掛けて取り出されたものは「ざる」だ。
現場へ複数のトレイや食器などを持参するなかにざるもあった。なんだこれ、何に使うんだと思っていたら、下の写真をごらんいただこう。
現場へ複数のトレイや食器などを持参するなかにざるもあった。なんだこれ、何に使うんだと思っていたら、下の写真をごらんいただこう。
お米の撮影に!
山口さんは事前に米の紙パックを撮影することは知らなかったそうだ。にもかかわらずのこのベストチョイス。すごい。
さらに様子をうかがっていると、小道具としてトレイを使うようなのだが撮影対象である紙パックを中央には置かない。
あれ、ずれてますよと思ったができあがった写真を見るとちょうどいい塩梅になっていた。
さらに様子をうかがっていると、小道具としてトレイを使うようなのだが撮影対象である紙パックを中央には置かない。
あれ、ずれてますよと思ったができあがった写真を見るとちょうどいい塩梅になっていた。
誰だって、ずれてますよと思うだろう
先にも載せたが、このようになるわけだ
「真ん中に置かなくていいんですか」
言わなくて本当によかった。本当に…よかった……。
言わなくて本当によかった。本当に…よかった……。
そのほか、木漏れ日を求めて日の動きとともにシートをずるずる動かすなどかなり手動だったのも驚き
気づくと光のちょうどいいところを探してどこかへ行っている
良い写真を撮るのに日当たりが重要なのは薄々気づいていたが、箱、ざるにトレイ(に被写体をずらして置く)と思いも寄らぬ小技を間のあたりにしたのだった。
よかったら今回紙パックを投稿してくださる際に参考にしていただけたらと思う次第です。
と! もちろん適当に撮った写真でも大歓迎。ぜひぜひ紙パック写真をみんなで集めましょう。投稿お待ちしています!
よかったら今回紙パックを投稿してくださる際に参考にしていただけたらと思う次第です。
と! もちろん適当に撮った写真でも大歓迎。ぜひぜひ紙パック写真をみんなで集めましょう。投稿お待ちしています!
カフェオレは「汲む」というひと手間で雰囲気アップ
牛乳も、汲む。それにしてもこの牛乳、モチーフの阿蘇山の噴煙をカジュアルに吹き出しのように使っており熊本の人はさすがだと思わされた
こんなにきれいに手を撮ってもらって生きてて良かったと思った!